0.1 文字の仕組み — 右横書き・28 字・4 形・繋がらない 6 字 — Epoché
この 課 か でできるようになること アラビア 文字 もじ が 右 みぎ から 左 ひだり へ 進む すすむ こと、28 の 字 じ がそれぞれ 最大 さいだい 4 つの 形 かたち を 持つ もつ こと、6 つの 字 じ だけが 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ないことを 説明 せつめい できる。 短母音 たんぼいん が 普通 ふつう は 書か かか れないこと、この 課程 かてい ではどの 編 へん まで 母音記号 ぼいんきごう を 付ける つける かを 知っ しっ ている。 母音記号 ぼいんきごう つきの 短い みじかい 語 ご を、 字 じ の 名前 なまえ を 言い いい ながら 読める よめる 。 前提 ぜんてい : なし。ここが 最初 さいしょ の 課 か です。 この 課 か では、 字 じ を 一 ひと つずつ 覚える おぼえる 前 まえ に「アラビア 文字 もじ はどういう 仕組み しくみ の 文字 もじ か」を 先 さき に 確かめ たしかめ ます。 仕組み しくみ を 知ら しら ないまま 字 じ を 覚え おぼえ 始める はじめる と、 覚え おぼえ たはずの 字 じ が 語 ご の 中 なか で 別 べつ の 形 かたち をしていて 読め よめ ない、 母音 ぼいん が 書い かい ていないので 辞書 じしょ が 引け ひけ ない、という 二 ふた つの 壁 かべ に 必ず かならず 当たり あたり ます。 壁 かべ の 正体 しょうたい を 先 さき に 見 み ておけば、0.3 課 か からの 字 じ の 練習 れんしゅう で 何 なん を 見れ みれ ばよいかが 分かり わかり ます。 音 おと は 易しく やさしく 、 字 じ と 型 かた が 遠い とおい 日本語 にほんご を 母語 ぼご とする 人 ひと にとって、アラビア 語 ご は「 音 おと が 易しく やさしく 、 字 じ と 文法 ぶんぽう の 型 かた が 遠い とおい 」 言語 げんご です。 母音 ぼいん は ア・イ・ウの 3 つ しかなく、 長い ながい 母音 ぼいん と 短い みじかい 母音 ぼいん の 区別 くべつ があり、 子音 しいん を 重ねる かさねる 音 おと ( 促音 そくおん )があります。どれも 日本語 にほんご にある 区別 くべつ です。 子音 しいん のうち 日本語 にほんご に 無い ない のは 10 個 こ ほどで、 喉 のど の 奥 おく で 出す だす 音 おと の 一群 いちぐん ( 音 おん 編 へん で 扱い あつかい ます)に 集まっ あつまっ ています。 残り のこり の 18 個 こ は 日本語 にほんご の カ行 かぎょう ・ サ行 さぎょう ・タ 行 ぎょう ・ ナ行 なぎょう ・ ハ行 はぎょう ・ マ行 まぎょう ・ ラ行 らぎょう ・ ワ行 わぎょう の 子音 しいん でほぼ 間に合い まにあい ます。 遠い とおい のは 文字 もじ と 文法 ぶんぽう です。 文字 もじ は 右 みぎ から 左 ひだり へ 進み すすみ 、 字 じ は 語 ご の 中 なか の 位置 いち で 形 かたち を 変え かえ 、そして 短い みじかい 母音 ぼいん を 書き かき ません 。 文法 ぶんぽう では、 語 ご が「 語根 ごこん 」と「 型 かた 」の 組み合わせ くみあわせ でできていて、 母音 ぼいん を 書か かか ない 字 じ を 読む よむ には 型 かた を 知っ しっ ている 必要 ひつよう があります。だから 本 ほん 課程 かてい は、 字 じ ( 字 じ 編 へん )、 音 おと ( 音 おん 編 へん )、 語根 ごこん と 型 かた ( 語根 ごこん 編 へん )の 順 じゅん に、 遠い とおい ものから 先 さき に 閉じ とじ ていきます。 数字 すうじ で 確かめ たしかめ ておきます。 本 ほん 課程 かてい が 例文 れいぶん を 選ぶ えらぶ 池 いけ には、 母語 ぼご 話者 わしゃ が 書い かい たアラビア 語 ご の 文 ぶん が 68,517 文 ぶん あります。そのうち 母音記号 ぼいんきごう がすべて 付い つい ているのは 14,049 文 ぶん 、 20.5% です。 残り のこり の 約 やく 8 割 わり は 母音 ぼいん を 書い かい ていません。 新聞 しんぶん ・ 本 ほん ・ 看板 かんばん ・メッセージ、 実際 じっさい に 目 め にするアラビア 語 ご の 大半 たいはん がこの 姿 すがた だ、ということです。 右 みぎ から 左 ひだり へ 書く かく アラビア 文字 もじ は 右 みぎ から 左 ひだり へ 進み すすみ ます。 