5.15 タベルナで注文する — Epoché
この 課 か でできるようになること 食堂 しょくどう で 注文 ちゅうもん し、 皿 さら を 分け合う わけあう 頼み たのみ 方 かた ができる。 ギリシアの 食事 しょくじ が、 日本 にっぽん と 根本 こんぽん から 違う ちがう 組み立て くみたて であることを 知る しる 。 水 みず とパンの 扱い あつかい を 覚え おぼえ 、 驚か おどろか なくなる。 前提 ぜんてい : 5.14( 青空 あおぞら 市 し と 街角 まちかど の 売店 ばいてん ) 食堂 しょくどう の 課 か です。 語 ご 編 へん 4 課 か で 食べ物 たべもの の 語 ご をそろえました。ここではそれを 注文 ちゅうもん に 使い つかい ます。 ただし、この 課 か で 覚える おぼえる のは 語 ご ではありません。 注文 ちゅうもん のしかたそのものが 日本 にっぽん と 違う ちがう ので、その 組み立て くみたて を 扱い あつかい ます。 一人 ひとり 一 いち 皿 さら ではなく、 真ん中 まんなか に 置い おい て 分ける わける ギリシアの 食事 しょくじ は、 一人 ひとり が 一 いち 皿 さら を 取る とる のではありません 。 何 なん 皿 さら かを 頼ん たのん で、テーブルの 真ん中 まんなか に 置き おき 、みんなでつつきます。 日本 にっぽん の 定食 ていしょく とはまったく 違う ちがう 組み立て くみたて です。 だから 注文 ちゅうもん のとき、 誰 だれ が 何 なん を 食べる たべる かを 言い いい ません 。 人数 にんずう を 言い いい 、 皿 さら の 数 かず を 言う いう だけです。 四 よん 人 にん で 六 ろく 皿 さら 、というふうに。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ は「 私 わたくし はこれ、あなたはこれ」と 言い いい たくなりますが、その 必要 ひつよう がありません。 小皿 こざら を μεζέδες と 呼び よび ます。これがギリシアの 食事 しょくじ の 中心 ちゅうしん で、 大皿 おおざら の 料理 りょうり はむしろ 添えもの そえもの です。 数 すう 皿 さら を 分け合う わけあう ことが、 食事 しょくじ という 行為 こうい そのもの だと 思っ おもっ てください。 水 みず とパンは、 頼ま たのま なくても 出 で てくる 席 せき に 着く つく と、 水 みず とパンが 出 で てきます。 頼ん たのん でいないのに 出 で てくる ので、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ は 戸惑い とまどい ます。パンには 少額 しょうがく の 代金 だいきん がかかることが 多く おおく 、 水 みず は 無料 むりょう のこともあれば 有料 ゆうりょう のこともあります。 断る ことわる こともできます。パンは 要り いり ません、と 言え いえ ば 下げ さげ てくれます。ただし 断る ことわる 人 ひと はあまりいません 。ギリシアの 食事 しょくじ では、パンは 皿 さら の 料理 りょうり をすくう 道具 どうぐ でもあるからです。 そして 注文 ちゅうもん の 締めくくり しめくくり に、 店 みせ の 人 ひと が 何 なん か 飲み物 のみもの は と 尋ね たずね ます。ここで 水 みず を 頼む たのむ と、 瓶 びん で 出 で てきます。4.4 の 水 みず と 4.8 の 大きい おおきい ・ 小さい ちいさい を 組み合わせれ くみあわせれ ば 足り たり ます。 対話 たいわ その 一 いち — タベルナで、 四 よん 人 にん で 注文 ちゅうもん する 話者 わしゃ : ユイたち 四 よん 人 にん と、 店 みせ の 人 ひと 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Είμαστε τέσσερις. 四 よん 人 にん です。 Ορίστε ο κατάλογος. こちらがお 品書き しながき です。 Τι έχετε σήμερα; 今日 きょう は 何 なん がありますか。 