自然と神をどう考えるか――スピノザの実体と様態 — Epoché
解説 それ自身から考えられる実体 実体は、それ自身においてあり、それ自身を通じて考えられるもの。神は無限の属性をもつとされる。スピノザは、神以外にも実体があれば属性を共有してしまうが、同じ属性をもつ二実体はない、という議論から唯一の実体を示す。 これは複数の前提を用いる論証の一段。定義を述べただけの証明ではない。 出典1 個々のものは、様態としてある 様態は、実体に依存する個々のあり方。属性は実体の基本的なあり方で、人間が知るのは思惟と延長である。思惟は考えること、延長は空間的な広がりに関わる。 「神の中」を空間の容器の意味にしない。様態と神の関係には解釈の争いがある。 出典1 神あるいは自然 神あるいは自然から、出来事は因果的・必然的に生じる。外から人間のために世界を設計し、裁く人格的な神とは異なる。 自然の物を礼拝せよという勧めではない。汎神論という呼び名の適切さにも争いがある。 出典1 語 区別する役割 実体 それ自身から考えられる 属性 実体の基本的なあり方 様態 実体に依存する個々のあり方 参考文献 [1] Nadler, Steven「Baruch Spinoza」。 出典