5.17 薬局と体調 — Epoché
この 課 か でできるようになること 体 からだ の 具合 ぐあい を、 自分 じぶん の 性 せい に 合わせ あわせ た 形 かたち で 言える いえる 。 薬局 やっきょく で 症状 しょうじょう を 伝え つたえ 、 薬 くすり をもらえる。 ギリシアの 薬局 やっきょく が、 医者 いしゃ にかかる 前 まえ の 相談 そうだん 先 さき であることを 知る しる 。 前提 ぜんてい : 5.16( 味 あじ と 感想 かんそう ) 薬局 やっきょく の 課 か です。4.1 で 体 からだ と 健康 けんこう の 語 ご をそろえました。ここではそれを、 困っ こまっ たときに 使い つかい ます。 ギリシアの 薬局 やっきょく は、 日本 にっぽん の 薬局 やっきょく とは 役割 やくわり が 違い ちがい ます。 軽い かるい 不調 ふちょう なら、 医者 いしゃ に 行く いく 前 まえ にまず 薬局 やっきょく へ 行く いく のがふつうです。 薬剤 やくざい 師 し が 症状 しょうじょう を 聞い きい て 薬 くすり を 選び えらび 、 必要 ひつよう なら 医者 いしゃ へ 回し まわし ます。 痛む いたむ という 言い いい 方 かた は、 日本 にっぽん 語 ご と 同じ おなじ 発想 はっそう 4.1 で 痛む いたむ という 動詞 どうし を 覚え おぼえ ました。この 語 ご の 使い つかい 方 かた には、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ にとって ありがたい 性質 せいしつ があります。 痛む いたむ 側 がわ が 主語 しゅご になる のです。 頭 あたま が 痛い いたい 、のどが 痛い いたい 。 日本 にっぽん 語 ご とまったく 同じ おなじ 組み立て くみたて で、 私 わたくし は 頭 あたま を 痛む いたむ という 言い いい 方 かた をしません。 英語 えいご のように 私 わたくし は 頭痛 ずつう を 持っ もっ ている と 言い換える いいかえる 必要 ひつよう がない。 そして 語 ご 編 へん 1 課 か で 扱っ あつかっ た 自分 じぶん の 性 せい に 合わせる あわせる 語 ご が、ここでいちばん 要り いり ます。 具合 ぐあい が 悪い わるい 、 疲れ つかれ た。 女 おんな の 人 ひと が 男性 だんせい の 形 かたち で 言う ゆう と、そこで 引っかかり ひっかかり ます。 自分 じぶん が 使う つかう ほうの 形 かたち を、 先 さき に 一 ひと つ 決め きめ ておいてください。 薬局 やっきょく は 緑 みどり の 十字 じゅうじ で 見つかる みつかる ギリシアの 薬局 やっきょく は 緑 みどり の 十字 じゅうじ を 掲げ かかげ ています。 町 まち を 歩い あるい ていれば 必ず かならず 目 め に 入り はいり ます。 夜 よる も 当番 とうばん の 店 みせ が 開い ひらい ていて、 閉まっ しまっ ている 薬局 やっきょく の 扉 とびら に 近く ちかく の 当番 とうばん の 店 みせ の 場所 ばしょ が 貼っ はっ てあります 。 薬局 やっきょく で 言う いう ことは 三 みっ つです。 どこが 痛む いたむ か 、 いつからか 、 薬 くすり が 要る いる か 。この 三 みっ つを 言えれ いえれ ば、あとは 薬剤 やくざい 師 し が 選ん えらん でくれます。 そして、ギリシアでは 処方 しょほう 箋 せん なしで 買える かえる 薬 くすり の 範囲 はんい が 日本 にっぽん より 広い ひろい 。 痛み止め いたみどめ も 胃薬 いぐすり も、 薬局 やっきょく で 相談 そうだん して 買え かえ ます。 語 ご 編 へん 1 課 か で 覚え おぼえ た 薬 くすり と 錠剤 じょうざい の 二 に 語 ご が、ここで 働き はたらき ます。 対話 たいわ その 一 いち — 薬局 やっきょく で、 頭痛 ずつう の 薬 くすり をもらう 話者 わしゃ : ユイと、 薬剤 やくざい 師 し 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Καλημέρα. Με πονάει το κεφάλι μου. おはようございます。 頭 あたま が 痛い いたい のです。 Από πότε; いつからですか。 Από χθες το βράδυ. 