2.13 数詞の変化と、大きな数 — Epoché
この 課 か でできるようになること 形 かたち の 変わる かわる 三 みっ つの 数 かず を、 全部 ぜんぶ の 格 かく で 使える つかえる 。 大きな おおきな 数 かず を 組み立て くみたて られる。 順序 じゅんじょ を 表す あらわす 数 かず と、 量 りょう を 表す あらわす 数 かず を 使い分け つかいわけ られる。 前提 ぜんてい : 2.12( 古い ふるい 型 かた の 名詞 めいし )。 3.17 で、 形 かたち の 変わる かわる 数 かず は 三 みっ つだけだと 学び まなび ました。この 課 か ではその 変わり かわり 方 かた を 全部 ぜんぶ そろえ 、あわせて 大きな おおきな 数 かず の 作り つくり 方 かた を 見 み ます。 表 ひょう — 形 かたち の 変わる かわる 三 みっ つ 表 ひょう は 三 さん 行 ぎょう です。 左 ひだり が 数 かず 、 真ん中 まんなか が 三 みっ つの 性 せい での 形 かたち 、 右 みぎ が 使い つかい どころです。 数 すう 三 みっ つの 性 せい での 形 かたち 使い つかい どころ 一 いち 男 おとこ は ένας 、 女 おんな は μία 、 中 なか は ένα 数 すう としても、 一 ひと つの という 語 ご としても 使う つかう 三 さん 男女 だんじょ は τρεις 、 中 なか は τρία 男女 だんじょ が 同じ おなじ 形 かたち になる。2.11 の 型 かた と 同じ おなじ 作り つくり 四 よん 男女 だんじょ は τέσσερις 、 中 なか は τέσσερα 三 さん とまったく 同じ おなじ 変わり かわり 方 かた をする 一 いち だけは 格 かく でも 形 かたち が 変わり かわり ます 。を にあたる 形 かたち では、 男性 だんせい が έναν になる。ほかの 二 ふた つは 格 かく では 変わら かわら ず、 性 せい だけで 動き うごき ます。 三 さん と 四 よん が まったく 同じ おなじ 変わり かわり 方 かた をするのは 覚え おぼえ やすいところです。 男女 だんじょ で 一 ひと つ、 中性 ちゅうせい で 一 ひと つ。 二 ふた つ 覚える おぼえる のではなく、 一 ひと つの 型 かた を 二 に 語 ご に 当てる あてる と 思っ おもっ てください。 大きな おおきな 数 かず の 表 ひょう 大きな おおきな 数 すう は、 部品 ぶひん をつないで 作り つくり ます。 表 ひょう は 四 よん 行 ぎょう です。 桁 けた 作り つくり 方 かた 例 れい で 見る みる と 十 じゅう の 位 くらい 専用 せんよう の 語 ご があり、 形 かたち は 変わら かわら ない 二十 にじゅう 、 三十 さんじゅう 、 四十 よんじゅう 。0.8 で 音 おと を 通し とおし てある 十 じゅう 一 いち から 十 じゅう 九 きゅう 十 じゅう と 一 いち 桁 けた をつないで 一 いち 語 ご にする 十 じゅう 五 ご は 十 じゅう と 五 ご をつないだ 形 かたち 百 ひゃく の 位 くらい 百 ひゃく に 一 いち 桁 けた をつなぐ。ここでも 形 かたち が 変わる かわる 三百 さんびゃく 、 五百 ごひゃく 。 性 せい に 合わせ あわせ て 語尾 ごび が 動く うごく 千 せん の 位 くらい 千 せん は 形 かたち が 変わり かわり 、その 上 うえ は 名詞 めいし になる 二千 にせん 、 三千 さんぜん 。 数え かぞえ 方 かた が 変わる かわる 三 さん 行 ぎょう 目 め に 注意 ちゅうい してください。 百 ひゃく の 位 くらい は 形 かたち が 変わり かわり ます。 3.17 では「 変わる かわる のは 一 いち と 三 さん と 四 よん だけ」と 言い いい ましたが、あれは 一 いち 桁 けた の 話 はなし でした。 百 ひゃく の 位 くらい と 千 せん の 位 くらい も、 性 せい に 合わせ あわせ て 動き うごき ます。 ただし 実用 じつよう 上 じょう は 困り こまり ません。 大きな おおきな 数 かず を 言う いう 場面 ばめん は、 値段 ねだん と 年号 ねんごう と 住所 じゅうしょ くらい だからです。 値段 ねだん はユーロが 中性 ちゅうせい 、 年号 ねんごう は 年 ねん が 中性 ちゅうせい —— ほとんどの 場合 ばあい 、 中性 ちゅうせい の 形 かたち だけで 足り たり ます 。 