多くの個体はどう関係するか――ライプニッツの実体と調和 — Epoché
解説 分かれる物体だけで、一つを説明できるか ライプニッツは、真の実体には統一が必要と考える。物体は部分へ分けられるので、それだけでは真の統一を説明できない。成熟した説では、単純な実体をモナドと呼ぶ。 極小の物体や現代の物理原子ではない。身体との関係や時期による説には解釈の違いもある。 出典1 同じ世界を、それぞれの視点から表す モナドは知覚と、次の状態へ向かう働きをもつ。空間に広がる物ではないが、それぞれの視点から同じ世界を表すとされる。 どのモナドも人間のように自覚的に考える、という意味ではない。 出典1 直接作用せずに、状態が対応する 実体同士が直接作用しないのに状態が対応するのは、神が初めから調えているからだとする。これが予定調和で、各実体は自らの法則に沿って状態を変える。 神がずれのたびに介入する説とは異なる。身体を厳密な実体とする見方も退けており、身体と心を単純に二つの物体として描かない。 出典1 区別 この説での位置 モナド 統一をもつ単純な実体 知覚 世界を表す状態 予定調和 各状態の対応を神が調える 参考文献 [1] Look, Brandon C.「Gottfried Wilhelm Leibniz」。 出典