2.3 中性名詞の三つの型と、形容詞の一致 — Epoché
この 課 か でできるようになること 中性名詞 ちゅうせいめいし の 三 みっ つの 型 かた を 語尾 ごび で 見分け みわけ られる。 マで 終わる おわる 語 ご がすべて 中性 ちゅうせい だと 知り しり 、カタカナ 語 ご からその 何十 なんじゅう 語 ご かを 持ち込める もちこめる 。 形容 けいよう 詞 し を 名詞 めいし の 性 せい ・ 数 すう ・ 格 かく に 合わせ あわせ て 置ける おける 。 前提 ぜんてい : 2.2( 男性名詞 だんせいめいし の 三 みっ つの 型 かた と、 女性名詞 じょせいめいし の 二 ふた つの 型 かた )。 2.2 で 男性 だんせい と 女性 じょせい を 片づけ かたづけ ました。 残る のこる のは 中性 ちゅうせい です。そして 中性 ちゅうせい を 終える おえる と、 名詞 めいし の 三 みっ つの 性 せい がそろいます。そろったところで 形容 けいよう 詞 し に 入り はいり ます。 形容 けいよう 詞 し は 名詞 めいし の 性 せい に 合わせ あわせ て 姿 すがた を 変える かえる ので、ここまでの 語尾 ごび がそのまま 形容 けいよう 詞 し にも 現れる あらわれる ——だから 中性 ちゅうせい と 形容 けいよう 詞 し を 一 ひと つの 課 か にまとめました。 中性 ちゅうせい の 表 ひょう — 三 みっ つの 型 かた 中性名詞 ちゅうせいめいし は 語尾 ごび で 三 みっ つに 分かれ わかれ ます。オで 終わる おわる 型 がた 、イで 終わる おわる 型 がた 、マで 終わる おわる 型 がた です。 表 ひょう は 三 さん 行 ぎょう で、 真ん中 まんなか が 一 ひと つのとき、 右 みぎ がたくさんのときです。 語尾 ごび の 型 かた 一 ひと つのとき たくさんのとき オで 終わる おわる 型 がた το βιβλίο で 本 ほん が τα βιβλία で 本 ほん が 何 なん 冊 さつ も イで 終わる おわる 型 がた το παιδί で 子ども こども が τα παιδιά で 子ども こども たちが マで 終わる おわる 型 がた το πρόβλημα で 問題 もんだい が τα προβλήματα で 問題 もんだい がいくつも 三 みっ つとも、たくさんのときは アで 終わり おわり ます 。 男性 だんせい がイかエス、 女性 じょせい がエスだったのに 対し たいし て、 中性 ちゅうせい はアです。ここは 覚え おぼえ やすいところで、アで 終わる おわる 複数 ふくすう を 聞い きい たら 中性 ちゅうせい だと 決め きめ てかまいません。 そして 2.1 で 言っ いっ たとおり、 中性 ちゅうせい は するほうとされるほうが 同じ おなじ 形 かたち です。 冠詞 かんし も 名詞 めいし も 動き うごき ません。 動く うごく のは 持ち主 もちぬし のときだけで、そのときは 語尾 ごび がウの 音 おと になります。 本 ほん のはトゥ・ヴィヴリウ、 子ども こども のはトゥ・ペディウ。イの 型 かた はここで 音 おと が 二 ふた つ 増える ふえる ので、 少し すこし 目立ち めだち ます。 マで 終わる おわる 語 ご は、 全部 ぜんぶ 中性 ちゅうせい 三 みっ つ 目 め の 型 かた には、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ にとって 特別 とくべつ な 意味 いみ があります。 マで 終わる おわる ギリシア 語 ご の 名詞 めいし は、 例外 れいがい なく 中性 ちゅうせい です。 そして、そういう 語 ご をあなたはもう 何十 なんじゅう も 知っ しっ ています。 表 ひょう は 五行 ごぎょう で、 左 ひだり がカタカナ 語 ご 、 右 みぎ がギリシア 語 ご での 姿 すがた です。 カタカナ 語 ご での 姿 すがた ギリシア 語 ご では ドラマ。もとは 劇 げき το δράμα で 劇 げき 。 中性 ちゅうせい テーマ。もとは 置か おか れたもの το θέμα で 主題 しゅだい 。 中性 ちゅうせい システム。もとは 一緒 いっしょ に 立て たて たもの το σύστημα で 体系 たいけい 。 中性 ちゅうせい プログラム。もとは 前 まえ もって 書い かい たもの το πρόγραμμα で 計画 けいかく 表 ひょう 。 中性 ちゅうせい プロブレム。