見取り:修道院・学校・大学の違い/偽ディオニュシオスとビザンツの思想/中世女性の思索と文章の場 — Epoché
解説 学ぶ場は一つではない ラテン世界では、修道生活の場である修道院や、聖堂に付属する学校で文法・論理が学ばれた。12世紀パリでは学校が競い、1200年頃に大学が成立する。大学は文法・論理などの学芸と、神学・法学・医学などの学部に分かれた。 全地域が同じ道を進んだわけではなく、大学の外でも思索は続いた。 出典1 ギリシア語の思索と、神の語り方 ビザンツでは古代のギリシア語思想が継承され、キリスト教的思索も展開した。偽ディオニュシオスは、神を肯定する言葉と否定する言葉の両方を超えるものとして考える。 この著者は5世紀末から6世紀初頭の人物で、1世紀の名を用いた。否定は神の不在の証明ではなく、ビザンツの思想全体も一様ではない。 出典1 ・ 出典2 制約のなかで、文章を書く ラテン中世の女性は大学から排除された。それでもヒルデガルトやエロイーズらは宗教共同体や文章を通じて思索した。クリスティーヌ・ド・ピザンは修道生活を送らず執筆した。 女性の思索をすべて神秘体験や修道女の活動にまとめない。 出典1 場・伝統 見取り 修道院 修道生活のなかの学び 聖堂学校 聖堂に付属する学びの場 大学 学部に分かれる学問 ビザンツ 古代ギリシアとキリスト教的思索 女性の文章 参加の制約と多様な著作 参考文献 [1] Marenbon, John「Medieval Philosophy」。 出典 [2] Corrigan, Kevin; Harrington, L. Michael「Pseudo-Dionysius the Areopagite」。 出典