5.4 数と値段 — いくらですかと聞き返す — Epoché
この 課 か でできるようになること いくらですかと 聞き きき 、 値段 ねだん を 聞き取れる ききとれる 。 もっと 安い やすい ものはありますかと 尋ね たずね られる。 数える かぞえる 語 ご が、 数える かぞえる ものの 性 せい で 形 かたち を 変える かえる ことに 慣れる なれる 。 前提 ぜんてい : 5.3( 家族 かぞく と 名の日 なのひ ) 店 みせ で 使う つかう 課 か です。 字音 じおん 編 へん 8 課 か で 数 すう の 音 おと は 通し とおし てあります。ここではそれを 口 くち に 出し だし 、 値段 ねだん を 聞き取れる ききとれる ようにします。 旅先 たびさき で 本当 ほんとう に 困る こまる のは、 言う いう ことではなく 聞き取る ききとる こと です。 値段 ねだん は 早口 はやくち で 言わ いわ れます。この 課 か では、 聞き返す ききかえす 形 かたち を 先 さき に 覚え おぼえ ます。 数える かぞえる 語 ご は、 数える かぞえる ものに 合わせる あわせる いくつ、を 表す あらわす 語 ご は 数える かぞえる ものの 性 せい と 数 かず に 合わせ あわせ て 形 かたち が 変わり かわり ます 。りんごは 中性 ちゅうせい なので 中性 ちゅうせい の 複数 ふくすう の 形 かたち 、 椅子 いす は 女性 じょせい なので 女性 じょせい の 複数 ふくすう の 形 かたち 。 日本 にっぽん 語 ご の「 何 なん 個 こ 」「 何 なん 脚 きゃく 」「 何 なん 人 にん 」という 数え かぞえ 方 かた の 分かれ わかれ 方 かた に 似 に ていますが、 決める きめる のは 物 もの の 形 かたち ではなく 名詞 めいし の 性 せい です。 いくら、と 値段 ねだん を 聞く きく ときは、 数える かぞえる のではなく 量 りょう を 聞い きい ているので 中性 ちゅうせい の 単数 たんすう の 形 かたち を 使い つかい ます。これは 決まっ きまっ た 言い いい 方 かた として、そのまま 覚え おぼえ てください。 数 すう そのものも、 三 さん と 四 よん だけは 性 せい で 形 かたち が 変わり かわり ます( 形 かたち 編 へん 3 課 か )。 三 みっ つのりんご と 三 さん 人 にん の 男 おとこ で 語 ご が 違う ちがう 。ほかの 数 かず は 変わり かわり ません。 変わる かわる のは 三 さん と 四 よん だけ と 覚え おぼえ ておけば 足り たり ます。 聞き返し ききかえし と、 値切り ねぎり の 手前 てまえ 値段 ねだん が 聞き取れ ききとれ なかったときは、 話 はなし 編 へん 第 だい 1 期 き 2 課 か で 覚え おぼえ た 一 いち 語 ご で 聞き返せ ききかえせ ます。それでも 分から わから なければ、 書い かい てもらう のがいちばん 確実 かくじつ です。ギリシアの 店 みせ では 嫌 いや がられません。 そして、 もっと 安い やすい ものはありますか という 言い いい 方 かた を 覚え おぼえ ておくと 便利 べんり です。これは 値切り ねぎり ではありません。 品物 しなもの の 種類 しゅるい を 尋ね たずね ているだけなので、 市場 しじょう でも 店 みせ でも 失礼 しつれい になりません。ギリシアの 市場 しじょう では 値切り ねぎり もしますが、それは 第 だい 2 期 き の 5.14 で 扱い あつかい ます。 値段 ねだん の 単位 たんい はユーロです。ギリシア 語 ご では 中性 ちゅうせい の 名詞 めいし として 扱い あつかい 、 形 かたち が 変わり かわり ません 。 三 さん ユーロ、 三十 さんじゅう ユーロ、いくつであっても 同じ おなじ 形 かたち です。 外 そと から 入っ はいっ た 新しい あたらしい 語 ご には、こういう 形 かたち の 変わら かわら ないものがいくつもあります。 対話 たいわ その 一 いち — 市場 しじょう で 果物 くだもの を 買う かう 話者 わしゃ : ユイと、 市場 しじょう の 売り手 うりて 。 客 きゃく と 店 みせ なので 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Καλημέρα σας. おはようございます。 