2.14 形編の総合演習 — 二つの軸で点検する — Epoché
この 課 か でできるようになること 名詞 めいし の 型 かた と 動詞 どうし の 形 かたち を、 一 ひと つの 表 ひょう で 同時 どうじ に 確かめ たしかめ られる。 形 かたち 編 へん の 十 じゅう 四 よん 課 か で 扱っ あつかっ たものを、 抜け ぬけ なく 点検 てんけん できる。 自分 じぶん がどこで 詰まる つまる かを、 自分 じぶん で 見つけ みつけ られる。 前提 ぜんてい : 2.13( 数詞 すうし の 変化 へんか と、 大きな おおきな 数 すう )。 形 かたち 編 へん の 最後 さいご の 課 か です。 形 かたち 編 へん を 終え おえ ます。この 課 か は 新しい あたらしい ことを 教え おしえ ません。 十 じゅう 三 さん 課 か で 作っ つくっ た 表 ひょう を、 一 いち 度 ど に 並べ ならべ て 点検 てんけん する のが 目的 もくてき です。 表 ひょう — 形 かたち 編 へん の 十 じゅう 四 よん 課 か で 作っ つくっ たもの 表 ひょう は 七 なな 行 ぎょう です。 左 ひだり が 何 なん を 扱っ あつかっ たか、 真ん中 まんなか がどの 課 か か、 右 みぎ が 自分 じぶん に 問う とう ことです。 扱っ あつかっ たもの どの 課 か か 自分 じぶん に 問う とう こと 冠詞 かんし と 名詞 めいし の 型 かた 2.1 から 2.3 知ら しら ない 名詞 めいし でも、 語尾 ごび から 性 せい を 当て あて られるか 動詞 どうし の 現在 げんざい 2.4 と 2.5 二 ふた つの 活用 かつよう を、 強勢 きょうせい の 位置 いち で 見分け みわけ られるか 一 いち 回 かい きりの 過去 かこ 2.6 と 2.7 規則 きそく の 作り つくり 方 かた と、 不 ふ 規則 きそく の 三十 さんじゅう を 分け わけ られるか 続い つづい ていた 過去 かこ 2.8 現在 げんざい の 語幹 ごかん に 過去 かこ の 語尾 ごび を 付け つけ られるか 人称 にんしょう 代 だい 名詞 めいし 2.9 強形 きょうけい と 弱形 じゃっけい を、 置く おく 場所 ばしょ で 使い分け つかいわけ られるか 中動態 ちゅうどうたい 2.10 マの 語尾 ごび を 聞き分け ききわけ 、 四 よん つの 意味 いみ を 分け わけ られるか 形容 けいよう 詞 し と 数詞 すうし 2.11 から 2.13 三 みっ つの 型 かた と、 比べる くらべる 形 かたち を 作れる つくれる か 七 なな つのうち、 三 みっ つ 目 め にいちばん 時間 じかん がかかります 。 不 ふ 規則 きそく の 三十 さんじゅう は 覚える おぼえる ほかなく、しかも 毎日 まいにち 出 で てきます。ここが 詰まっ つまっ ていると、 過去 かこ の 文 ぶん がどれも 読め よめ ません。 読み よみ 方 かた — 二 ふた つの 軸 じく で 点検 てんけん する 形 かたち 編 へん で 作っ つくっ た 表 ひょう は、 実 じつ は 二 ふた つの 軸 じく に 整理 せいり できます。 一 ひと つ 目 め の 軸 じく は 名詞 めいし の 側 がわ です。 性 せい が 三 みっ つ、 数 すう が 二 ふた つ、 格 かく が 四 よん つ。 冠詞 かんし と 名詞 めいし と 形容 けいよう 詞 し と 数詞 すうし が、この 軸 じく に 沿っ そっ て 一緒 いっしょ に 動き うごき ます。 一 ひと つ 動け うごけ ば 全部 ぜんぶ 動く うごく ——これが 3.10 で 学ん まなん だ 一致 いっち です。 二 ふた つ 目 め の 軸 じく は 動詞 どうし の 側 がわ です。 人称 にんしょう が 六 むい つ、 時 とき が 三 みっ つ、 相 そう が 二 ふた つ、 態 たい が 二 ふた つ。 語尾 ごび が 誰 だれ かを 言い いい 、 語幹 ごかん が 相 そう を 言い いい 、 加音 かおん が 時 とき を 言う ゆう 。 部品 ぶひん ごとに 仕事 しごと が 分かれ わかれ ている のが、ギリシア 語 ご の 動詞 どうし の 作り つくり です。 この 二 ふた つの 軸 じく は 交わり まじわり ません 。 名詞 めいし は 人称 にんしょう を 持た もた ず、 動詞 どうし は 性 せい を 持た もた ない。だから 点検 てんけん するときも、 二 ふた つを 分け わけ て 見る みる のが 早い はやい 。 