14.91 ノアの箱舟 — 物語を、数で進める — Epoché
この篇でできるようになること ★ 数と寸法の列 が、物語を進める道具だと分かる。 ★ キュビト のような昔の単位の読み方が身につく。 ★ 古い動詞の形 ( liveth ・ remaineth )が読める。 ★ くり返しで念を押す 書き方に気づける。 前提 : 特別編に門はありません。第 5 期まで済んでいれば、どこからでも読めます(目安は 3.40 まで/4.60 まで)。 読む前に ★ 特別編は 順番に読む必要がありません 。 ★ 1 篇が 1 作品 で、★ どの篇から始めてもかまいません。 ★ 12.17 知編 で、 英語には「出典を書かずに引く二つの本」がある と置きました。 ★ その一つが この欽定訳 です。 ★ 四百年たっても古びない のは、★ 出た時点ですでに少し古い言い方だった から——★ そこが面白いところ です。 どちらのことか 確かめること ★ 本のこと ★ なぜ欽定訳は引かれ続けるのか( 12.17 知編 ) ★ 単位のこと ★ 昔の長さと日付の言い方( 12.5 知編 ) ★ 8.211 読編 を読んだ人へ 。 ★ そこで見たのは And で文を並べる書き方 と、 短い語が多いこと でした。 ★ この篇でも同じ書き方が続きます ——★ And で始まる文が 43 本、 四字以下の語が 70 パーセント です。 ★ だから、 この篇ではそこを見ません 。 ★ 見るのは 数 です。 原文 原文は別の文書にあります(作品ページの「原文」)。本文は 1978 語、段落は 63 に分かれ、文は 63 本、一文の平均は 31.4 語です。いちばん長い一文は 76 語です。 ★ 節の番号は落としてあります ——★ 紙面の装置であって本文ではない からです。 ★ 読み上げでも鳴りません。 全訳 原文の全訳です。この課程のために、原文に沿って訳しました。番号は原文の段落の番号で、原文と行き来できます。 ノアの系図は次のとおりです。ノアは正しい人で、その時代の人々の中で欠けのない人でした。ノアは神とともに歩みました。 そしてノアは、セム、ハム、ヤペテの三人の息子をもうけました。 地もまた神の前に堕落し、地は暴虐で満ちていました。 神が地をご覧になると、見よ、それは堕落していました。すべての肉なるものが、地の上で自分の道を堕落させていたからです。 神はノアに言われました。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来た。彼らのせいで地は暴虐で満ちているからだ。見よ、わたしは彼らを地もろとも滅ぼす。 あなたはゴフェルの木で箱舟を作りなさい。箱舟の中に部屋を作り、内側も外側も樹脂で塗りなさい。 これが、あなたが箱舟を作るときの作り方である。箱舟の長さは三百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトとしなさい。 箱舟には窓を作り、上から一キュビトのところで仕上げなさい。箱舟の戸はその側面に付けなさい。下の階、二階、三階を作りなさい。 見よ、わたし自身が、地の上に大水の洪水をもたらし、命の息のあるすべての肉なるものを天の下から滅ぼす。地にあるものはみな死ぬ。 しかし、あなたとはわたしの契約を立てる。あなたは箱舟に入りなさい。あなたと、あなたの息子たち、あなたの妻、息子たちの妻たちもいっしょに。 また、すべての肉なるもののうち、生きているものすべてから、それぞれ二つずつを箱舟に連れて入り、あなたとともに生かしておきなさい。それらは雄と雌でなければならない。 鳥はその種類に従って、家畜はその種類に従って、地を這うものはみなその種類に従って、それぞれ二つずつがあなたのもとに来て、生かされる。 また、食べられる食べ物をすべて取って、あなたのもとに集めなさい。それがあなたと彼らの食べ物となる。」 ノアはそのとおりにしました。神が命じられたことをすべて、そのとおりに行いました。 主はノアに言われました。「あなたとあなたの家の者はみな箱舟に入りなさい。この時代の中で、わたしの前に正しいのはあなただと、わたしは見たからだ。 清いけものはみな七つずつ、雄とその雌を取りなさい。清くないけものは二つずつ、雄とその雌を取りなさい。 空の鳥もまた七つずつ、雄と雌を取り、全地の面に種を生かしておきなさい。 あと七日たつと、わたしは四十日四十夜、地の上に雨を降らせ、わたしが造った生き物をみな地の面からぬぐい去る。」 ノアは、主が命じられたことをすべてそのとおりに行いました。 大水の洪水が地の上に起こったとき、ノアは六百歳でした。 ノアは、洪水の水を避けて、息子たち、妻、息子たちの妻たちといっしょに箱舟に入りました。 清いけものも、清くないけものも、鳥も、地の上を這うものもみな、神がノアに命じられたとおり、雄と雌が二つずつノアのもとに来て、箱舟に入りました。 