5.1 体と健康 — Epoché
この 課 か でできるようになること 体 からだ の 部位 ぶい 10 語 ご と、 病気 びょうき ・ 医療 いりょう の 10 語 ご を、 母音記号 ぼいんきごう つきで 読める よめる 。 語根 ごこん から 意味 いみ が 読める よめる 単語 たんご と、 読め よめ ない 単語 たんご を 見分け みわけ られる。 対 たい になっている 体 からだ の 部位 ぶい が 女性 じょせい 名詞 めいし であることを 使える つかえる 。 母音 ぼいん を 書か かか ない 文章 ぶんしょう で、 同じ おなじ 子音 しいん の 並び ならび が 別 べつ の 単語 たんご になりうることを、この 分野 ぶんや の 例 れい で 言える いえる 。 前提 ぜんてい : 直前 ちょくぜん の 4.9 課 か までで 型 かた 編 へん I( 名詞文 めいしぶん )を 終え おえ ていること。 語根 ごこん 編 へん も 前提 ぜんてい です。4.6 課 か の 形容詞 けいようし の 一致 いっち と 4.1 課 か の 名詞文 めいしぶん が、この 課 か の 実 じつ 文 ぶん にそのまま 出 で てきます。 この 分野 ぶんや の 見取り みとり 図 ず 語彙編 ごいへん の 最初 さいしょ の 課 か は、 体 からだ と 健康 けんこう です。 旅行 りょこう でも 仕事 しごと でも、 体 からだ の 不調 ふちょう を 伝え つたえ られないと 困る こまる からというだけではありません。 この 分野 ぶんや には、アラビア 語 ご の 語彙 ごい の 二 ふた つの 層 そう がきれいに 分かれ わかれ て 入っ はいっ ている からです。 一 ひと つ 目 め の 層 そう は、 語根 ごこん から 意味 いみ が 読め よめ ない 単語 たんご です。 体 からだ の 部位 ぶい を 指す さす 単語 たんご がこれにあたります。 目 め ・ 手 て ・ 心臓 しんぞう を 指す さす 単語 たんご は、セム 語族 ごぞく の 中 なか でどの 言語 げんご にも 同じ おなじ 形 かたち で 見つかる みつかる ほど 古く ふるく 、 他 た の 単語 たんご との 意味 いみ のつながりが 磨り減っ すりへっ ています。この 層 そう は、 語根 ごこん の 知識 ちしき では 減ら へら せません。 覚える おぼえる しかない 単語 たんご です。 二 ふた つ 目 め の 層 そう は、 語根 ごこん から 意味 いみ が 読める よめる 単語 たんご です。 病気 びょうき ・ 健康 けんこう ・ 医療 いりょう の 単語 たんご がこれにあたります。 病気 びょうき を 表す あらわす 語根 ごこん が 一 ひと つあり、そこから「 病 やまい 」「 病人 びょうにん 」「 看護 かんご 師 し 」が 全部 ぜんぶ 出 で てきます。こちらは 5 語 ご を 1 つの 語根 ごこん として 覚え おぼえ られるので、 負担 ふたん は 5 分 ぶん の 1 になります。 教材 きょうざい によっては、この 二 ふた つを 混ぜ まぜ て 20 語 ご の 一覧 いちらん にします。それだと 学習 がくしゅう 者 しゃ は「アラビア 語 ご の 単語 たんご は 語根 ごこん で 覚え おぼえ られる」という 話 はなし を 信じ しんじ たまま、 体 からだ の 部位 ぶい でつまずいて、 自分 じぶん の 理解 りかい が 悪い わるい のだと 思っ おもっ てしまいます。この 課 か では 束 たば を 分け わけ て、 読め よめ ない 束 たば は 読め よめ ないと 書き かき ます 。 もう 一 ひと つ、この 分野 ぶんや に 特有 とくゆう の 決まり きまり があります。 体 からだ の 部位 ぶい のうち、 対 たい になっているものは 女性 じょせい 名詞 めいし です 。 目 め ・ 耳 みみ ・ 手 て ・ 足 あし がこれにあたります。アラビア 語 ご には、 語末 ごまつ に 丸い まるい ターゥが 無く なく ても 女性 じょせい 名詞 めいし である 単語 たんご の 一群 いちぐん があり、 対 たい の 部位 ぶい はその 代表 だいひょう です。 形容詞 けいようし や 動詞 どうし を 合わせる あわせる ときに 効い きい てきます。 語表 ごひょう 20 語 ご を 4 つの 束 たば に 分け わけ ます。 束 たば の 見出し みだし に 語根 ごこん を 書い かい てある 束 たば は、 語根 ごこん から 意味 いみ が 読め よめ ます。 