6.21 만년 셔츠(万年シャツ) — Epoché
前提 ぜんてい : 9.10 まで。 この 篇 へん でできるようになること 地 ち の 文 ぶん と 会話 かいわ の 文末 ぶんまつ を 分け わけ 、 語り かたり の 時制 じせい と 話す はなす 相手 あいて を 読み取れる よみとれる 。 見 み てきたことの 回想 かいそう と、 母 はは を 敬う うやまう 形 かたち を 読み よみ 、 短い みじかい 現代 げんだい 語 ご で 言い直せる いいなおせる 。 呼び名 よびな と 教室 きょうしつ の 声 こえ の 変化 へんか を 追い おい 、 昌 まさ 南 みなみ が 上着 うわぎ を 脱が ぬが なかった 理由 りゆう 、 母 はは についた 嘘 うそ の 理由 りゆう を 説明 せつめい できる。 この 文章 ぶんしょう について 方 ほう 定 ただし 煥 かん の 短編 たんぺん です。 冗談 じょうだん で 周囲 しゅうい を 笑わ わらわ せる 昌 まさ 南 みなみ が、 寒い さむい 日 ひ の 体操 たいそう で 上着 うわぎ を 脱ぐ ぬぐ よう 命じ めいじ られます。 服 ふく と 靴 くつ の 様子 ようす 、 本人 ほんにん の 返事 へんじ 、 周囲 しゅうい の 反応 はんのう を 結び付け むすびつけ て 読み よみ ましょう。 分から わから ない 語 ご は 作品 さくひん 辞書 じしょ で 確かめ たしかめ 、まず 話 はなし の 筋 すじ を 追い おい ます。 本文 ほんぶん を 一 ひと 場面 ばめん ずつ 読み よみ 、 対訳 たいやく と 照らし てらし てください。 古い ふるい 綴り つづり や 会話 かいわ の 形 かたち は 語釈 ごしゃく で 確かめ たしかめ ます。 文法 ぶんぽう メモ — 語り かたり と 会話 かいわ 地 ち の 文 ぶん は 型 かた 編 へん 23 課 か の 한다 体 からだ です。 소년이었다 は 名詞 めいし + 이었다 で「 少年 しょうねん だった」、 있었다 は 動詞 どうし の 過去 かこ です。 動詞 どうし の 現在 げんざい は ㄴ다 / 는다 で 終わり おわり ます。 体操 たいそう の 先生 せんせい の 宣言 せんげん の 용서한다 は、 용서하다 の 現在 げんざい です。 現在 げんざい 形 かたち を 見つけ みつけ たら、 地 ち の 文 ぶん か 台詞 せりふ かも 確かめ たしかめ ます。 語尾 ごび だけで 語り手 かたりて を 決め きめ ず、かぎ 括弧 かっこ と 前後 ぜんご の 動作 どうさ を 読み合わせ よみあわせ ましょう。 生徒 せいと から 先生 せんせい への 늦었습니다 は 改まっ あらたまっ た 丁寧 ていねい な 返事 へんじ 。 先生 せんせい の 늦었느냐 は 生徒 せいと への 問い とい 、 벗어랏 は 強い つよい 命令 めいれい です。 母 はは から 子 こ への 가거라 も、 相手 あいて に 向ける むける 指示 しじ です。 現代 げんだい の 自分 じぶん の 会話 かいわ へ 移す うつす ときは、 相手 あいて との 関係 かんけい に 合う あう 丁寧 ていねい さを 選び えらび ます。 型 かた 編 へん 21 課 か の 回想 かいそう の 仲間 なかま 、- 더라 は、 前 まえ に 経験 けいけん して 知っ しっ たことを 友だち ともだち へ 伝える つたえる 文末 ぶんまつ です。この 作品 さくひん では、 友だち ともだち が 昌 まさ 南 みなみ の 練習 れんしゅう を 見 み て 話す はなす 所 ところ に 出 で ます。 型 かた 編 へん 13 課 か の- 던 も、 以前 いぜん の 様子 ようす を 振り返っ ふりかえっ て 名詞 めいし へつなぎます。 今 いま の 状態 じょうたい は 前後 ぜんご の 話 はなし から 読み よみ ます。 自分 じぶん が 意図 いと してした 動作 どうさ を 単に たんに 報告 ほうこく するときは 過去 かこ 形 かたち を 使い つかい ます。- 더라 は、 見 み た 様子 ようす や 経験 けいけん して 分かっ わかっ たことを 振り返る ふりかえる 形 かたち です。 自分 じぶん のことでも 実感 じっかん の 回想 かいそう はできます。この 篇 へん の 練習 れんしゅう では、 自分 じぶん の 練習 れんしゅう の 報告 ほうこく と、 友だち ともだち の 姿 すがた を 見 み た 報告 ほうこく を 分け わけ ます。 昌 まさ 南 みなみ は 先生 せんせい に 話し はなし ながら、 自分 じぶん の 母 はは を 시 で 敬っ うやまっ ています。 