Πόσα μήλα; [1] りんごはいくつご 入用 にゅうよう ですか。 Τέσσερα, παρακαλώ. 四 よん つお 願い ねがい します。 Αυτό θα κοστίσει 30 ευρώ. [2] 三十 さんじゅう ユーロになります。 Πώς; もう 一 いち 度 ど お 願い ねがい します。 Τρία ευρώ. 三 さん ユーロです。 Εντάξει. Ορίστε. 分かり わかり ました。どうぞ。 Εντάξει, ευχαριστώ. [3] ありがとうございます。 一 ひと つ 目 め 、 三 みっ つ 目 め 、 五 いつ つ 目 め 、 六 むい つ 目 め 、 七 なな つ 目 め は 本 ほん 課程 かてい が 足し たし た 台詞 せりふ です。 四 よん つ 目 め は 池 いけ の 実 じつ 文 ぶん で、 値段 ねだん の 言い いい 方 かた の 見本 みほん として 置き おき ました。 五 いつ つ 目 め の 聞き返し ききかえし は、 値段 ねだん が 聞き取れ ききとれ なかったときに 必ず かならず 使い つかい ます。 対話 たいわ その 二 に — 店 みせ で、もっと 安い やすい ものを 探す さがす 話者 わしゃ : ユイと、 店 みせ の 人 ひと 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Πόσο κάνει αυτό; これはいくらですか。 Δεκαπέντε ευρώ. 十 じゅう 五 ご ユーロです。 Αυτό δεν είναι φτηνό. [4] これは 安く やすく ありませんね。 Έχετε φτηνότερα; [5] もっと 安い やすい のはありますか。 Ναι, έχω. はい、ございます。 Έχετε τίποτα φτηνότερο; [6] もっと 安い やすい ものは 何 なん かありますか。 Ορίστε. Δέκα ευρώ. どうぞ。 十 じゅう ユーロです。 Το θέλω. Ευχαριστώ. これにします。ありがとう。 一 ひと つ 目 め 、 二 ふた つ 目 め 、 五 いつ つ 目 め 、 七 なな つ 目 め 、 八 よう つ 目 め が 本 ほん 課程 かてい の 足し たし た 台詞 せりふ です。 三 みっ つ 目 め と 四 よん つ 目 め と 六 むい つ 目 め は 池 いけ の 実 じつ 文 ぶん で、 安い やすい ものを 尋ねる たずねる 言い いい 方 かた が 三 さん 通り とおり 並び ならび ます。どれを 使っ つかっ ても 構い かまい ません。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 数える かぞえる 語 ご は 数える かぞえる ものに 合わせる あわせる 形 かたち 編 へん 3 課 か りんごは 中性 ちゅうせい 、 椅子 いす は 女性 じょせい 。 名詞 めいし の 性 せい で 形 かたち が 変わる かわる 数詞 すうし は 冠詞 かんし を 取ら とら ない 形 かたち 編 へん 2 課 か 四 よん つ、 三 さん ユーロ、 十 じゅう 五 ご ユーロ。 数 かず の 前 まえ に 冠詞 かんし を 置か おか ない 三 さん と 四 よん だけ 性 せい で 形 かたち が 変わる かわる 形 かたち 編 へん 3 課 か 四 よん つのりんご は 中性 ちゅうせい の 形 かたち 。ほかの 数 かず は 変わら かわら ない 否定 ひてい は 動詞 どうし の 前 まえ に 一 いち 語 ご 型 かた 編 へん 4 課 か これは 安く やすく ない、と 言う いう ときの 語順 ごじゅん されるほうは 動詞 どうし が 受け止める うけとめる 相手 あいて 型 かた 編 へん 5 課 か これがほしい、の これ はされるほうの 形 かたち 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう Πόσο κάνει; el いくらですか。 中性 ちゅうせい の 単数 たんすう の 形 かたち を 使う つかう 決まっ きまっ た 言い いい 方 かた ευρώ (το) el ユーロ。 中性 ちゅうせい で、いくつでも 形 かたち が 変わら かわら ない Αυτό θα κοστίσει 30 ευρώ. 三十 さんじゅう ユーロになります。 Τρία ευρώ. 三 さん ユーロです。 