語根 ごこん を 書い かい ていない 束 たば は、 単語 たんご ごとに 語根 ごこん が 違い ちがい 、しかも 語根 ごこん から 意味 いみ が 読め よめ ない 束 たば です。 束 たば 1 — 外 そと から 見える みえる 部位 ぶい ( 語根 ごこん では 読め よめ ない) この 束 たば の 5 語 ご は、 語根 ごこん がそれぞれ 別 べつ で、しかも 語根 ごこん の 意味 いみ から 単語 たんご の 意味 いみ を 読み取る よみとる ことはできません。 耳 みみ から 先 さき に 覚え おぼえ て、 字 じ は 後 あと から 追いかけ おいかけ てください。 性 せい の 列 れつ を 縦 たて に 読ん よん でください 。 女性 じょせい が 2 つ、 男性 だんせい が 3 つに 分かれ わかれ ます。 女性 じょせい になっているのは 目 め と 耳 みみ 、つまり 対 たい になっている 部位 ぶい です。 丸い まるい ターゥが 付い つい ていないのに 女性 じょせい 名詞 めいし である、というのはこの 分かれ わかれ 方 かた でしか 見え みえ ません。 単語 たんご 意味 いみ 注 ちゅう رَأْس ar 頭 あたま 型 かた فَعْل 性 せい 男性 だんせい وَجْه ar 顔 かお 型 かた فَعْل 性 せい 男性 だんせい لها وجه جميل. 彼女 かのじょ は 美しい うつくしい 顔 かお をしている。 إغسل وجهك. [1] 顔 かお を 洗い あらい なさい。 عَيْن ar 目 め 型 かた فَعْل 性 せい 女性 じょせい العين بالعين والسن بالسن. 目 め には 目 め を、 歯 は には 歯 は を。 أُذُن ar 耳 みみ 型 かた فُعُل 性 せい 女性 じょせい سأخرج مع أصدقائي اليوم يا أبي. هذا بعد إذنك طبعاً. [2] お 父 ちち さん、 今日 きょう は 私 わたくし 、 友人 ゆうじん 達 たち と 出かける でかける わ。もちろんお 父 ちち さんが 許し ゆるし てくれたらだけど。 أَنْف ar 鼻 はな 型 かた فَعْل 性 せい 男性 だんせい أنف ينزف دما. 鼻 はな から 血 ち が 出 で ている。 この 束 たば のうち、 目 め と 耳 みみ が 女性 じょせい 名詞 めいし です。 対 たい になっている 部位 ぶい だからです。 頭 あたま ・ 顔 かお ・ 鼻 はな は 1 つしかないので 男性 だんせい 名詞 めいし です。 束 たば 2 — 手足 てあし と、 体 からだ の 中 なか ( 語根 ごこん では 読め よめ ない) この 束 たば も 語根 ごこん から 意味 いみ は 読め よめ ません。ただし 2 語 ご には、 日本語話者 にほんごわしゃ が 引っかかり ひっかかり やすい 違い ちがい があります。 表 ひょう の 下 した の 説明 せつめい を 読ん よん でください。 性 せい の 列 れつ を 縦 たて に 読ん よん でください 。 束 たば 1 と 同じ おなじ 分かれ わかれ 方 かた です。 対 たい になっている 手 て と 足 あし が 女性 じょせい 、1 つしかない 心臓 しんぞう と 血 ち と 体 からだ が 男性 だんせい になっています。 単語 たんご 意味 いみ 注 ちゅう يَد ar 手 て 型 かた فَعْل 性 せい 女性 じょせい لليد خمسة أصابع. 手 て には 指 ゆび が 5 本 ぽん ある。 رِجْل ar 足 あし 型 かた فِعْل 性 せい 女性 じょせい تزوجَتْ من رجل غني. [3] 彼女 かのじょ はお 金持ち かねもち と 結婚 けっこん した。 هناك رجل غريب أمام المنزل. [4] 見知ら みしら ぬ 男 おとこ が 家 いえ の 前 まえ にいる。 قَلْب ar 心臓 しんぞう 型 かた فَعْل 性 せい 男性 だんせい القلب ينبض. 心臓 しんぞう が 動い うごい ている。 لقد حفظ القصيدة عن ظهر قلب. [5] 彼 かれ は 詩 し を 暗記 あんき した。 دَم ar 血 ち 型 かた فَعْل 性 せい 男性 だんせい أنف ينزف دما. 鼻 はな から 血 ち が 出 で ている。 