名詞 めいし の 文 ぶん で 詰まる つまる か、 動詞 どうし の 文 ぶん で 詰まる つまる か ——それが 分かれ わかれ ば、どこを 直せ なおせ ばよいかも 分かり わかり ます。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす 十 じゅう 文 ぶん あります。 形 かたち 編 へん の 十 じゅう 三 さん 課 か から 一 ひと つずつ 集め あつめ ました。 訳 わけ は 本 ほん 課程 かてい で 起こし おこし た 日本 にっぽん 語 ご です。 文 ぶん 訳 わけ どの 課 か の 形 かたち か Είναι καλός άνθρωπος. [1] あの 人 ひと は 良い よい 人 ひと です。 2.3 の 形容 けいよう 詞 し の 一致 いっち Είναι εύκολο. [2] それは 簡単 かんたん です。 2.5 の である。 主語 しゅご を 置か おか ない Αυτός έγραψε ένα γράμμα. [3] あの 人 ひと は 手紙 てがみ を 書き かき ました。 2.6 の 規則 きそく の 過去 かこ 。 頭 あたま にエが 足さ たさ れる Τον είδα. [4] あの 人 ひと を 見 み ました。 2.7 の 不 ふ 規則 きそく 。 現在 げんざい とつながって 見え みえ ない Τι έτρωγες; [5] 何 なん を 食べ たべ ていたのですか。 2.8 の 続く つづく 過去 かこ 。 語幹 ごかん が 現在 げんざい のまま Σε θυμάμαι. [6] あなたのことを 覚え おぼえ ています。 2.10 の 中動態 ちゅうどうたい 。 第 だい 二 に 活用 かつよう の 型 かた Χτες σηκώθηκα νωρίς. [7] 昨日 きのう は 早く はやく 起き おき ました。 2.10 の 中動態 ちゅうどうたい の 過去 かこ 。シカの 語尾 ごび Είμαι καλύτερη από εσένα. [8] 私 わたくし はあなたより 優れ すぐれ ています。 2.11 の 比べる くらべる 形 かたち 。 不 ふ 規則 きそく な 四 よん 語 ご の 一 ひと つ Έκανα λάθος. [9] 間違え まちがえ ました。 2.12 の 古い ふるい 型 かた 。オスで 終わる おわる 中性 ちゅうせい Έχει τρεις αδερφούς. [10] あの 人 ひと には 兄弟 きょうだい が 三 さん 人 にん います。 2.13 の 数詞 すうし 。 男性名詞 だんせいめいし に 合わせ あわせ た 形 かたち 十 じゅう 文 ぶん を 続け つづけ て 読ん よん でください。 形 かたち 編 へん の 十 じゅう 三 さん 課 か が、 十 じゅう 文 ぶん の 中 なか に 全部 ぜんぶ 入っ はいっ ています。 この 十 じゅう 文 ぶん が 読め よめ て、しかも 一 ひと つずつどの 課 か の 形 かたち かを 言えれ いえれ ば、 形 かたち 編 へん は 身 み に 付い つい ています。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ の 近道 ちかみち 形 かたち 編 へん を 終え おえ て、 覚える おぼえる ことが 多い おおい と 感じ かんじ ているはずです。 実際 じっさい に 多い おおい 。 日本 にっぽん 語 ご には 格 かく 変化 へんか も 性 せい も 無い ない ので、 丸 まる ごと 新しい あたらしい 仕組み しくみ だからです。 ただし、 覚える おぼえる ことの 多 おお さと、 使える つかえる ようになる 難し むずかし さは 別 べつ です。 表 ひょう が 多く おおく ても、 実際 じっさい の 文 ぶん で 出る でる 形 かたち は 限ら かぎら れています。 頻出 ひんしゅつ 語 ご の 十 じゅう 文 ぶん を 見 み てください。 どれも 三 さん 語 ご から 五 ご 語 ご で、 覚え おぼえ た 表 ひょう のごく 一部 いちぶ しか 使っ つかっ ていません。 だから、 表 ひょう を 全部 ぜんぶ 埋め うめ られるようになる 必要 ひつよう はありません。 よく 出る でる 形 かたち から 順 じゅん に、 口 くち が 覚え おぼえ ていけば 足り たり ます。 読み物 よみもの と 会話 かいわ を 続ける つづける うちに、 使う つかう 形 かたち は 自然 しぜん に 絞ら しぼら れていきます。 そして、 詰まっ つまっ たときに 戻る もどる 場所 ばしょ として 表 ひょう があります。 形 かたち 編 へん は 覚える おぼえる ためではなく、 帰っ かえっ てくるためにある ——そう 思っ おもっ てください。 