もとは 前 まえ に 投げ出さ なげださ れたもの το πρόβλημα で 問題 もんだい 。 中性 ちゅうせい 右 みぎ の 欄 らん の 説明 せつめい を 読み返し よみかえし てください。どれも 何 なん かをした 結果 けっか できたもの という 形 かたち をしています。マという 語尾 ごび は、 動詞 どうし から 名詞 めいし を 作る つくる ときの 道具 どうぐ で、「その 動き うごき の 結果 けっか 」を 表し あらわし ます。 書く かく という 動詞 どうし からグラマ、つまり 書か かか れたもの、 手紙 てがみ 。1.3 で 見 み た 接辞 せつじ と、1.4 で 見 み た 語根 ごこん と、この 語尾 ごび を 組み合わせれ くみあわせれ ば、 意味 いみ の 見当 けんとう がつく 語 ご がさらに 増え ふえ ます。 この 型 かた の 名詞 めいし は、たくさんにするときに タが 挟まり はさまり ます 。プロヴリマがプロヴリマタになる。カタカナ 語 ご でも、 複数 ふくすう 形 けい として 英語 えいご からドグマタやスティグマタという 形 かたち が 入っ はいっ ていることがあります。 挟まる はさまる タを 聞い きい たら 中性 ちゅうせい の 複数 ふくすう だと 思っ おもっ てください。 形容 けいよう 詞 し の 表 ひょう — 名詞 めいし に 合わせる あわせる 形容 けいよう 詞 し は 名詞 めいし の 性 せい に 合わせ あわせ て 姿 すがた を 変え かえ ます。もっとも 多い おおい 形容 けいよう 詞 し は、 男性 だんせい がオス、 女性 じょせい がイ、 中性 ちゅうせい がオで 終わる おわる 型 がた です。 表 ひょう は 三 さん 行 ぎょう で、 真ん中 まんなか がその 形 かたち 、 右 みぎ が 語尾 ごび の 説明 せつめい です。 名詞 めいし の 性 せい 形容 けいよう 詞 し を 前 まえ に 置い おい た 形 かたち 形容 けいよう 詞 し の 語尾 ごび 男性 だんせい の 名詞 めいし ο καλός άνθρωπος で よい 人 ひと が 名詞 めいし と 同じく おなじく オスで 終わる おわる 女性 じょせい の 名詞 めいし η καλή μαθήτρια で よい 生徒 せいと が 名詞 めいし と 同じく おなじく イで 終わる おわる 中性 ちゅうせい の 名詞 めいし το καλό σχέδιο で よい 計画 けいかく が 名詞 めいし と 同じく おなじく オで 終わる おわる 三 みっ つとも、 形容 けいよう 詞 し の 語尾 ごび と 名詞 めいし の 語尾 ごび が そろっています 。オスにはオス、イにはイ、オにはオ。これは 偶然 ぐうぜん ではなく、 形容 けいよう 詞 し が 2.2 とこの 課 か で 見 み た 名詞 めいし の 型 かた をそのまま 借り かり ているからです。だから 形容 けいよう 詞 し のために 新しい あたらしい 変化 へんか 表 ひょう を 覚える おぼえる 必要 ひつよう はありません。 すでに 知っ しっ ている 三 みっ つの 型 かた を、 意味 いみ の 違う ちがう 語 ご に 当てはめる あてはめる だけ です。 ただし、そろわない 組み合わせ くみあわせ もあります。 生徒 せいと を 表す あらわす 男性 だんせい の 名詞 めいし はイスで 終わり おわり ますが、 形容 けいよう 詞 し はオスのままです。よい 生徒 せいと がはオ・カロス・マシティス。 音 おと がそろっていなくても、 性 せい が 合っ あっ ていれば 正しい ただしい 。 合わせる あわせる のは 性 せい ・ 数 すう ・ 格 かく であって、 語尾 ごび の 音 おと ではありません 。ここを 取り違える とりちがえる と、 耳 みみ で 覚え おぼえ た 形 かたち をそのまま 当てはめ あてはめ て 間違え まちがえ ます。 読み よみ 方 かた — 語尾 ごび のイが、 性 せい を 分ける わける 0.2 と 2.1 に 続い つづい て、 三 さん 度 ど 目 め のイの 話 はなし です。 今度 こんど は 名詞 めいし と 形容 けいよう 詞 し の 語尾 ごび に 出る でる イを 見 み ます。 表 ひょう は 三 さん 行 ぎょう です。 語尾 ごび に 聞こえる きこえる イ ギリシア 語 ご の 例 れい どう 綴り つづり 、 何 なん を 教える おしえる か 中性 ちゅうせい の 名詞 めいし のイ το παιδί で 子ども こども が イオタで 綴る つづる 。 