5.10 道を尋ねる — Epoché
この 課 か でできるようになること 道 みち を 尋ね たずね 、 答え こたえ を 聞き取れる ききとれる 。 命令 めいれい の 形 かたち で 返っ かえっ てくる 道 みち 案内 あんない に、 耳 みみ が 驚か おどろか なくなる。 分から わから なかったときに、 聞き返し ききかえし て 確かめ たしかめ られる。 前提 ぜんてい : 5.9( 誘い さそい と 予定 よてい ) 第 だい 2 段 だん の 最初 さいしょ の 課 か です。ここからは 町 まち の 中 なか で 用 よう を 足す たす 場面 ばめん が 続き つづき ます。 道 みち を 尋ね たずね 、 乗り物 のりもの に 乗り のり 、 宿 やど を 取り とり 、 買い物 かいもの をして、 食堂 しょくどう で 注文 ちゅうもん する。 旅 たび の 一日 ついたち をたどる 順 じゅん に 並べ ならべ ました。 この 課 か で 使う つかう 語 ご は 4.6 でそろえてあります。 町 まち と 建物 たてもの 、 方向 ほうこう と 位置 いち 。 語 ご はもう 手元 てもと にあるので、この 課 か で 覚える おぼえる のは 組み立て くみたて と 調子 ちょうし だけ です。 尋ねる たずねる 形 かたち は 三 みっ つで 足りる たりる 道 みち を 尋ねる たずねる 言い いい 方 かた は 三 みっ つ 覚えれ おぼえれ ば 足り たり ます。 どこですか 、 どうやって 行き いき ますか 、 遠い とおい ですか 。この 三 みっ つで、たいていの 場面 ばめん は 回り まわり ます。 頭 あたま に すみません を 付ける つける のを 忘れ わすれ ないでください。ギリシア 語 ご では、 見知ら みしら ぬ 人 ひと に 話しかける はなしかける ときにこの 一 いち 語 ご を 置き おき ます。 日本 にっぽん 語 ご の「すみません」とまったく 同じ おなじ 働き はたらき で、 詫び わび の 意味 いみ ではありません。 そして、 答え こたえ が 分から わから なかったときのために もう 一 いち 度 ど お 願い ねがい します を 用意 ようい しておきます。 話 はなし 編 へん 第 だい 1 期 き 2 課 か で 覚え おぼえ た 一 いち 語 ご です。 道 どう 案内 あんない は 早口 はやくち で 返っ かえっ てくるので、この 一 いち 語 ご を 使う つかう 場面 ばめん は 必ず かならず 来 き ます。 答え こたえ は 命令 めいれい の 形 かたち で 返っ かえっ てくる 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がここで 驚き おどろき ます。 道 どう 案内 あんない は 命令 めいれい の 形 かたち で 返っ かえっ てきます。 まっすぐ 行っ いっ て、 右 みぎ に 曲がっ まがっ て、そこで 止まっ とまっ て。 日本 にっぽん 語 ご なら「〜してください」と 付ける つける ところが、ギリシア 語 ご では 裸 はだか の 命令 めいれい です。 型 かた 編 へん 15 課 か で 書い かい たとおり、 命令 めいれい の 形 かたち は 失礼 しつれい ではありません 。ギリシア 語 ご の 丁寧 ていねい さの 段 だん は 二 ふた つしかなく、 親し したし さの 印 しるし としてこの 形 かたち が 使わ つかわ れます。 道 みち を 教え おしえ てくれる 人 ひと は 親切 しんせつ でそうしているのであって、 命令 めいれい しているのではありません。 耳 みみ のほうも 慣らし ならし ておきましょう。 返っ かえっ てくる 語 ご は 4.6 の 十 じゅう 語 ご —— 右 みぎ 、 左 ひだり 、まっすぐ、 近く ちかく 、 遠く とおく 、 前 ぜん 、 後ろ うしろ 、 向かい むかい 、 隣 となり 、 角 かく ——がほとんどです。 この 十 じゅう 語 ご を 聞き分け ききわけ られれば、 文 ぶん の 残り のこり が 取れ とれ なくても 方向 ほうこう は 分かり わかり ます。 対話 たいわ その 一 いち — 駅 えき で、 博物 はくぶつ 館 かん への 道 みち を 尋ねる たずねる 話者 わしゃ : ユイと、 通りがかり とおりがかり の 人 ひと 。 