Ψάρι, κρέας, και λαχανικά. 魚 さかな と 肉 にく と 野菜 やさい です。 Θα πάρουμε έξι πιάτα. 六 ろく 皿 さら いただきます。 Και νερό; お 水 みず はいかがですか。 Ένα μεγάλο μπουκάλι. 大きい おおきい 瓶 びん を 一 いち 本 ぽん 。 Ψωμί για όλους; パンは 皆 みな さんの 分 ぶん でよろしいですか。 Ναι, ευχαριστούμε. はい、お 願い ねがい します。 この 対話 たいわ は 全部 ぜんぶ が 本 ほん 課程 かてい の 書き下ろし かきおろし です。 一 ひと つ 目 め に 注意 ちゅうい してください—— 席 せき に 着い つい てまず 言う いう のは 人数 にんずう です。 五 いつ つ 目 め では 皿 さら の 数 かず だけを 言い いい 、 誰 だれ が 何 なん を 食べる たべる かは 言っ いっ ていません。これがギリシアの 注文 ちゅうもん のしかたです。 八 よう つ 目 め のパンの 確認 かくにん は、 代金 だいきん がかかるので 必ず かならず 尋ね たずね られます。 対話 たいわ その 二 に — 小皿 こざら を 分け合い わけあい ながら、もう 一 いち 皿 さら 頼む たのむ 話者 わしゃ : ユイと、 店 みせ の 人 ひと 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Πολύ ωραία τα μεζεδάκια. 小皿 こざら がとてもおいしいです。 Θέλετε κι άλλο; もう 一 ひと つおとりになりますか。 Ναι, ένα ακόμα. はい、もう 一 いち 皿 さら 。 Το ίδιο; 同じ おなじ ものでよろしいですか。 Όχι, κάτι άλλο. Τι προτείνετε; いえ、 別 べつ のものを。 何 なん がおすすめですか。 Τα γεμιστά είναι πολύ καλά. 詰め物 つめもの の 料理 りょうり がとてもよいですよ。 Ωραία, αυτό. いいですね、それにします。 Αμέσως. ただ 今 いま お 持ち もち します。 この 対話 たいわ も 書き下ろし かきおろし です。 五 いつ つ 目 め の 何 なん がおすすめですか は 4.5 の 提案 ていあん する を 丁寧 ていねい な 形 かたち にしたもので、 食堂 しょくどう で 必ず かならず 役 やく に 立つ たつ 一 いち 文 ぶん です。ギリシアの 店 みせ の 人 ひと は 喜ん よろこん で 答え こたえ てくれます。 八 よう つ 目 め の ただ今 ただいま は 形 かたち 編 へん 10 課 か で 覚え おぼえ た 副詞 ふくし で、 注文 ちゅうもん を 受け うけ たときの 返事 へんじ に 使い つかい ます。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 数 すう と 量 りょう 型 かた 編 へん 17 課 か 四 よん 人 にん 、 六 ろく 皿 さら 、 一 いち 本 ぽん 。 数える かぞえる 語 ご が 名詞 めいし の 性 せい に 合わせ あわせ て 動く うごく 未来 みらい の θα 型 かた 編 へん 12 課 か いただきます、で これからのこと を 小さな ちいさな 語 ご で 表す あらわす 形容 けいよう 詞 し の 一致 いっち 型 かた 編 へん 10 課 か 大きい おおきい 瓶 びん 、で 大きい おおきい が 中性 ちゅうせい の 形 かたち になる 前置 ぜんち 詞 し と 目的 もくてき 型 かた 編 へん 9 課 か 皆 みな さんの 分 ぶん で、で 〜のための を 表す あらわす 前置 ぜんち 詞 し が 出る でる 法 ほう 助 じょ 動詞 どうし と 節 ふし 型 かた 編 へん 14 課 か もう 一 ひと つおとりになりますか、で 望む のぞむ + 節 ふし 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう κατάλογος (ο) el お 品書き しながき 、 目録 もくろく 。