3.8 複数の作り方 — 語尾を足す形と、中を組み替える形 — Epoché
この 課 か でできるようになること 規則 きそく 的 てき な 複数 ふくすう の 作り つくり 方 かた を、 男性形 だんせいけい と 女性形 じょせいけい で 言える いえる 。 よく 使う つかう 不規則複数 ふきそくふくすう の 型 かた を 6 つ 挙げ あげ られる。 複数 ふくすう 形 けい から 単数 たんすう 形 けい を 推す おす 手がかり てがかり を 説明 せつめい できる。 前提 ぜんてい : 3.7( 派生形 はせいけい V・VI・VII・VIII・X) 複数 ふくすう の 作り つくり 方 かた は 2 通り とおり 日本語 にほんご には 複数 ふくすう 形 けい がありません。 本 ほん が 一 いち 冊 さつ でも 十 じゅう 冊 さつ でも「 本 ほん 」です。アラビア 語 ご には 複数 ふくすう 形 けい があり、しかも 作り つくり 方 かた が 2 通り とおり あります。 ひとつは 語尾 ごび を 足す たす だけの、 規則 きそく 的 てき な 作り つくり 方 かた です。 男性 だんせい なら 語尾 ごび にウーンかイーン、 女性 じょせい なら 語尾 ごび にアートを 足し たし ます。 教師 きょうし たち、 学生 がくせい たち、 女性 じょせい の 教師 きょうし たち—— 人 ひと を 表す あらわす 語 ご がこの 作り つくり 方 かた をします。 もうひとつは 語 ご の 中 なか の 母音 ぼいん を 組み替える くみかえる 作り つくり 方 かた です。 本 ほん の 複数 ふくすう は 語尾 ごび が 変わる かわる のではなく、 語 ご 全体 ぜんたい が 別 べつ の 形 かたち になります。キターブがクトゥブに。これを 不規則複数 ふきそくふくすう と 呼び よび ます。 日本語話者 にほんごわしゃ にとって 負担 ふたん が 大きい おおきい のは、もちろん 後者 こうしゃ です。 単数 たんすう 形 けい から 複数 ふくすう 形 けい が 予測 よそく できない ので、 語 ご を 覚える おぼえる ときに 複数 ふくすう 形 けい もいっしょに 覚える おぼえる しかありません。 辞書 じしょ も 複数 ふくすう 形 けい を 併記 へいき しています。 とはいえ、まったく 無 む 秩序 ちつじょ というわけではありません。 型 かた は 20 ほどしかなく、よく 使う つかう ものは 6 つほど に 集まり あつまり ます。 型 かた を 知っ しっ ていれば、 初めて はじめて 見る みる 複数 ふくすう 形 けい を 見 み たときに「これは 複数 ふくすう だな」と 気づけ きづけ ますし、 単数 たんすう 形 けい の 見当 けんとう もつきます。 読む よむ ためには、それで 十分 じゅうぶん です。 もうひとつ、アラビア 語 ご には 二 ふた つのものを 指す さす 形 かたち があります。 単数 たんすう でも 複数 ふくすう でもない、 双数 そうすう という 数 かず です。 目 め 、 手 て 、 親 おや —— 対 たい になっているものによく 使わ つかわ れます。 作り つくり 方 かた は 規則 きそく 的 てき で、 語尾 ごび にアーニかアイニを 足す たす だけです。 型 かた の 表 ひょう まず 規則 きそく 的 てき な 複数 ふくすう です。 語尾 ごび を 足す たす だけなので、 覚える おぼえる ことは 多く おおく ありません。 種類 しゅるい 単数 たんすう と 複数 ふくすう 意味 いみ 男性 だんせい の 規則複数 きそくふくすう ( 語尾 ごび にウーン) 単数 たんすう مُعَلِّم 、 複数 ふくすう مُعَلِّمُون ムアッリムーン 教師 きょうし たち 男性 だんせい の 規則複数 きそくふくすう ( 語尾 ごび にウーン) 単数 たんすう مُسْلِم 、 複数 ふくすう مُسْلِمُون ムスリムーン ムスリムたち 女性 じょせい の 規則複数 きそくふくすう ( 語尾 ごび にアート) 単数 たんすう مُعَلِّمَة 、 複数 ふくすう مُعَلِّمَات ムアッリマート 女性 じょせい の 教師 きょうし たち 女性 じょせい の 規則複数 きそくふくすう ( 語尾 ごび にアート) 単数 たんすう سَيَّارَة 、 複数 ふくすう سَيَّارَات サイヤーラート 車 くるま ( 複数 ふくすう ) 双数 そうすう ( 語尾 ごび にアーニ) 単数 たんすう كِتَاب 、 複数 ふくすう كِتَابَان キターバーニ 2 冊 さつ の 本 ほん 双数 そうすう ( 語尾 ごび にアーニ) 単数 たんすう يَد 、 複数 ふくすう يَدَان ヤダーニ 両手 りょうて 男性 だんせい の 規則複数 きそくふくすう は、 文 ぶん の 中 なか での 役割 やくわり によって 語尾 ごび が 変わり かわり ます 。 