行 ぎょう の 始まり はじまり は 右端 みぎはし で、ページをめくる 向き むき も 日本 にほん の 縦書き たてがき の 本 ほん と 同じ おなじ 、 右 みぎ から 左 ひだり です。 日本語 にほんご の 縦書き たてがき に 慣れ なれ ている 人 ひと には、 行 ぎょう が 右 みぎ から 始まる はじまる こと 自体 じたい はそれほど 奇妙 きみょう ではありません。 奇妙 きみょう に 感じる かんじる のは、 横書き よこがき なのに 右 みぎ から 始まる はじまる という 点 てん です。 読書 どくしょ ページでは、アラビア 語 ご だけの 段落 だんらく と 表 ひょう のセルは 右 みぎ に 揃え そろえ て 表示 ひょうじ されます。 日本語 にほんご の 説明 せつめい の 途中 とちゅう に 埋め込ま うめこま れた 語 ご は、その 場所 ばしょ にそのまま 置か おか れます。 次 つぎ の 一行 いっこう は、アラビア 語 ご だけの 段落 だんらく です。 行 ぎょう の 右端 みぎはし から 読ん よん でください。 اَلْعَرَبِيَّةُ لُغَةٌ جَمِيلَةٌ. 「アラビア 語 ご は 美しい うつくしい 言語 げんご です」という 意味 いみ の 文 ぶん です。いまは 読め よめ なくて 構い かまい ません。 右端 みぎはし のアリフから 始まり はじまり 、 左端 ひだりはし の 句点 くてん で 終わっ おわっ ている、という 並び ならび だけを 確かめ たしかめ てください。 数字 すうじ だけは 例外 れいがい で、アラビア 語 ご の 文 ぶん の 中 なか でも 左 ひだり から 右 みぎ へ 書き かき ます。「2026 年 ねん 」のような 数字 すうじ が 文 ぶん の 途中 とちゅう に 出る でる と、その 部分 ぶぶん だけ 向き むき が 逆 ぎゃく になります。アラビア 語 ご 圏 けん で 使う つかう 数字 すうじ の 形 かたち は、 日本 にほん と 同じ おなじ 123 の 形 かたち と、アラビア 文字 もじ 圏 けん の 別 べつ の 形 かたち の 2 通り とおり があります。どちらも 0.10 課 か で 扱い あつかい ます。アラビア 語 ご の 疑問 ぎもん 符 ふ と 読点 とうてん は、 日本語 にほんご や 英語 えいご のものを 鏡 かがみ に 映し うつし た 形 かたち をしています。 疑問 ぎもん 符 ふ は 開き ひらき が 左 ひだり を 向き むき 、 読点 とうてん は 上下 じょうげ が 逆さま さかさま です。0.10 課 か で 書き かき 方 かた とともに 扱い あつかい ます。 28 の 字 じ 字 じ は 28 あります。 日本語 にほんご の 五十 ごじゅう 音図 おんず より 少なく すくなく 、 英語 えいご のアルファベットとほぼ 同じ おなじ 数 かず です。すべて 子音 しいん の 字 じ ですが、そのうち 3 つは 長い ながい 母音 ぼいん の 字 じ も 兼ね かね ます。アリフ、ワーウ、ヤーゥの 3 つです。 下 した の 表 ひょう は 28 字 じ の 一覧 いちらん で、 名前 なまえ と、 独立 どくりつ して 書い かい たときの 形 かたち と、 日本語 にほんご で 近い ちかい 音 おと を 並べ ならべ ました。 この 表 ひょう をいま 覚える おぼえる 必要 ひつよう はありません 。0.3 課 か から 0.6 課 か で 5〜7 字 じ ずつ 練習 れんしゅう します。ここでは「 字 じ は 28 で、 名前 なまえ がある」ことと、 名前 なまえ の 頭 あたま の 音 おと がその 字 じ の 音 おと であることだけを 見 み てください。 名前 なまえ 字 じ 日本語 にほんご で 近い ちかい 音 おと أَلِف ا ā 長い ながい 「アー」( 母音 ぼいん の 字 じ )。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない بَاء ب b バ行 ばぎょう の b تَاء ت t タ 行 いき の t ثَاء ث th 舌先 したさき を 上 うえ の 歯 は に 軽く かるく あてて 出す だす 、 息 いき だけの 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) جِيم ج j ジャ 行 ぎょう の j حَاء ح ḥ 喉 のど を 締め しめ て 息 いき を 強く つよく 通す とおす h( 日本語 にほんご に 無い ない ) خَاء خ kh のどびこをこすって 出す だす 、うがいに 近い ちかい 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) دَال د d ダ行 だぎょう の d。