七日たつと、洪水の水が地の上に来ました。 ノアの生涯の六百年目の二月十七日、その日に、大いなる深淵の泉がみな裂けて噴き出し、天の窓が開かれました。 そして雨が四十日四十夜、地の上に降りました。 まさにその日に、ノアと、ノアの息子たちセム、ハム、ヤペテ、ノアの妻、それに息子たちの三人の妻たちがいっしょに箱舟に入りました。彼らと、すべてのけものがその種類に従って、すべての家畜がその種類に従って、地の上を這うすべての這うものがその種類に従って、すべての鳥がその種類に従って、あらゆる種類のすべての鳥が入りました。 命の息のあるすべての肉なるものが、二つずつノアのもとに来て、箱舟に入りました。 入ったものは、神がノアに命じられたとおり、すべての肉なるものの雄と雌でした。そして主は、ノアのうしろで戸を閉ざされました。 洪水は四十日のあいだ地の上にありました。水は増して箱舟を持ち上げ、箱舟は地から浮かび上がりました。 水はみなぎり、地の上で大いに増し、箱舟は水の面を漂いました。 水は地の上でますますみなぎり、天の下のすべての高い山々が覆われました。 水はさらに十五キュビト上までみなぎり、山々は覆われました。 地の上を動くすべての肉なるもの、鳥も家畜もけものも、地の上を這うすべての這うものも、そしてすべての人も死にました。鼻に命の息のあるもの、乾いた地にいたものはみな死にました。 地の面にいたすべての生き物は、人も家畜も這うものも空の鳥も、ぬぐい去られました。それらは地からぬぐい去られ、ノアと、箱舟の中でノアといっしょにいたものだけが生き残りました。 水は百五十日のあいだ、地の上にみなぎっていました。 神は、ノアと、箱舟の中でノアといっしょにいたすべての生き物とすべての家畜を心に留められました。神が地の上に風を吹き渡らせると、水は引き始めました。深淵の泉と天の窓は閉ざされ、天からの雨はやみました。水は絶えず地から引いていき、百五十日が終わると、水は減りました。 箱舟は七月十七日に、アララトの山々の上にとどまりました。 水は十月まで絶えず減り続け、十月一日に山々の頂が見えました。 四十日たって、ノアは自分が作った箱舟の窓を開けました。そしてからすを放つと、からすは地から水が乾ききるまで、行ったり来たりしました。 ノアはまた、水が地の面から引いたかどうかを見ようとして、自分のもとから鳩を放ちました。しかし、全地の面に水があったので、鳩は足の裏を休める場所を見つけられず、箱舟のノアのもとに戻ってきました。ノアは手を伸ばして鳩を捕らえ、箱舟の中の自分のもとに引き入れました。 ノアはさらに七日待ち、また箱舟から鳩を放ちました。鳩は夕方にノアのもとに戻ってきました。見よ、そのくちばしには摘み取ったオリーブの葉がありました。それでノアは、水が地から引いたことを知りました。 ノアはさらに七日待ち、鳩を放ちました。鳩はもう二度とノアのもとに戻ってきませんでした。 六百一年目の一月一日に、地から水は乾ききりました。ノアが箱舟の覆いを取り除いて見ると、見よ、地の面は乾いていました。 二月二十七日に、地はすっかり乾きました。 神はノアに語って言われました。「箱舟から出なさい。あなたも、あなたの妻も、あなたの息子たちも、息子たちの妻たちもいっしょに。 あなたといっしょにいるすべての肉なるもののうち、生きているものをすべて、鳥も家畜も地の上を這うすべての這うものも、いっしょに連れ出しなさい。それらが地にふんだんに増え、実り、地の上で数を増すように。」 ノアは出ました。息子たちと妻と息子たちの妻たちもいっしょに出ました。すべてのけもの、すべての這うもの、すべての鳥、地の上を這うものはみな、その種類ごとに箱舟から出ました。 ノアは主のために祭壇を築き、すべての清いけものとすべての清い鳥の中から取って、祭壇の上で焼き尽くす献げ物をささげました。 主はその快い香りをかがれ、心の中で言われました。「わたしはもう二度と、人のゆえに地をのろうことはしない。人の心が思い描くことは、幼いときから悪いからだ。わたしがしたように、生きているものをすべて打ち滅ぼすことも、もう二度とはしない。 地のあるかぎり、種まきと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜は、やむことがない。」 神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに言われました。「実り、数を増し、地を満たしなさい。 あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべてのけもの、空のすべての鳥、地の上を動くすべてのもの、海のすべての魚に及ぶ。それらはあなたがたの手にゆだねられる。 生きて動くものはみな、あなたがたの食べ物となる。青草と同じように、わたしはこれらすべてをあなたがたに与えた。 