昨日 きのう の 晩 ばん からです。 Έχετε πυρετό; 熱 ねつ はありますか。 Όχι, δεν νομίζω. いいえ、 無い ない と 思い おもい ます。 Πάρτε αυτά τα χάπια. この 錠剤 じょうざい をお 使い つかい ください。 Πόσα την ημέρα; 一 いち 日 にち に 何 なん 錠 じょう ですか。 Δύο, μετά το φαγητό. 二 に 錠 じょう を、 食後 しょくご に。 この 対話 たいわ は 全部 ぜんぶ が 本 ほん 課程 かてい の 書き下ろし かきおろし です。 一 ひと つ 目 め に 注意 ちゅうい してください—— 痛む いたむ 側 がわ が 主語 しゅご で、 日本 にっぽん 語 ご とまったく 同じ おなじ 並び ならび です。 七 なな つ 目 め の 一日 ついたち に 何 なん 錠 じょう は、3.17 の 数 かず の 言い いい 方 かた に 〜につき を 表す あらわす 形 かたち を 足し たし たものです。 八 よう つ 目 め の 食後 しょくご に は 話 はなし 編 へん 第 だい 2 期 き 1 課 か で 覚え おぼえ た そのあとで が 前置 ぜんち 詞 し として 働い はたらい た 形 かたち です。 対話 たいわ その 二 に — 具合 ぐあい が 悪く わるく て、 医者 いしゃ に 行く いく べきか 尋ねる たずねる 話者 わしゃ : ユイと、 薬剤 やくざい 師 し 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Είμαι άρρωστη εδώ και τρεις μέρες. 三 みっ 日 か 前 まえ から 具合 ぐあい が 悪い わるい のです。 Τι έχετε ακριβώς; どんな 具合 ぐあい ですか。 Πονάει ο λαιμός μου και έχω βήχα. のどが 痛く いたく て、せきが 出 で ます。 Πυρετό; 熱 ねつ は。 Λίγο. Τριάντα οκτώ. 少し すこし 。 三十 さんじゅう 八 はち 度 ど です。 Να πάτε σε γιατρό. お 医者 いしゃ さんに 行か いか れたほうがいいですよ。 Πού είναι το πιο κοντινό ιατρείο; いちばん 近い ちかい 診療 しんりょう 所 しょ はどこですか。 Στη γωνία, δεξιά. 角 かど を 右 みぎ へ。 この 対話 たいわ も 書き下ろし かきおろし です。 一 ひと つ 目 め の 話し手 はなして は 女性 じょせい なので、 具合 ぐあい が 悪い わるい が 女性 じょせい の 形 かたち になっています。 男性 だんせい なら 語尾 ごび が 変わり かわり ます。 六 むい つ 目 め は 3.13 の 節 ふし だけで 作っ つくっ た 勧め すすめ の 形 かたち で、 命令 めいれい より 柔らかく やわらかく 響き ひびき ます。 七 なな つ 目 め の いちばん 近い ちかい は 比較 ひかく の 最上 さいじょう の 形 かたち で、3.25 で 正面 しょうめん から 扱い あつかい ます。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 痛む いたむ の 組み立て くみたて 型 かた 編 へん 5 課 か 痛む いたむ 側 がわ が 主語 しゅご 。 日本 にっぽん 語 ご とまったく 同じ おなじ 並び ならび 自分 じぶん の 性 せい に 合わせる あわせる 形容 けいよう 詞 し 型 かた 編 へん 10 課 か 具合 ぐあい が 悪い わるい 、 疲れ つかれ た。 話し手 はなして の 性 せい で 語尾 ごび が 動く うごく 前置 ぜんち 詞 し と 時 じ 型 かた 編 へん 9 課 か 昨日 きのう から、 三 みっ 日 か 前 まえ から。 起点 きてん を 出どころ でどころ の 前置 ぜんち 詞 し で 言う ゆう 節 ふし だけで 作る つくる 勧め すすめ 型 かた 編 へん 13 課 か 医者 いしゃ に 行か いか れては、と 柔らかく やわらかく 勧める すすめる 形 かたち 数 すう と 時刻 じこく 型 かた 編 へん 17 課 か 一 いち 日 にち に 二 に 錠 じょう 、 三十 さんじゅう 八 はち 度 ど 。 