主語 しゅご ならウーン、それ 以外 いがい ならイーン。 格 かく の 話 はなし で、4.19 課 か で 扱い あつかい ます。ここでは 主語 しゅご の 形 かたち だけ 覚え おぼえ ておけば 足り たり ます。 女性 じょせい の 規則複数 きそくふくすう は 語尾 ごび にアートを 足し たし ますが、 単数 たんすう 形 けい の 丸い まるい ターゥは 消え きえ ます。 車 くるま の 複数 ふくすう のように、 人 ひと でないものにもこの 作り つくり 方 かた をする 語 ご があります。 近代 きんだい に 作ら つくら れた 語 ご や 外来 がいらい 語 ご は、たいていこの 作り つくり 方 かた です。 読み よみ 方 かた 次 つぎ が 本題 ほんだい の 不規則複数 ふきそくふくすう です。よく 使う つかう 型 かた を 6 つ 挙げ あげ ます。 見分け みわけ 方 かた は 語 ご の 形 かたち そのもの です。 単数 たんすう 形 けい とは 字 じ の 並び ならび も 母音 ぼいん の 並び ならび も 違う ちがう ので、 初め はじめ は 別 べつ の 語 ご に 見え みえ ます。しかし 語根 ごこん の 3 つの 子音 しいん は 必ず かならず 残っ のこっ ているので、 語根 ごこん を 取り出せ とりだせ ば 同じ おなじ 家族 かぞく だと 分かり わかり ます 。 語根 ごこん 編 へん 1 課 か と 語根 ごこん 編 へん 2 課 か で 作っ つくっ た 手順 てじゅん が、ここでも 効き きき ます。 型 かた を 覚える おぼえる 順序 じゅんじょ としては、まずアフアールとフウールの 2 つを 押さえる おさえる のが 実際 じっさい 的 てき です。この 2 つだけで、 不規則複数 ふきそくふくすう のかなりの 部分 ぶぶん が 説明 せつめい できます。 そして 複数 ふくすう 形 けい から 単数 たんすう 形 けい を 推す おす ときの 手がかり てがかり です。アフアールという 型 かた を 見 み たら、 単数 たんすう は 3 字 じ か 4 字 じ の 短い みじかい 名詞 めいし 。フウールを 見 み たら、 単数 たんすう はフアルかフイルの 形 かたち 。マファーイルを 見 み たら、 単数 たんすう は 語頭 ごとう にミームのある 4 字 じ の 語 ご —— 場所 ばしょ や 道具 どうぐ の 型 かた です。 この 推測 すいそく は 完璧 かんぺき ではありませんが、 辞書 じしょ を 引く ひく ときの 当たり あたり をつける には 十分 じゅうぶん です。 複数 ふくすう 形 けい しか 出 で てこない 文章 ぶんしょう を 読ん よん でいて、 単数 たんすう 形 けい を 辞書 じしょ で 引き ひき たいときに 使い つかい ます。 型 かた 単数 たんすう と 複数 ふくすう 意味 いみ أَفْعَال 単数 たんすう قَلَم 、 複数 ふくすう أَقْلَام アクラーム ペン( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は3 字 じ の 短い みじかい 名詞 めいし أَفْعَال 単数 たんすう يَوْم 、 複数 ふくすう أَيَّام アイヤーム 日 ひ ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は3 字 じ の 短い みじかい 名詞 めいし فُعُول 単数 たんすう بَيْت 、 複数 ふくすう بُيُوت ブユート 家 いえ ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は3 字 じ の 名詞 めいし فُعُول 単数 たんすう قَلْب 、 複数 ふくすう قُلُوب クルーブ 心 こころ ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は3 字 じ の 名詞 めいし فُعَل 単数 たんすう دَوْلَة 、 複数 ふくすう دُوَل ドゥワル 国 くに ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は 語末 ごまつ に 丸い まるい ターゥ فِعَال 単数 たんすう رَجُل 、 複数 ふくすう رِجَال リジャール 男 おとこ ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は3 字 じ の 名詞 めいし مَفَاعِل 単数 たんすう مَكْتَب 、 複数 ふくすう مَكَاتِب マカーティブ 机 つくえ ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は 語頭 ごとう にミームの 4 字 じ فُعَلَاء 単数 たんすう وَزِير 、 複数 ふくすう وُزَرَاء ウザラーゥ 大臣 だいじん ( 複数 ふくすう )。 