読み よみ 方 かた — 順序 じゅんじょ を 表す あらわす 数 すう 一 いち 番 ばん 目 め 、 二 に 番 ばん 目 め 、という 言い いい 方 かた は、 量 りょう を 表す あらわす 数 かず とは 別 べつ の 語 ご です。 作り つくり 方 かた は 簡単 かんたん で、 どれもふつうの 形容 けいよう 詞 し になります。オス、イ、オの 型 かた です。だから 3.10 で 学ん まなん だ 一致 いっち がそのまま 働き はたらき ます。 一番 いちばん 目 め の 日 ひ 、 二 に 番 ばん 目 め の 週 しゅう —— 名詞 めいし に 合わせ あわせ て 語尾 ごび が 動き うごき ます。 そして、 日付 ひづけ には 順序 じゅんじょ の 数 かず を 使い つかい ません 。ここは 日本 にっぽん 語 ご と 同じ おなじ で、 五 いつ 日 か 、 八 よう 日 か と 量 りょう の 数 かず で 言い いい ます。ただし 月 つき の 一日 ついたち だけは 順序 じゅんじょ の 数 かず を 使う つかう ——これは 覚える おぼえる ほかありません。 曜日 ようび の 名 な にも 順序 じゅんじょ が 隠れ かくれ ています。4.2 と 3.17 で 月曜 げつよう が 二 に 番 ばん 目 め という 意味 いみ だと 見 み ました。 日曜 にちよう が 週 しゅう の 始まり はじまり なので、 月曜 げつよう が 二 に 番 ばん 目 め になる 。 火曜 かよう は 三 さん 番 ばん 目 め 、 水曜 すいよう は 四 よん 番 ばん 目 め 、 木曜 もくよう は 五 ご 番 ばん 目 め 。 四 よん つの 曜日 ようび が、そのまま 数 かず の 名 な です。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす 十 じゅう 文 ぶん あります。 訳 わけ は 本 ほん 課程 かてい で 起こし おこし た 日本 にっぽん 語 ご です。 文 ぶん 訳 わけ 見る みる ところ Έχει τρεις αδερφούς. [1] あの 人 ひと には 兄弟 きょうだい が 三 さん 人 にん います。 三 さん の 男性 だんせい の 形 かたち 。 数える かぞえる ものが 男性名詞 だんせいめいし Έχουμε τρία λεπτά. [2] 私 わたくし たちには 三 さん 分 ふん あります。 同じ おなじ 三 さん が 中性 ちゅうせい の 形 かたち 。 分 ぶん が 中性名詞 ちゅうせいめいし Είναι τέσσερις η ώρα. [3] 四 よん 時 じ です。 四 よん の 女性 じょせい の 形 かたち 。 時 じ が 女性名詞 じょせいめいし Έχει δύο γάτες. [4] あの 人 ひと は 猫 ねこ を 二 に 匹 ひき 飼っ かっ ています。 二 に は 形 かたち が 変わら かわら ない Έχει πέντε μεγαλύτερους αδερφούς. [5] あの 人 ひと には 兄 あに が 五 ご 人 にん います。 五 ご も 形 かたち が 変わら かわら ない。 形容 けいよう 詞 し のほうが 動く うごく Έχεις τρεις επιλογές. [6] 選ぶ えらぶ 道 みち は 三 みっ つあります。 三 さん の 女性 じょせい の 形 かたち 。 男女 だんじょ で 同じ おなじ 形 かたち になる Έχω τρία εισιτήρια. [7] 切符 きっぷ を 三 さん 枚 まい 持っ もっ ています。 三 さん の 中性 ちゅうせい の 形 かたち 。 切符 きっぷ が 中性名詞 ちゅうせいめいし Είμαι δεκαεννέα χρονών. [8] 私 わたくし は 十 じゅう 九 きゅう 歳 さい です。 十 じゅう 一 いち から 十 じゅう 九 きゅう は 一 いち 語 ご につながる Είμαι τριάντα χρονών. [9] 私 わたくし は 三十 さんじゅう 歳 さい です。 十 じゅう の 位 くらい は 形 かたち が 変わら かわら ない Χτες ήταν Δευτέρα. [10] 昨日 きのう は 月曜 げつよう でした。 曜日 ようび の 名 な が 二 に 番 ばん 目 め という 順序 じゅんじょ の 数 かず 一 ひと つ 目 め から 三 みっ つ 目 め までを 続け つづけ て 聞い きい てください。 同じ おなじ 三 さん と 四 よん が、 三 みっ つの 違う ちがう 形 かたち で 鳴り なり ます。 兄弟 きょうだい は 男性 だんせい 、 分 ぶん は 中性 ちゅうせい 、 時 とき は 女性 じょせい 。 