記憶と時間を問う――アウグスティヌス — Epoché
解説 過去と未来は、どう今にあるか アウグスティヌスの『告白』第11巻は、時間を自分がどう経験するかを問う。過去は今の記憶、未来は今の期待として、現在への注意とともに経験される。 宇宙の時間全体が心の中にしかないと証明する議論ではない。 Augustine of Hippo 詩を唱えるとき 覚えた詩を唱えると、まだの言葉は期待され、今の言葉に注意が向き、唱えた言葉は記憶される。同じ行為の中で、三つの関わりがつながる。 記憶・注意・期待は、脳の三部位や独立した時計の名称ではない。 Augustine of Hippo 分かれながら、つながる この分かれとつながりは、魂の伸張と呼ばれる。移りゆく人間の経験は、時間に移らない神の永遠へ向かう志向と対照される。 これは神との関係を問う文脈での考察。詩の例だけで神の存在を証明したとしない。 Augustine of Hippo 関わり 詩を唱える例 期待 まだ唱えていない言葉 注意 今、唱えている言葉 記憶 すでに唱えた言葉 参考文献 Tornau, Christian「Augustine of Hippo」。 出典