単数 たんすう は 性質 せいしつ の 型 かた の 人 ひと 本 ほん の 複数 ふくすう はクトゥブで、この 表 ひょう のフウルという 型 かた です。ペンの 複数 ふくすう はアクラーム。 同じ おなじ 「3 字 じ の 名詞 めいし 」から、 違う ちがう 型 かた の 複数 ふくすう ができます 。だから 予測 よそく できない、と 言っ いっ たのです。 大臣 だいじん の 複数 ふくすう の 型 かた は、 性質 せいしつ の 型 かた で 作ら つくら れた 人 ひと を 表す あらわす 語 ご に 使わ つかわ れます。 大臣 だいじん 、 大使 たいし 、 学者 がくしゃ 、 詩人 しじん —— 地位 ちい や 職業 しょくぎょう を 表す あらわす 語 ご がこの 型 かた で 複数 ふくすう になります。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす 日常 にちじょう でよく 使う つかう 語 ご の 複数 ふくすう 形 けい です。 単数 たんすう と 複数 ふくすう を 組 くみ で 覚え おぼえ てください。この 課程 かてい の 新出 しんしゅつ 語 ご の 表 ひょう では、 複数 ふくすう 形 けい が 特別 とくべつ なものは「 日本語との差 にほんごとのさ 」の 欄 らん に 書い かい てあります。 単数 たんすう と 複数 ふくすう 意味 いみ 型 かた 単数 たんすう كِتَاب 、 複数 ふくすう كُتُب クトゥブ 本 ほん フウル 単数 たんすう بَيْت 、 複数 ふくすう بُيُوت ブユート 家 いえ フウール 単数 たんすう وَلَد 、 複数 ふくすう أَوْلَاد アウラード 男の子 おとこのこ アフアール 単数 たんすう بِنْت 、 複数 ふくすう بَنَات バナート 女の子 おんなのこ 規則複数 きそくふくすう に 近い ちかい 形 かたち 単数 たんすう مَدْرَسَة 、 複数 ふくすう مَدَارِس マダーリス 学校 がっこう マファーイル 単数 たんすう طَالِب 、 複数 ふくすう طُلَّاب トゥッラーブ 学生 がくせい フウアール 単数 たんすう رَجُل 、 複数 ふくすう رِجَال リジャール 男 おとこ フィアール 単数 たんすう اِمْرَأَة 、 複数 ふくすう نِسَاء ニサーゥ 女 おんな 語根 ごこん ごと 変わる かわる 単数 たんすう يَوْم 、 複数 ふくすう أَيَّام アイヤーム 日 ひ アフアール 女 おんな を 意味 いみ する 語 ご は、 複数 ふくすう 形 けい が 別 べつ の 語根 ごこん になります。 単数 たんすう はハムザ・ミーム・ラーゥの 語根 ごこん 、 複数 ふくすう はヌーン・スィーン・ワーウの 語根 ごこん 。 英語 えいご の person と people の 関係 かんけい に 近く ちかく 、こうした 語 ご は 数 すう は 少ない すくない ものの 日常 にちじょう 語 ご に 集中 しゅうちゅう しています。 女の子 おんなのこ の 複数 ふくすう は、 女性 じょせい の 規則複数 きそくふくすう に 見え みえ ますが、 単数 たんすう 形 けい の 丸い まるい ターゥが 無い ない ので 厳密 げんみつ には 違い ちがい ます。 実際 じっさい に 使う つかう ぶんには 規則複数 きそくふくすう と 同じ おなじ 扱い あつかい で 構い かまい ません。 日本語話者 にほんごわしゃ がつまずくところ 単数 たんすう 形 けい から 複数 ふくすう 形 けい を 作ろう つくろう とする。 不規則複数 ふきそくふくすう は 予測 よそく できません。 語 ご を 覚える おぼえる ときに 複数 ふくすう 形 けい もいっしょに 覚える おぼえる しかありません。 辞書 じしょ は 必ず かならず 併記 へいき しています。 複数 ふくすう 形 けい を 単数 たんすう 形 けい だと 思っ おもっ て 辞書 じしょ を 引く ひく 。 複数 ふくすう 形 けい のまま 引い ひい ても、 辞書 じしょ には 載っ のっ ていないことがあります。 語根 ごこん を 取り出し とりだし て 引け ひけ ば、 単数 たん