받아 입으셨어요 の 入っ はいっ ている 段落 だんらく で、 誰 だれ が 受け取っ うけとっ て 着 き たのかを 追い おい ましょう。 日本 にっぽん 語 ご の 対訳 たいやく では、 外 そと の 人 ひと に 自分 じぶん の 母 はは を 話す はなす 自然 しぜん な「 母 はは は 受け取っ うけとっ て 着 き ました」とします。 母 はは について 韓国 かんこく 語 ご で 話す はなす 練習 れんしゅう では、 어머니께서 と 시 を 使っ つかっ て 母 はは を 敬い うやまい ます。 日本 にっぽん 語 ご へ 訳す やくす ときは、 自分 じぶん の 母 はは の 行動 こうどう として 普通 ふつう の 丁寧 ていねい な 文 ぶん にします。 二 ふた つの 言語 げんご で 敬語 けいご を 置く おく 位置 いち を 選び直し えらびなおし ましょう。 주의해야 하느니라 の- 느니라 は「〜するものだ」と 教え諭す おしえさとす 昔 むかし ふうの 文末 ぶんまつ です。ここでは 先生 せんせい の 言い いい 方 かた を 昌 まさ 南 みなみ がまねていることを 読み取り よみとり ます。 結末 けつまつ の 사신답니다 は 母 はは の 暮らし くらし を 説明 せつめい する 語尾 ごび で、 母 はは への 尊敬 そんけい も 残っ のこっ ています。 語釈 ごしゃく — 場面 ばめん と 底本 ていほん の 字 じ 語 ご ・ 表記 ひょうき この 作品 さくひん での 意味 いみ 비행가 飛行 ひこう 家 か 。 昌 まさ 南 みなみ の 呼び名 よびな 。 만년 셔츠 万 まん 年 ねん シャツ。 裸 はだか の 上 うえ 半身 はんしん をシャツにたとえた 昌 まさ 南 みなみ の 言葉 ことば 。 궁둥이 尻 しり 。 口 くち が 堅い かたい という 描写 びょうしゃ と、 鉄棒 てつぼう で 体 からだ が 重い おもい ことのつながりにも 注目 ちゅうもく 。 운동틀 ・ 철봉 運動 うんどう の 器具 きぐ ・ 鉄棒 てつぼう 。 放課 ほうか 後 ご の 練習 れんしゅう の 場 ば 。 구차하다 ・ 태평 暮らし くらし が 苦しい くるしい ことと、 平気 へいき な 様子 ようす 。 外見 がいけん と 態度 たいど を 分け わけ て 読む よむ 。 저고리 ・ 웃옷 ・ 버선 ・ 짚신 上衣 うわぎ ・ 上着 うわぎ ・ 足袋 たび ・わらじ。 何 なん を 着 き て、 何 なん がないかを 整理 せいり する。 깔깔 ・ 킬킬 ・ 훌쩍훌쩍 げらげら・くすくす・しくしく。 笑い わらい から 泣き声 なきごえ への 変化 へんか 。 년급 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 학년 。 学校 がっこう の 学年 がくねん を 指す さす 。 섰는 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 서 있는 。 立っ たっ ている 姿 すがた 。 벗어랏 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 벗어라 。「 脱げ ぬげ 」という 強い つよい 命令 めいれい 。 리 朝鮮 ちょうせん の 里 さと 。 一 いち 里 り は 約 やく 0.4キロで、 二十 にじゅう 里 り は 約 やく 8キロ。 日本 にっぽん の 里 さと ( 約 やく 3.9キロ)より 短い みじかい 。 머셔서 目 め が 見え みえ なくなったことを 母 はは への 敬語 けいご で 述べる のべる 形 かたち 。 멀다 の ㄹ が 시 の 前 まえ で 落ち おち ている。 対訳 たいやく 博物 はくぶつ の 時間 じかん だった。 「 歯 は のない 動物 どうぶつ は 何 なん か、わかるか。」 先生 せんせい が 二 に 度 ど 続け つづけ て 尋ね たずね ても 手 て を 挙げる あげる 生徒 せいと はいなかったが、 突然 とつぜん 「はい」と 声 こえ を 上げ あげ て、 元気 げんき よく 手 て を 挙げ あげ た 者 もの がいた。 「うむ、 昌 まさ 南 みなみ か。 言っ いっ てみなさい。」 「 歯 は のない 動物 どうぶつ は、 年寄り としより のじいさんです!」 「こらっ!」 と 先生 せんせい は 大声 おおごえ を 上げ あげ た。 教室 きょうしつ じゅうの 生徒 せいと がげらげら 笑っ わらっ ても、 昌 まさ 南 みなみ は 平気 へいき な 顔 かお で 席 せき に 着い つい た。 