3.7 派生形 V・VI・VII・VIII・X — 頭に足す形 — Epoché
この 課 か でできるようになること 第 だい V・VI・VII・VIII・X 形 がた の 作り つくり 方 かた を 言える いえる 。 それぞれが 元 もと の 形 かたち の 意味 いみ をどう 変える かえる かを 説明 せつめい できる。 辞書 じしょ の 項目 こうもく の 中 なか で、どの 形 かたち がどの 順 じゅん に 並ぶ ならぶ かを 追える おえる 。 前提 ぜんてい : 3.6( 派生形 はせいけい II・III・IV) 頭 あたま に 足し たし て、 動作 どうさ を 自分 じぶん に 向ける むける 3.6 課 か の 3 つは、 真ん中 まんなか を 重ねる かさねる ・ 長い ながい アーを 入れる いれる ・ 頭 あたま にハムザを 足す たす 、という 形 かたち でした。この 課 か の 5 つは、 どれも 頭 あたま に 字 じ を 足し たし ます 。 足す たす 字 じ はターゥ、ヌーン、スィーンとターゥ。それぞれ 意味 いみ の 方向 ほうこう が 決まっ きまっ ています。 いちばん 分かり わかり やすいのが 第 だい V 形 がた と 第 だい VI 形 がた です。 第 だい II 形 がた と 第 だい III 形 がた の 頭 あたま にターゥを 足す たす と、 動作 どうさ が 自分 じぶん に 返っ かえっ てきます 。 教える おしえる が 学ぶ まなぶ になり、 相手 あいて にするが 互い たがい にするになります。 日本語 にほんご の「〜する」と「〜される」「〜 し合う しあう 」の 関係 かんけい に 近い ちかい ものです。 第 だい VII 形 がた は 頭 あたま にヌーンを 足し たし ます。 意味 いみ は 受け身 うけみ に 近い ちかい ものになりますが、 正確 せいかく には「ひとりでにそうなる」という 感じ かんじ です。 壊す こわす という 動詞 どうし を 第 だい VII 形 がた にすると、 誰 だれ かが 壊し こわし たのではなく 壊れ こわれ た、という 意味 いみ になります。 第 だい VIII 形 がた は 形 かたち が 独特 どくとく です。 語頭 ごとう にアリフを 足す たす だけでなく、 1 番 ばん 目 め と 2 番 ばん 目 め の 子音 しいん のあいだにターゥを 差し込み さしこみ ます 。 語根 ごこん の 子音 しいん の 間 あいだ に 別 べつ の 字 じ が 入る はいる 唯一 ゆいいつ の 形 かたち で、 初めて はじめて 見る みる と 語根 ごこん が 分かり わかり ません。この 形 かたち を 知っ しっ ているかどうかで、 読める よめる 語 ご の 数 かず がかなり 変わり かわり ます。 第 だい X 形 がた は 頭 あたま にアリフ・スィーン・ターゥを 足し たし ます。 意味 いみ は 求める もとめる ・〜と 見なす みなす 。 許し ゆるし を 求める もとめる 、 助け たすけ を 求める もとめる 、 使う つかう ——どれもこの 形 かたち です。 近代 きんだい の 術語 じゅつご にもよく 使わ つかわ れます。 第 だい IX 形 がた は 色 いろ になることを 表す あらわす 形 かたち ですが、 使う つかう 語根 ごこん が 限ら かぎら れていて 日常 にちじょう ではほとんど 出 で てきません。この 課程 かてい では 扱い あつかい ません。 型 かた の 表 ひょう 5 つの 派生形 はせいけい です。 過去 かこ ・ 現在 げんざい ・ 動作 どうさ の 名前 なまえ ・する 人 ひと を 並べ ならべ ました。 頭 あたま に 何 なん が 足さ たさ れているかを 見 み てください。 形 かたち と 作り つくり 方 かた 過去 かこ と 現在 げんざい 動作 どうさ の 名前 なまえ とする 人 ひと 第 だい V 形 がた 。 第 だい II 形 がた の 頭 あたま にターゥ 過去 かこ تَفَعَّلَ 、 現在 げんざい يَتَفَعَّلُ 動作 どうさ の 名前 なまえ تَفَعُّل 、する 人 ひと مُتَفَعِّل 第 だい VI 形 がた 。 第 だい III 形 がた の 頭 あたま にターゥ 過去 かこ تَفَاعَلَ 、 現在 げんざい يَتَفَاعَلُ 動作 どうさ の 名前 なまえ تَفَاعُل 、する 人 ひと مُتَفَاعِل 第 だい VII 形 がた 。 頭 あたま にアリフとヌーン 過去 かこ اِنْفَعَلَ 、 現在 げんざい يَنْفَعِلُ 動作 どうさ の 名前 なまえ اِنْفِعَال 、する 人 ひと مُنْفَعِل 第 だい VIII 形 がた 。 