中性 ちゅうせい で 一 ひと つ 女性 じょせい の 名詞 めいし のイ η αδερφή で 姉妹 しまい が イータで 綴る つづる 。 女性 じょせい で 一 ひと つ 形容 けいよう 詞 し の 女性 じょせい 形 けい のイ η καλή μέρα で よい 日 ひ が イータで 綴る つづる 。 女性 じょせい に 合わせ あわせ た 形 かたち 一 いち 行 ぎょう 目 め と 二 に 行 ぎょう 目 め は、 耳 みみ ではまったく 同じ おなじ です。ペディとアデルフィ。 語尾 ごび だけでは 中性 ちゅうせい か 女性 じょせい かが 分かり わかり ません。 ではどうするのかというと、やはり 冠詞 かんし です。トが 聞こえれ きこえれ ば 中性 ちゅうせい 、イが 聞こえれ きこえれ ば 女性 じょせい 。 冠詞 かんし は 名詞 めいし より 先 さき に 鳴る なる ので、 語尾 ごび を 聞く きく 前 まえ に 性 せい は 決まっ きまっ ています。2.1 から 一貫 いっかん して 同じ おなじ 構造 こうぞう です。 書か かか れたものを 読む よむ ときは、 逆 ぎゃく に 語尾 ごび のほうが 確実 かくじつ です。イオタで 終われ おわれ ば 中性 ちゅうせい 、イータで 終われ おわれ ば 女性 じょせい 。 耳 みみ では 前 まえ の 冠詞 かんし 、 目 め では 後ろ うしろ の 語尾 ごび —— 二 ふた つの 入口 いりぐち を 使い分け つかいわけ てください。ギリシア 語 ご が 同じ おなじ 音 おと に 二 ふた つの 綴り つづり を 残し のこし ている 理由 りゆう は、まさにここにあります。 音 おと についてもう 一 ひと つ。 中性 ちゅうせい の 複数 ふくすう の 語尾 ごび のアは、 前 まえ の 音 おと とつながって 一 ひと つの 音節 おんせつ になる ことがあります。 子ども こども たちがはペディアですが、ペ・ディ・アと 三 みっ つには 割れ われ ず、ペ・ディャに 近く ちかく 鳴り なり ます。イとアが 続く つづく とイが 半分 はんぶん 子音 しいん になる——ギリシア 語 ご の 全体 ぜんたい に 働く はたらく 規則 きそく で、 聞き取り ききとり ではこれが 分かれ目 わかれめ になります。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす 十 じゅう 文 ぶん あります。 最初 さいしょ の 三 みっ つは 同じ おなじ 形容 けいよう 詞 し を 三 みっ つの 性 せい に 合わせ あわせ た もので、 続く つづく 三 みっ つは 同じ おなじ 形容 けいよう 詞 し を 述語 じゅつご に 置い おい たものです。 訳 わけ は 本 ほん 課程 かてい で 起こし おこし た 日本 にっぽん 語 ご です。 文 ぶん 訳 わけ 見る みる ところ Ήταν καλός άνθρωπος. [1] よい 人 ひと だった。 男性 だんせい に 合わせ あわせ た 形容 けいよう 詞 し 。 語尾 ごび がオス Είμαι καλή μαθήτρια. [2] 私 わたくし はよい 生徒 せいと です。 女性 じょせい に 合わせ あわせ た 同じ おなじ 形容 けいよう 詞 し 。 語尾 ごび がイ Έχεις καλό σχέδιο. [3] よい 計画 けいかく を 持っ もっ ているね。 中性 ちゅうせい に 合わせ あわせ た 同じ おなじ 形容 けいよう 詞 し 。 語尾 ごび がオ Ο πατέρας είναι καλός. [4] 父 ちち はよい 人 ひと だ。 述語 じゅつご に 置い おい ても 性 せい に 合わせる あわせる Η πόλη είναι μεγάλη. [5] 町 まち は 大きい おおきい 。 女性 じょせい の 主語 しゅご 。 形容 けいよう 詞 し もイで 終わる おわる Το δέντρο είναι καλό. [6] その 木 き はよい。 中性 ちゅうせい の 主語 しゅご 。 形容 けいよう 詞 し もオで 終わる おわる Έλυσα το πρόβλημα. [7] 問題 もんだい を 解い とい た。 マで 終わる おわる 型 がた 。 中性 ちゅうせい なので 冠詞 かんし が 動か うごか ない Έχεις τρία προβλήματα. [8] 問題 もんだい が 三 みっ つあるね。 同じ おなじ 名詞 めいし のたくさん。タが 挟まる はさまる Έχει παιδιά. [9] あの 人 ひと には 子ども こども がいる。 イで 終わる おわる 型 かた のたくさん。 語尾