数える かぞえる ものの 性 せい が、 数 すう の 形 かたち を 決め きめ ている ——3.17 の 芯 しん が、ここで 音 おと として 確かめ たしかめ られます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ の 近道 ちかみち 数 すう の 変化 へんか で 覚える おぼえる のは、 三 さん と 四 よん の 二 ふた つの 形 かたち だけ です。 男女 だんじょ で 一 ひと つ、 中性 ちゅうせい で 一 ひと つ。この 二 ふた つを 口 くち が 覚えれ おぼえれ ば、 日常 にちじょう はほとんど 回り まわり ます。 百 ひゃく の 位 くらい と 千 せん の 位 くらい は、 中性 ちゅうせい の 形 かたち だけ 覚え おぼえ てください 。 値段 ねだん も 年号 ねんごう もそれで 足り たり ます。ほかの 性 せい が 必要 ひつよう になる 場面 ばめん は、 日常 にちじょう ではまず 来 き ません。 順序 じゅんじょ の 数 かず は、 一番 いちばん 目 め から 十 じゅう 番 ばん 目 め まで で 十分 じゅうぶん です。それより 上 うえ を 使う つかう 場面 ばめん は 限ら かぎら れています。そして 曜日 ようび の 四 よん つは、 順序 じゅんじょ の 数 かず として 覚える おぼえる と 二 に 重 じゅう に 得 とく です—— 曜日 ようび を 覚え おぼえ ながら 順序 じゅんじょ の 数 かず も 覚え おぼえ られます。 数 すう と 日本 にっぽん 語 ご の 関わり かかわり で、もう 一 ひと つ 言っ いっ ておきます。 ギリシア 語 ご の 数詞 すうし は、そのまま 日本 にっぽん 語 ご のカタカナ 語 ご になっているものが 多い おおい 。 モノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、ヘキサ—— 化学 かがく でも 幾何 きか でも 競技 きょうぎ でも、 日常 にちじょう で 目 め にします。 三角 さんかく 形 がた 、 五角 ごかく 形 けい 、 六角 ろっかく 形 けい 。オリンピックの 五輪 ごりん 。 自転 じてん 車 しゃ の 三 さん 輪 りん 車 しゃ 。 数 すう を 覚える おぼえる ことは、その 意味 いみ では 覚え おぼえ 直し なおし です。 1.4 で 語根 ごこん の 橋 はし を 架け かけ たときと 同じ おなじ で、すでに 手元 てもと にあるものを 並べ直し ならべなおし ているにすぎません。 ただし 一 ひと つ 注意 ちゅうい があります。 日常 にちじょう のギリシア 語 ご で 使う つかう 数 かず の 形 かたち と、カタカナ 語 ご になった 形 かたち は 少し すこし 違い ちがい ます。 カタカナ 語 ご のほうは 古い ふるい 形 かたち か、 組み立て くみたて 用 よう の 形 かたち を 写し うつし ているからです。 五 ご は 日常 にちじょう では 別 べつ の 形 かたち で、ペンタ は 語 ご をつなぐときの 形 かたち 。 橋 はし は 架かっ かかっ ているが、そのまま 渡れる わたれる わけではありません。 そして 日本 にっぽん 語 ご との 大きな おおきな 違い ちがい をもう 一 ひと つ。 日本 にっぽん 語 ご は 数 すう を 音読み おんよみ と 訓読み くんよみ で 二 に 通り とおり 持っ もっ ています。 一 ひと つ、 二 ふた つ、 三 みっ つ と、いち、に、さん。ギリシア 語 ご にその 区別 くべつ はありません。 数え かぞえ 方 かた が 一通り ひととおり しかない —— 助 じょ 数詞 すうし が 無い ない ことと 合わせ あわせ て、ここは 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ にとって 楽 らく なところです。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 形 かたち を 選ぶ えらぶ 次 つぎ のものを 数える かぞえる とき、 三 さん はどの 形 かたち になりますか。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 兄弟 きょうだい が 三 さん 人 にん 三 さん 時間 じかん 三 さん 枚 まい の 切符 きっぷ 三 みっ つの 町 まち 練習 れんしゅう 2 — 大きな おおきな 数 かず を 作る つくる 次 つぎ の 数 かず を、 部品 ぶひん に 分け わけ てください。 十 じゅう 五 ご 四十 よんじゅう 二 に 三百 さんびゃく 二千 にせん 練習 れんしゅう 3 — 音