数える かぞえる 語 ご が 名詞 めいし に 合わせ あわせ て 動く うごく 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう φαρμακοποιός (ο, η) el 薬剤 やくざい 師 し 。4.1 の φάρμακο + 作る つくる 人 ひと 。 男女 だんじょ で 同じ おなじ 形 かたち βήχας (ο) el せき。 動詞 どうし の βήχω は せきをする Πονάει ο λαιμός μου και έχω βήχα. のどが 痛く いたく て、せきが 出 で ます。 ιατρείο (το) el 診療 しんりょう 所 しょ 。4.1 の 医者 いしゃ の 古い ふるい 形 かたち + 4.6 の 場所 ばしょ の 語尾 ごび συνταγή (η) el 処方 しょほう 箋 せん 、レシピ。1.3 の συν - + 並べる ならべる こと。 料理 りょうり の 作り つくり 方 かた も 同じ おなじ 語 ご ημέρα (η) el 日 ひ 。 一日 ついたち に、と 言う いう ときは 対格 たいかく にする κοντινός el 近い ちかい 。4.6 の κοντά から 作ら つくら れた 形容 けいよう 詞 し εδώ και el 〜 前 まえ から。ここから、が 字義 じぎ で、 時 とき の 起点 きてん を 表す あらわす Είμαι άρρωστη εδώ και τρεις μέρες. 三 みっ 日 か 前 まえ から 具合 ぐあい が 悪い わるい のです。 βράδυ (το) el 晩 ばん 、 夕方 ゆうがた 。4.4 の βραδινό ( 夕食 ゆうしょく )と 同じ おなじ 語根 ごこん Από χθες το βράδυ. 昨日 きのう の 晩 ばん からです。 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 頭 あたま が 痛い いたい です 。 三 さん 語 ご です。 頭 あたま のところを 替えれ かえれ ば、どこが 痛く いたく ても 言え いえ ます。 二 ふた つ、 いつからですか 。 二 に 語 ご です。 言わ いわ れる 側 がわ として 覚え おぼえ てください。 薬局 やっきょく では 必ず かならず 聞か きか れます。 三 みっ つ、 昨日 きのう からです 。 二 に 語 ご です。 日 ひ を 替える かえる だけで、そのまま 答え こたえ になります。 四 よん つ、 一 いち 日 にち に 何 なん 錠 じょう ですか 。 三 さん 語 ご です。 薬 くすり をもらったら 必ず かならず 確かめ たしかめ ます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 私 わたくし は 頭 あたま を 痛む いたむ と 言う ゆう 痛む いたむ 側 がわ が 主語 しゅご になる 頭 あたま が 私 わたくし を 痛ま いたま せる、という 並び ならび で 言う ゆう 自分 じぶん の 性 せい に 合わ あわ ない 形容 けいよう 詞 し を 使う つかう 辞書 じしょ は 男性 だんせい 形 けい を 見出し みだし にする 自分 じぶん が 使う つかう 形 かたち を 先 さき に 一 ひと つ 決め きめ ておく 軽い かるい 不調 ふちょう でいきなり 医者 いしゃ に 行く いく ギリシアではまず 薬局 やっきょく に 相談 そうだん する 緑 みどり の 十字 じゅうじ を 探し さがし て 入る はいる 一 ひと つ 目 め は、 実 じつ は 日本 にっぽん 語 ご のほうがギリシア 語 ご に 近い ちかい 珍しい めずらしい 場面 ばめん です。 日本 にっぽん 語 ご も「 頭 あたま が 痛い いたい 」と、 痛む いたむ 側 がわ を 主語 しゅご にします。 英語 えいご 話者 わしゃ はここで 苦労 くろう しますが、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ はそのまま 移せ うつせ ます。 三 みっ つ 目 め について。 ギリシアの 薬剤 やくざい 師 し は、 日本 にっぽん より 広い ひろい 範囲 はんい を 診 み ます。 症状 しょうじょう を 聞き きき 、 薬 くすり を 選び えらび 、 必要 ひつよう なら 医者 いしゃ へ 回す まわす 。 夜間 やかん の 当番 とうばん の 仕組み しくみ もあるので、 旅先 たびさき で 困っ こ