頭 あたま にアリフ、1 番 ばん 目 め と 2 番 ばん 目 め の 子音 しいん の 間 あいだ にターゥ 過去 かこ اِفْتَعَلَ 、 現在 げんざい يَفْتَعِلُ 動作 どうさ の 名前 なまえ اِفْتِعَال 、する 人 ひと مُفْتَعِل 第 だい X 形 がた 。 頭 あたま にアリフ・スィーン・ターゥ 過去 かこ اِسْتَفْعَلَ 、 現在 げんざい يَسْتَفْعِلُ 動作 どうさ の 名前 なまえ اِسْتِفْعَال 、する 人 ひと مُسْتَفْعِل 5 つとも、 「する 人 ひと 」の 形 かたち が 語頭 ごとう にミームとウの 母音 ぼいん を 持ち もち ます。3.6 課 か の 3 つと 同じ おなじ で、これが 派生形 はせいけい の 目印 めじるし です。 第 だい I 形 がた の「する 人 ひと 」が 1 番 ばん 目 め の 子音 しいん のあとに 長い ながい アーを 持つ もつ のと、はっきり 違い ちがい ます。 第 だい VII 形 がた ・ 第 だい VIII 形 がた ・ 第 だい X 形 がた の 過去 かこ 形 かたち は 語頭 ごとう にアリフを 持ち もち ますが、これは 0.7 課 か で 扱っ あつかっ た 音 おと を 持た もた ない 台 だい です。 文 ぶん の 途中 とちゅう で 前 まえ の 語 ご から 続け つづけ て 読む よむ ときは 落ち おち ます。 読み よみ 方 かた この 5 つを 無母音 むぼいん の 綴り つづり から 見分ける みわける 手順 てじゅん です。 第 だい V 形 がた と 第 だい VI 形 がた は 語頭 ごとう がターゥ で、5 字 じ か 6 字 じ になります。 両者 りょうしゃ の 違い ちがい は 1 番 ばん 目 め の 子音 しいん のあとにアリフがあるかどうかで、あれば 第 だい VI 形 がた です。 第 だい VII 形 がた は 語頭 ごとう がアリフとヌーン で 5 字 じ 。ただし 語根 ごこん の 1 番 ばん 目 め がヌーンである 語 ご もあるので、 字数 じすう と 合わせ あわせ て 判断 はんだん します。 第 だい VIII 形 がた がいちばん 厄介 やっかい です。 語頭 ごとう がアリフ、2 字 じ 目 め が 語根 ごこん の 1 番 ばん 目 め の 子音 しいん 、3 字 じ 目 め がターゥ という 並び ならび になります。ターゥが 語根 ごこん の 子音 しいん なのか 差し込ま さしこま れたものなのかは、 字 じ だけでは 決まり きまり ません。 「アリフ + 何 なん か + ターゥ」の 並び ならび を 見 み たら 第 だい VIII 形 がた を 疑う うたがう 、という 覚え おぼえ 方 かた が 実際 じっさい 的 てき です。 第 だい X 形 がた は 語頭 ごとう がアリフ・スィーン・ターゥ という 3 字 じ の 並び ならび で、いちばん 見分け みわけ やすい 形 かたち です。6 字 じ 以上 いじょう になります。 見分け みわけ たら、あとは 表 ひょう の 型 かた に 当てはめ あてはめ て 母音 ぼいん を 補い おぎない ます。 派生形 はせいけい は 型 かた が 決まっ きまっ ているので、 形 かたち さえ 当たれ あたれ ば 母音 ぼいん は 自動 じどう 的 てき に 決まり きまり ます 。 第 だい I 形 がた で 苦労 くろう したのと 対照 たいしょう 的 てき です。 語根 ごこん 元 もと の 形 かたち と 派生 はせい した 形 かたち 意味 いみ の 変化 へんか ع‑ل‑م 元 もと の 形 かたち عَلَّمَ 、 派生 はせい した 形 かたち تَعَلَّمَ タアッラマ 教える おしえる 、から、 学ぶ まなぶ 、へ ع‑و‑ن 元 もと の 形 かたち عَاوَنَ 、 派生 はせい した 形 かたち تَعَاوَنَ タアーワナ 助ける たすける 、から、 協力 きょうりょく する、へ ك‑س‑ر 元 もと の 形 かたち كَسَرَ 、 派生 はせい した 形 かたち اِنْكَسَرَ インカサラ 壊す こわす 、から、 壊れる こわれる 、へ ج‑م‑ع 元 もと の 形 かたち جَمَعَ 、 派生 はせい した 形 かたち اِجْتَمَعَ イジュタマア 集める あつめる 、から、 集まる あつまる 、へ ع‑م‑ل 元 もと の 形 かたち عَمِلَ 、 派生 はせい した 形 かたち اِسْتَعْمَلَ イスタアマラ 働く はたらく 、から、 使う つかう 、へ غ‑ف‑ر 元 もと の 形 かたち غَفَرَ 、 派生 はせい した 形 かたち اِسْتَغْفَرَ イスタグファラ 許す ゆるす 、から、 許し ゆるし を 求める もとめる 、へ 教える おしえる が 学ぶ まなぶ になる 例 れい が、この 仕組み しくみ のいちばん 美しい うつくしい ところです。 