ただし、肉をその命、つまりその血のままで食べてはならない。 わたしは必ず、あなたがたの命の血の償いを求める。すべてのけものの手からもそれを求め、人の手からも求める。人それぞれの兄弟の手から、人の命の償いを求める。 人の血を流す者は、人によってその血を流される。神は人を神のかたちに造ったからである。 あなたがたは実り、数を増しなさい。地にふんだんに生み増やし、地の上で数を増しなさい。」 神はノアと、ノアといっしょにいた息子たちに語って言われました。「見よ、わたしは、あなたがたと、あなたがたの後の子孫と契約を立てる。また、あなたがたといっしょにいるすべての生き物、鳥、家畜、あなたがたといっしょにいる地のすべてのけもの、箱舟から出たすべてのものから地のすべてのけものに至るまで、契約を立てる。 わたしはあなたがたと契約を立てる。すべての肉なるものが、洪水の水によって断たれることは二度とない。地を滅ぼす洪水が起こることも二度とない。」 神は言われました。「これが、わたしとあなたがた、およびあなたがたといっしょにいるすべての生き物とのあいだに、代々永遠に立てる契約のしるしである。わたしは雲の中にわたしの弓を置く。それがわたしと地とのあいだの契約のしるしとなる。 わたしが地の上に雲を起こすとき、雲の中に弓が現れる。そのとき、わたしは、わたしとあなたがた、およびすべての肉なるもののすべての生き物とのあいだの契約を思い起こす。水が、すべての肉なるものを滅ぼす洪水となることは、もう二度とない。 弓が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、地の上にいるすべての肉なるもののすべての生き物とのあいだの永遠の契約を思い起こす。」 神はノアに言われました。「これが、わたしと、地の上にいるすべての肉なるものとのあいだにわたしが立てた契約のしるしである。」 語釈 帯の外の語は 64 語です。★ 三つの群れに分かれます ——★ 名 ( Noah ・ Shem ・ Ararat )、★ 物と単位 ( ark ・ cubit ・ gopher )、★ 古い動詞の形 ( liveth ・ remaineth ・ begat )です。 ★ 覚えるのは真ん中の群れだけ で足ります。 語(品詞) 意味 注 Ararat en 名 アララト。箱舟が止まった山の名 Ham en 名 ハム。旧約に出るノアの子 Japheth en 名 ヤペテ。ノアの子の名 LORD en 名 主(神を指す。大文字で書く習い) The LORD blessed the harvest that year with plentiful rain. 主は、その年の収穫を豊かな雨で祝福してくださいました。 Noah en 名 ノア。箱舟を作った人の名 Noah’s en 名 ノアの Shem en 名 セム。ノアの子の名 abated en 動 引いた。水が減った By morning, the flooded river had finally abated a little. 朝までに、増水した川はようやく少し引きました。 abundantly en 副 ふんだんに The old orchard produced fruit abundantly every single autumn. その古い果樹園は、毎年秋になるとふんだんに実をつけました。 altar en 名 祭壇 The villagers built a simple stone altar beside the river. 村人たちは、川のほとりに簡素な石の祭壇を建てました。 ark en 名 箱舟 The old sailor built a small ark to escape the flood. その年老いた船乗りは、洪水を逃れるための小さな箱舟を作りました。 asswaged en 動 引いた。 assuaged の古い綴り bare en 動 bore ( bear の過去)の古い形。持ち上げた The winter storm left the hillside completely bare and gray. 冬の嵐は、丘の斜面をすっかりむき出しの灰色に変えました。 beast en 名 けもの A gentle beast followed the old farmer everywhere he went. やさしいけものは、その年老いた農夫がどこへ行くにもついて歩きました。 beasts en 名 けもの(複数) Different beasts gathered peacefully near the quiet forest spring. さまざまなけものたちが、静かな森の泉のそばに穏やかに集まりました。 begat en 動 生んだ。 beget の過去 I