型 がた 編 へん と 読 どく 編 へん で 分から わから ない 形 かたち に 出会っ であっ たら、この 編 へん のどの 課 か かを 探せ さがせ ばよい。 探せる さがせる ことが、 覚え おぼえ ていることより 大事 だいじ です。 もう 一 ひと つ、 日本 にっぽん 語 ご との 対比 たいひ で 書い かい ておきます。 日本 にっぽん 語 ご は、この 二 ふた つの 軸 じく のうち 動詞 どうし の 側 がわ だけを 持っ もっ ています。 動詞 どうし は 時 とき と 態 たい を 変え かえ ますが、 名詞 めいし は 形 かたち を 変え かえ ません。 犬 いぬ は、 主語 しゅご でも 目的 もくてき 語 ご でも 犬 いぬ のままです。 だから 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ が 形 かたち 編 へん で 新しく あたらしく 学ん まなん だのは、 名詞 めいし の 軸 じく そのもの だと 言え いえ ます。 動詞 どうし の 軸 じく は、 細か こまか さは 違っ ちがっ ても 仕組み しくみ としては 馴染み なじみ があります。 書く かく 、 書い かい た、 書か かか れる、 書い かい ていた—— 日本 にっぽん 語 ご も 語尾 ごび を 変え かえ ます。 逆 ぎゃく に 言え いえ ば、 詰まる つまる 場所 ばしょ はたいてい 名詞 めいし の 側 がわ です。 冠詞 かんし を 落とす おとす 、 形容 けいよう 詞 し の 語尾 ごび を 合わせ あわせ 忘れる わすれる 、 格 かく を 間違える まちがえる 。これらは 日本 にっぽん 語 ご に 対応 たいおう する 仕組み しくみ が 無い ない ので、 意識 いしき して 直す なおす ほかありません。 そこで 一 ひと つ、 点検 てんけん の 癖 くせ を 勧め すすめ ます。 書い かい た 文 ぶん を、 名詞 めいし のかたまりごとに 指 ゆび でなぞってください。 冠詞 かんし 、 形容 けいよう 詞 し 、 名詞 めいし —— 三 みっ つの 語尾 ごび がそろっているか。そろっていれば、 名詞 めいし の 側 がわ は 片づい かたづい ています。あとは 動詞 どうし の 語尾 ごび だけ 見れ みれ ばよい。 二 ふた つの 軸 じく を 分け わけ て 見る みる と、 点検 てんけん が 半分 はんぶん の 手間 てま で 済み すみ ます。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — どの 課 か の 形 かたち か 次 つぎ の 形 かたち は、 形 かたち 編 へん のどの 課 か で 扱い あつかい ましたか。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 頭 あたま にエが 付い つい た 過去 かこ マで 終わる おわる 語尾 ごび オスで 終わる おわる 中性名詞 ちゅうせいめいし 男女 だんじょ が 同じ おなじ 形 かたち の 形容 けいよう 詞 し 練習 れんしゅう 2 — 二 ふた つの 軸 じく に 分ける わける 次 つぎ のものは、 名詞 めいし の 軸 じく と 動詞 どうし の 軸 じく のどちらですか。 名詞 めいし の 性 せい 動詞 どうし の 相 そう 名詞 めいし の 格 かく 動詞 どうし の 態 たい 練習 れんしゅう 3 — 音読 おんどく 頻出 ひんしゅつ 語 ご の 十 じゅう 文 ぶん を、 音声 おんせい のあとについて 声 こえ に 出し だし てください。 一文 かずふみ ごとに、どの 課 か の 形 かたち かを 言っ いっ てから 読む よむ こと 。 声 こえ に 出し だし て 言えれ いえれ ば、それは 探せる さがせる ということです。 最後 さいご に、 形 かたち 編 へん を 終え おえ た 時点 じてん で 手 て に 入れ いれ たものを 数え かぞえ ておきます。 冠詞 かんし が 十 じゅう 、 名詞 めいし の 型 かた が 八 よう つに 古い ふるい 型 かた が 三十 さんじゅう 、 形容 けいよう 詞 し の 型 かた が 三 みっ つ、 動詞 どうし の 活用 かつよう が 二 ふた つ、 態 たい が 二 ふた つ、 時 とき が 三 みっ つ、そして 不 ふ 規則 きそく の 三十 さんじゅう 。 数 すう だけ 並べる ならべる と 多く おおく 見え みえ ますが、そのほとんどは 表 ひょう の 中 なか に 整理 せいり されています。 覚