見知ら みしら ぬ 相手 あいて なので 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Συγγνώμη, μιλάτε αγγλικά; すみません、 英語 えいご を 話さ はなさ れますか。 Λίγο. Ελληνικά καλύτερα. 少し すこし だけ。ギリシア 語 ご のほうがいいです。 Πού είναι το μουσείο; 博物 はくぶつ 館 かん はどこですか。 Ευθεία, και μετά δεξιά. まっすぐ 行っ いっ て、それから 右 みぎ です。 Πώς; もう 一 いち 度 ど お 願い ねがい します。 Ευθεία. Στο φανάρι, δεξιά. まっすぐです。 信号 しんごう を 右 みぎ へ。 Είναι μακριά; 遠い とおい ですか。 Όχι, είναι κοντά. いいえ、 近い ちかい ですよ。 Ευχαριστώ πολύ! [1] どうもありがとうございます。 最後 さいご の 台詞 せりふ だけが 池 いけ の 実 じつ 文 ぶん で、ほかは 本 ほん 課程 かてい が 足し たし たものです。 四 よん つ 目 め と 六 むい つ 目 め に 命令 めいれい の 形 かたち が 出 で ています。 六 むい つ 目 め では、 聞き返さ ききかえさ れたので 相手 あいて が 目印 めじるし を 足し たし て 言い直し いいなおし ました。これが 実際 じっさい の 道 みち 案内 あんない の 流れ ながれ です。 対話 たいわ その 二 に — 道 みち に 迷っ まよっ て、 宿 やど への 行き いき 方 かた を 尋ねる たずねる 話者 わしゃ : ユイと、 店 みせ の 人 ひと 。これも 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Είμαι χαμένος. [2] 道 みち に 迷い まよい ました。 Πώς πάω στο ξενοδοχείο; [3] ホテルへはどう 行け いけ ばいいですか。 Ποιο ξενοδοχείο; どちらのホテルですか。 Το ξενοδοχείο Ολυμπία. オリンピアというホテルです。 Είναι μακριά από δω το ξενοδοχείο; [4] ここから 遠い とおい ですか。 Δέκα λεπτά με τα πόδια. 歩い あるい て 十分 じゅうぶん ですよ。 Πάω αριστερά; 左 ひだり へ 行く いく のですか。 Όχι, δεξιά. Στη γωνία. いいえ、 右 みぎ です。 角 かど のところで。 Εντάξει. Ευχαριστώ πολύ. 分かり わかり ました。どうもありがとうございます。 一 ひと つ 目 め 、 二 ふた つ 目 め 、 五 いつ つ 目 め が 池 いけ の 実 じつ 文 ぶん です。 五 いつ つ 目 め の「ここから」は 3.9 の 出どころ でどころ の 前置 ぜんち 詞 し で、 道 どう 案内 あんない でよく 出 で ます。 六 むい つ 目 め の「 歩い あるい て」は、 足 あし という 語 ご を 複数 ふくすう にして 〜で を 表す あらわす 前置 ぜんち 詞 し と 組ん くん だ 言い いい 方 かた です。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 命令 めいれい の 形 かたち 型 かた 編 へん 15 課 か まっすぐ 行っ いっ て、 右 みぎ に 曲がっ まがっ て。 道 どう 案内 あんない はこの 形 かたち で 返る かえる 前置 ぜんち 詞 し と 溶け とけ た 冠詞 かんし 型 かた 編 へん 9 課 か 信号 しんごう で、 角 かど で。 場所 ばしょ を 言う いう 形 かたち がそのまま 出る でる 出どころ でどころ の 前置 ぜんち 詞 し 型 かた 編 へん 9 課 か ここから 遠い とおい ですか。 距離 きょり の 起点 きてん を 表す あらわす 形容 けいよう 詞 し の 一致 いっち 型 かた 編 へん 10 課 か どちらのホテル、で どちら が 中性 ちゅうせい の 形 かたち になる 数 すう と 時刻 じこく 型 かた 編 へん 17 課 か 歩い あるい て 十 じゅう 分 ふん 。 