修身 しゅうしん ( 道徳 どうとく )の 時間 じかん だった。 「マッチ 一 いち 本 ぽん の 火 ひ の 不 ふ 始末 しまつ で、 一 ひと つの 村 むら の 三十 さんじゅう 軒 けん あまりが 焼け やけ てしまったのだから、マッチはたった 一 いち 本 ぽん でも 恐ろしい おそろしい ものと 心得 こころえ て、 気 き をつけねばならぬ。」 と 熱心 ねっしん に 説明 せつめい してくれた 先生 せんせい が、まだ 教室 きょうしつ の 戸 と の 外 そと へも 出 で ないうちに、 「 一 いち 滴 てき ずつ 落ち おち た 雨水 あまみず が 集まり あつまり 集まっ あつまっ て 大 だい 洪水 こうずい になるのだから、 誰 だれ であれ 鼻水 はなみず 一 いち 滴 てき でも 恐ろしい おそろしい ものと 心得 こころえ て、 気 き をつけて 垂らさ たらさ ねばならぬ。」 と 大声 おおごえ で 叫ん さけん だ 生徒 せいと がいた。 先生 せんせい はそれを 聞い きい て、 込み上げ こみあげ てくる 笑い わらい を 無理 むり にこらえて 振り返り ふりかえり 、 「 今 いま のは 誰 だれ だ。どうせまた 昌 まさ 南 みなみ がやったんだろう。」 と、わざと 目 め を 大きく おおきく 見開い みひらい た。 生徒 せいと たちはみなくすくす 笑っ わらっ てから 静か しずか になった。 「はい、 先生 せんせい がいらっしゃらないと 思っ おもっ て、 僕 ぼく がやりました。 今度 こんど からはしません。」 と、 兵隊 へいたい のようにさっと 立ち上がっ たちあがっ て 言っ いっ たのは 昌 まさ 南 みなみ だった。 無理 むり に 怒っ おこっ た 顔 かお を 作っ つくっ ていた 先生 せんせい も、とうとうまた 笑っ わらっ てしまった。 何 なん も 言わ いわ ずににっこり 笑う わらう と、そのまま 出 で て 行っ いっ てしまった。 「あっはははは……。」 生徒 せいと たちはいっせいに 手 て をたたいて 笑いこけ わらいこけ た。 ×× 高等 こうとう 普通 ふつう 学校 がっこう 一 いち 年 ねん 乙 おつ 組 くみ の 昌 まさ 南 みなみ は、 組 くみ でいちばん 人気 にんき のある 快活 かいかつ な 少年 しょうねん だった。 名前 なまえ が 昌 まさ 南 みなみ で、 姓 せい が 韓 かん なので、 飛行 ひこう 士 し の 安昌 やすまさ 南 みなみ (アン・チャンナム) 氏 し と 同じ おなじ だと、 生徒 せいと たちはみな 彼 かれ を 見 み て「 飛行 ひこう 家 か 、 飛行 ひこう 家 か 」と 呼ん よん でいたが、 実際 じっさい 、 彼 かれ は 飛行 ひこう 家 か のようにさっぱりとして 愉快 ゆかい な 気性 きしょう の 少年 しょうねん だった。 帽子 ぼうし がすっかり すり切れ すりきれ ても 新しい あたらしい のを 買っ かっ てかぶらず、 洋服 ようふく のズボンが すり切れ すりきれ て 尻 しり につぎをあてて 通っ かよっ ているのを 見る みる と、 家 いえ が 貧しい まずしい ようでもあったが、だからといって 一 いち 度 ど でも 心配 しんぱい そうな 様子 ようす を 見せ みせ たり、 人 ひと の 物 もの をうらやむそぶりを 見せ みせ たりすることもなかった。 誰 だれ かが 心配 しんぱい ごとで 顔 かお をしかめているときには、おかしな 話 はなし をうまくこしらえ、 友だち ともだち が 困っ こまっ ているときにはよい 考え かんがえ もよく 出し だし てくれるので、「 飛行 ひこう 家 か 」の 名 な はますます 高まっ たかまっ た。 演説 えんぜつ がうまく、 討論 とうろん がうまいので、 甲 こう 組 くみ と 勝負 しょうぶ をするときには、いつも 昌 まさ 南 みなみ ひとりが 出 で て 勝つ かつ ようなものだった。 けれども、 彼 かれ の 家 いえ が 本当 ほんとう に 貧しい まずしい のか 裕福 ゆうふく なのか、 知っ しっ ている 者 もの は 誰 だれ もいなかった。ときどき 彼 かれ の 後 あと をつけてみようともしたが、みな 途中 とちゅう でしくじってしまった。なぜかというと、 彼 かれ は 毎日 まいにち 二十 にじゅう 里 り ( 約 やく 8キロ)も 離れ はなれ たところから 学校 がっこう に 通っ かよっ ていたからだった。 彼 かれ はときどきおかしなことを 言っ いっ ても、 自分 じぶん の 家 いえ のこと