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない ذَال ذ dh 舌先 したさき を 上 うえ の 歯 は に 軽く かるく あてて 出す だす 、 濁っ にごっ た 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない )。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない رَاء ر r 巻き舌 まきじた の r。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない زَاي ز z ザ行 ざぎょう の z。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない سِين س s サ行 さぎょう の s شِين ش sh シャ 行 ぎょう の sh صَاد ص ṣ 舌 した の 奥 おく を 喉 のど のほうへ 引い ひい て 出す だす s( 日本語 にほんご に 無い ない ) ضَاد ض ḍ 舌 した の 奥 おく を 喉 のど のほうへ 引い ひい て 出す だす d( 日本語 にほんご に 無い ない ) طَاء ط ṭ 舌 した の 奥 おく を 喉 のど のほうへ 引い ひい て 出す だす t( 日本語 にほんご に 無い ない ) ظَاء ظ ẓ 舌 した の 奥 おく を 喉 のど のほうへ 引い ひい て 出す だす 、 濁っ にごっ た 歯 は の 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) عَيْن ع ʿ 喉 のど を 強く つよく 締め しめ たまま 出す だす 、 母音 ぼいん の 付け根 つけね の 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) غَيْن غ gh うがいの 音 おと を 濁ら にごら せた、のどびこの 震える ふるえる 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) فَاء ف f 下唇 したくちびる を 上 うえ の 歯 は にあてて 出す だす ファ 行 ぎょう の 音 おと قَاف ق q のどびこで 出す だす 、こもった k( 日本語 にほんご に 無い ない ) كَاف ك k カ行 かぎょう の k لَام ل l 舌先 したさき を 上 うえ の 歯ぐき はぐき につけて 出す だす ラ行 らぎょう の 音 おと مِيم م m マ行 まぎょう の m نُون ن n ナ行 なぎょう の n هَاء ه h ハ行 はぎょう の h وَاو و w / ū ワ行 わぎょう の w。 長い ながい 「ウー」の 字 じ も 兼ねる かねる 。 次 つぎ の 字 じ と 繋がら つながら ない يَاء ي y / ī ヤ行 やぎょう の y。 長い ながい 「イー」の 字 じ も 兼ねる かねる 表 ひょう を 眺める ながめる と、 骨 ほね が 同じ おなじ で 点 てん だけが 違う ちがう 字 じ の 組 くみ がいくつもあるのに 気づき きづき ます。 下 した の 表 ひょう がその 組 くみ です。28 字 じ といっても 骨 ほね の 形 かたち は 18 種類 しゅるい しかなく、 残り のこり は 点 てん で 区別 くべつ します。 骨 ほね を 覚え おぼえ てから 点 てん を 足す たす 、という 順 じゅん で 覚えれ おぼえれ ば 負担 ふたん は 半分 はんぶん になります。 骨 ほね の 形 かたち その 骨 ほね を 使う つかう 字 じ 違い ちがい 小さな ちいさな 歯 は ب ت ث 点 てん が 下 した に 1 つ、 上 うえ に 2 つ、 上 うえ に 3 つ 釣り針 つりばり ج ح خ 点 てん が 中 なか に 1 つ、 点 てん なし、 上 うえ に 1 つ 三 みっ 日 か 月 つき د ذ 点 てん なしと、 上 うえ に 1 つ 波 なみ と 半円 はんえん ر ز 点 てん なしと、 上 うえ に 1 つ 三つ みっつ の 山 やま س ش 点 てん なしと、 上 うえ に 3 つ 丸 まる と 輪 わ ص ض 点 てん なしと、 上 うえ に 1 つ 丸 まる に 縦棒 たてぼう ط ظ 点 てん なしと、 上 うえ に 1 つ 耳 みみ ع غ 点 てん なしと、 上 うえ に 1 つ 輪 わ に 尾 お ف ق 点 てん が 上 うえ に 1 つと、 上 うえ に 2 つ 字 じ は 語 ご の 中 なか で 形 かたち を 変える かえる ここがアラビア 文字 もじ の 最大 さいだい の 特徴 とくちょう です。 字 じ は 隣 となり の 字 じ と 手 て をつな