分 ぶん は 中性名詞 ちゅうせいめいし なので 数 かず も 中性 ちゅうせい の 形 かたち 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう Συγγνώμη el すみません。 見知ら みしら ぬ 人 ひと に 話しかける はなしかける ときの 一 いち 語 ご 。 詫び わび の 意味 いみ ではない ευθεία el まっすぐに。 道 みち を 補っ おぎなっ て 言う いう 形 かたち が 元 もと になっている Ευθεία, και μετά δεξιά. まっすぐ 行っ いっ て、それから 右 みぎ です。 Ευθεία. Στο φανάρι, δεξιά. まっすぐです。 信号 しんごう を 右 みぎ へ。 μετά el そのあとで。1.3 の μετα - がそのまま 副詞 ふくし になった 語 ご Ευθεία, και μετά δεξιά. まっすぐ 行っ いっ て、それから 右 みぎ です。 με τα πόδια el 歩い あるい て。 足 あし を 複数 ふくすう にして 〜で を 表す あらわす 前置 ぜんち 詞 し と 組む くむ Δέκα λεπτά με τα πόδια. 歩い あるい て 十分 じゅうぶん ですよ。 Εντάξει el 分かり わかり ました、 大丈夫 だいじょうぶ です。 秩序 ちつじょ の 中 なか に、が 字義 じぎ Εντάξει. Ευχαριστώ πολύ. 分かり わかり ました。どうもありがとうございます。 Ποιο; el どちらの。 中性名詞 ちゅうせいめいし に 合わせ あわせ た 形 かたち λίγο el 少し すこし 。 量 りょう にも 程度 ていど にも 使う つかう Λίγο. Ελληνικά καλύτερα. 少し すこし だけ。ギリシア 語 ご のほうがいいです。 καλύτερα el そのほうがよい。 良い よい の 比べる くらべる 形 かたち Λίγο. Ελληνικά καλύτερα. 少し すこし だけ。ギリシア 語 ご のほうがいいです。 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 すみません、〜はどこですか 。 三 さん 語 ご です。 地名 ちめい や 建物 たてもの の 名 な を 最後 さいご に 置く おく だけで、どこでも 使え つかえ ます。 二 ふた つ、 遠い とおい ですか 。 二 に 語 ご です。 答え こたえ が 分から わから なくても、 近い ちかい か 遠い とおい のどちらかは 聞き取れ ききとれ ます。 三 みっ つ、 もう 一 いち 度 ど お 願い ねがい します 。 一 いち 語 ご です。 道 どう 案内 あんない は 必ず かならず 早口 はやくち なので、この 語 ご を 惜しま おしま ないでください。 四 よん つ、 歩い あるい て 。 三 さん 語 ご ですが 一 ひと つの 塊 かたまり です。 歩い あるい て 行ける いける かどうかは、 旅先 たびさき でいちばん 知り しり たいことです。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 命令 めいれい の 形 かたち を 失礼 しつれい だと 受け取る うけとる ギリシア 語 ご の 丁寧 ていねい さの 段 だん は 二 ふた つしかない 命令 めいれい の 形 かたち は 親し したし さの 印 しるし 。そのまま 受け取る うけとる 聞き返さ ききかえさ ずにうなずく 違う ちがう 方向 ほうこう へ 歩き あるき 出す だす 分から わから なければ 一 いち 語 ご で 聞き返す ききかえす 方向 ほうこう の 語 ご に 冠詞 かんし を 付ける つける 右 みぎ へ が 右側 みぎがわ に になる 方向 ほうこう を 言う いう ときは 冠詞 かんし を 置か おか ない 三 みっ つ 目 め は 語 ご 編 へん 6 課 か で 扱っ あつかっ た 区別 くべつ です。 裸 はだか で 使え つかえ ば 方向 ほうこう 、 冠詞 かんし を 付けれ つけれ ば 位置 いち 。 道 どう 案内 あんない では 方向 ほうこう のほうが 多い おおい ので、 迷っ まよっ たら 冠詞 かんし なしで 言っ いっ てください。 そして、 道 みち を 尋ねる たずねる 相手 あいて の 選び えらび 方 かた も 一 ひと つ。ギリシアでは 店 みせ の 人 ひと がいちばん 確実 かくじつ です。その 場所 ばしょ で 毎日 まいに