φτηνός el 安い やすい 。 比べる くらべる 形 かたち は φτηνότερος ή πιο φτηνό の 二 に 通り とおり Αυτό δεν είναι φτηνό. これは 安く やすく ありませんね。 ακριβός el 高い たかい 。 値段 ねだん が 高い たかい こと。 φτηνός と 対 たい παρακαλώ el お 願い ねがい します、どういたしまして。 頼む たのむ ときも 礼 れい への 返し かえし にも 使う つかう Τέσσερα, παρακαλώ. 四 よん つお 願い ねがい します。 δεκαπέντε el 十 じゅう 五 ご 。 δέκα, πέντε をつないだ 形 かたち Δεκαπέντε ευρώ. 十 じゅう 五 ご ユーロです。 κοστίζω el 値段 ねだん がする。アオリスト κόστισα αυτό el これ。 中性 ちゅうせい の 指し示す さししめす 語 ご 。 店 みせ で 物 もの を 指す さす ときに 使う つかう Αυτό το βιβλίο έχει πολλές ωραίες εικόνες. [7] この 本 ほん には 綺麗 きれい な 絵 え が 沢山 たくさん あるんです。 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 いくらですか 。 二 に 語 ご です。 物 もの を 指し さし ながら 言え いえ ば、それだけで 通じ つうじ ます。 旅先 たびさき でいちばん 使う つかう 二 に 語 ご かもしれません。 二 ふた つ、 お 願い ねがい します 。 数 かず を 言っ いっ たあとに 足す たす と、 注文 ちゅうもん になります。この 語 ご は 礼 れい への 返し かえし にも 使う つかう ので、 覚える おぼえる 値打ち ねうち が 二 に 重 じゅう にあります。 三 みっ つ、 もっと 安い やすい のはありますか 。 持つ もつ という 動詞 どうし に、 安い やすい の 比べる くらべる 形 かたち を 続け つづけ ます。 値切り ねぎり ではないので、どこで 使っ つかっ ても 失礼 しつれい になりません。 四 よん つ、 これにします 。ほしい という 動詞 どうし に、これ を 表す あらわす 一 いち 語 ご を 前 まえ に 置く おく だけです。 型 かた 編 へん 6 課 か の 語順 ごじゅん がそのまま 出 で ます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 数 すう の 前 まえ に 冠詞 かんし を 置く おく 特定 とくてい の 四 よん つ、という 限定 げんてい の 意味 いみ になる 数 すう を 言う いう ときは 冠詞 かんし を 置か おか ない ユーロの 形 かたち を 変えよう かえよう とする 外 そと から 入っ はいっ た 語 ご なので 形 かたち が 変わら かわら ない いくつでも 同じ おなじ 形 かたち のまま 聞き取れ ききとれ ないまま 金 かね を 出す だす 違う ちがう 額 がく を 渡し わたし てしまう 聞き返す ききかえす か、 書い かい てもらう 三 みっ つ 目 め は 言葉 ことば の 問題 もんだい ではなく、 態度 たいど の 問題 もんだい です。 聞き返す ききかえす のは 恥 はじ ではありません。 ギリシアの 店 みせ では、 外国 がいこく 人 にん が 値段 ねだん を 聞き返す ききかえす のは 当たり前 あたりまえ のことで、たいてい 書い かい て 見せ みせ てくれます。 数 すう の 聞き取り ききとり は、この 課程 かてい のどの 練習 れんしゅう より 場数 ばかず がものを 言い いい ます。 聞 ぶん 編 へん の 聞き取り ききとり の 編 へん で、 数 かず だけを 集中 しゅうちゅう して 聞く きく 課 か を 置い おい ています。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 数える かぞえる 語 ご を 合わせる あわせる 次 つぎ のものを 数える かぞえる とき、いくつ を 表す あらわす 語 ご はどの 形 かたち になりますか。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 りんご( 中性 ちゅうせい ) 椅子 いす ( 女性 じょせい ) 子ども こ