جِسْم ar 体 からだ 型 かた فِعْل 性 せい 男性 だんせい العقل السليم في الجسم السليم. 健全 けんぜん な 精神 せいしん は 健全 けんぜん な 体 からだ に 宿る やどる 。 手 て と 足 あし はどちらも 女性 じょせい 名詞 めいし です。 対 たい になっているからです。そして どちらも 日本語 にほんご より 指す さす 範囲 はんい が 広い ひろい ことに 注意 ちゅうい してください。 腕 うで を 指す さす のに 別 べつ の 単語 たんご を 探す さがす 必要 ひつよう はありません。 束 たば 3 — 具合 ぐあい が 悪い わるい ( 語根 ごこん から 読める よめる ) ここから 語根 ごこん が 効き きき ます。この 束 たば の 5 語 ご は 2 つの 語根 ごこん から 出 で ています。 1 つ 目 め は 病む やむ ことを 表す あらわす 語根 ごこん م‑ر‑ض で、3 語 ご がそこから 出 で ます。 2 つ 目 め は 健やか すこやか で 欠け かけ が 無い ない ことを 表す あらわす 語根 ごこん ص‑ح‑ح で、2 語 ご がそこから 出 で ます。 語根 ごこん の 列 れつ を 縦 たて に 読ん よん でください 。 上 うえ から 3 行 ぎょう が 同じ おなじ 語根 ごこん 、 下 した の 2 行 ぎょう が 同じ おなじ 語根 ごこん です。 1 つの 語根 ごこん が 3 語 ご を 生ん うん でいる ことが、 縦 たて に 並べ ならべ て 初めて はじめて 見え みえ ます。1 語 ご ずつ 辞書 じしょ で 引い ひい ても、この 3 語 ご がひとかたまりだとは 分かり わかり ません。 単語 たんご 意味 いみ 注 ちゅう مَرَض ar 病気 びょうき 型 かた فَعَل 品詞 ひんし 名詞 めいし 語根 ごこん م‑ر‑ض بدأ يشعر بالمرض. 彼 かれ は 具合 ぐあい が 悪く わるく なり 始め はじめ た。 لن يكون بوسعه القدوم بسبب مرضه. [6] 彼 かれ は 病気 びょうき で 来 こ られません。 مَرِيض ar 病気 びょうき の・ 病人 びょうにん 型 かた فَعِيل 品詞 ひんし 形容詞 けいようし 語根 ごこん م‑ر‑ض أنا مريض. 私 わたくし は 病気 びょうき です。 لن يستطيع المجيء لأنه مريض. [7] 彼 かれ は 病気 びょうき で 来 こ られません。 مُمَرِّضَة ar 看護 かんご 師 し 型 かた مُفَعِّلَة 品詞 ひんし 名詞 めいし 語根 ごこん م‑ر‑ض أصبحت ممرضة. 彼女 かのじょ は 看護 かんご 師 し になりました。 قاست الممرضة حرارته. [8] 看護 かんご 婦 ふ が 彼 かれ の 体温 たいおん を 計っ はかっ た。 صِحَّة ar 健康 けんこう 型 かた فِعْلَة 品詞 ひんし 名詞 めいし 語根 ごこん ص‑ح‑ح الرضيع بصحة جيدة. その 赤ん坊 あかんぼう は 健康 けんこう です。 بالصحة و العافية! [9] お 召し上がれ めしあがれ 。 صَحِيح ar 正しい ただしい ・ 健康 けんこう な 型 かた فَعِيل 品詞 ひんし 形容詞 けいようし 語根 ごこん ص‑ح‑ح الجواب صحيح. 答え こたえ は 正しい ただしい 。 لا يمكن أن يكون ذلك صحيحاً. [10] 本当 ほんとう の 筈 はず がない。 1 つの 語根 ごこん から 3 語 ご がまとめて 手 て に 入る はいる 、という 語根 ごこん の 効き目 ききめ がここで 見え みえ ます。 病む やむ ことを 表す あらわす 語根 ごこん に、 状態 じょうたい の 型 かた ・ 人 ひと の 型 かた ・ 使役 しえき の 型 かた をかぶせただけです。 健やか すこやか さの 語根 ごこん が「 健康 けんこう 」と「 正しい ただしい 」の 両方 りょうほう になるのは、 語根 ごこん の 芯 しん が 欠け かけ ていないこと だからです。 体 からだ が 欠け かけ ていなければ 健康 けんこう 、 答え こたえ が 欠け かけ ていなければ 正しい ただしい 、という 広がり ひろがり 方 かた をします。 束 たば 4 — 治す なおす ところ、 痛む いたむ ところ 最後 さいご の 束 たば は 医療 いりょう の 単語 たんご です。 医者 いしゃ と