教える おしえる という 動作 どうさ を 自分 じぶん に 向けれ むけれ ば、 学ぶ まなぶ ことになる ——アラビア 語 ご はこの 関係 かんけい を 形 かたち で 示し しめし ます。 日本語 にほんご では 別々 べつべつ の 語 ご なので、つながりが 見え みえ ません。 使う つかう という 意味 いみ の 第 だい X 形 がた は、 日常 にちじょう でも 報道 ほうどう でもきわめて 頻繁 ひんぱん に 出 で てきます。 働く はたらく の 語根 ごこん から 作ら つくら れている と 知っ しっ ていると、 意味 いみ が 覚え おぼえ やすくなります。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす この 5 つの 形 かたち で 作ら つくら れた、よく 使う つかう 語 ご です。 動詞 どうし と、そこから 作ら つくら れた 名詞 めいし を 並べ ならべ ました。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう تَعَلَّمَ ar タアッラマ 彼 かれ は 学ん まなん だ 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ V。 語根 ごこん は 知る しる بدأت تعلّم الصينية الأسبوع الماضي. [1] 私 わたくし は 先週 せんしゅう 中国 ちゅうごく 語 ご を 習い ならい 始め はじめ ました。 هل تعلم كم الوقت الأن في بوسطن؟ [2] 今 いま ボストンでは 何時 いつ かご 存知 ぞんじ ですか? مُتَعَلِّم ar ムタアッリム 学ぶ まなぶ 人 ひと 、 教育 きょういく を 受け うけ た 人 ひと 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ V のする 人 ひと 。 語根 ごこん は 知る しる تَكَلَّمَ ar タカッラマ 彼 かれ は 話し はなし た 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ V。 語根 ごこん は 言葉 ことば من يستطيع تكلم الصينية واليابانية [3] 誰 だれ が 中国 ちゅうごく 語 ご と 日本語 にほんご を 話せ はなせ ますか? تَعَاوَنَ ar タアーワナ 彼 かれ らは 協力 きょうりょく した 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ VI。 語根 ごこん は 助ける たすける اِنْتَهَى ar インタハー 終わっ おわっ た 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ VIII。 語根 ごこん は 終わり おわり اِجْتَمَعَ ar イジュタマア 彼 かれ らは 集まっ あつまっ た 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ VIII。 語根 ごこん は 集める あつめる اِجْتِمَاع ar イジュティマーウ 会議 かいぎ 、 集まり あつまり 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ VIII の 動作 どうさ の 名前 なまえ 。 語根 ごこん は 集める あつめる اِسْتَعْمَلَ ar イスタアマラ 彼 かれ は 使っ つかっ た 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ X。 語根 ごこん は 働く はたらく اِسْتَقْبَلَ ar イスタクバラ 彼 かれ は 迎え むかえ た 形 かたち と 語根 ごこん の 意味 いみ X。 語根 ごこん は 前 まえ ・ 向かう むかう 会議 かいぎ を 意味 いみ する 語 ご は、 報道 ほうどう でいちばんよく 出る でる 語 ご のひとつです。 第 だい VIII 形 がた の 動作 どうさ の 名前 なまえ で、 語根 ごこん は 集める あつめる という 意味 いみ 。 集まる あつまる こと、が 会議 かいぎ という 作ら つくら れ 方 かた です。 迎える むかえる という 第 だい X 形 がた の 動詞 どうし から、3.2 課 か で 出 で てきた 受付 うけつけ という 名詞 めいし が 作ら つくら れます。 空港 くうこ