カタログ の 元 もと 。1.2 の κατα - + 1.4 の λογ - Ορίστε ο κατάλογος. こちらがお 品書き しながき です。 μεζές (ο) el 小皿 こざら の 料理 りょうり 。 複数 ふくすう の μεζέδες で 使う つかう 。ギリシアの 食事 しょくじ の 中心 ちゅうしん πιάτο (το) el 皿 さら 、 一 いち 品 ひん 。 語 ご 編 へん 4 課 か で 覚え おぼえ た 語 ご 。 注文 ちゅうもん では 皿 さら の 数 かず を 言う ゆう Θα πάρουμε έξι πιάτα. 六 ろく 皿 さら いただきます。 μπουκάλι (το) el 瓶 びん 。 水 みず も 酒 さけ も 瓶 びん で 頼む たのむ Ένα μεγάλο μπουκάλι. 大きい おおきい 瓶 びん を 一 いち 本 ぽん 。 γεμιστά (τα) el 詰め物 つめもの の 料理 りょうり 。 野菜 やさい に 米 べい や 肉 にく を 詰め つめ て 焼い やい たもの Τα γεμιστά είναι πολύ καλά. 詰め物 つめもの の 料理 りょうり がとてもよいですよ。 Τι προτείνετε; el 何 なん がおすすめですか。4.5 の 提案 ていあん する を 丁寧 ていねい な 形 かたち にした 一 いち 文 ぶん ο ίδιος el 同じ おなじ もの。 冠詞 かんし を 付け つけ て 使う つかう μεζεδάκι (το) el 小皿 こざら の 料理 りょうり 。 小さい ちいさい ことを 表す あらわす 語尾 ごび が 付い つい て、 親しみ したしみ が 出る でる Πολύ ωραία τα μεζεδάκια. 小皿 こざら がとてもおいしいです。 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 四 よん 人 にん です 。 二 に 語 ご です。 席 せき に 着い つい てまず 言う いう 一言 ひとこと です。 二 ふた つ、 今日 きょう は 何 なん がありますか 。 三 さん 語 ご です。ギリシアの 食堂 しょくどう ではその 日 ひ の 料理 りょうり が 変わる かわる ので、お 品書き しながき より 確か たしか です。 三 みっ つ、 何 なん がおすすめですか 。 二 に 語 ご です。この 一 いち 文 ぶん で、 店 みせ の 人 ひと がいちばんよいものを 教え おしえ てくれます。 四 よん つ、 もう 一 いち 皿 さら 。 二 に 語 ご です。 分け合っ わけあっ て 食べる たべる ので、 足り たり なければ 足し たし ていきます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 誰 だれ が 何 なん を 食べる たべる かを 言おう いおう とする 皿 さら は 真ん中 まんなか に 置い おい て 分け合う わけあう 人数 にんずう と 皿 さら の 数 かず だけを 言う ゆう 水 みず とパンが 出 で てきて 驚く おどろく 頼ま たのま なくても 出 で てくる 決まり きまり 要ら いら なければ 断れる ことわれる 。 代金 だいきん がかかることもある 一 いち 度 ど に 全部 ぜんぶ 頼もう たのもう とする 足り たり なければ 足し たし ていく 食べ たべ 方 かた まず 数 すう 皿 さら 頼み たのみ 、 様子 ようす を 見 み て 足す たす 三 みっ つ 目 め は、 食事 しょくじ の 進め すすめ 方 かた そのものの 違い ちがい です。 ギリシアの 食事 しょくじ は 長く ながく 、 少し すこし ずつ 足し たし ていきます。 一 いち 度 ど に 頼み たのみ 切る きる と、 机 つくえ が 皿 さら でいっぱいになり、 冷め さめ てしまいます。 そして 時刻 じこく について。 ギリシアの 夕食 ゆうしょく は 遅い おそい 。 九 きゅう 時 じ に 始まる はじまる のがふつうで、 八 はち 時 じ に 食堂 しょくどう へ 行く いく と 客 きゃく がいません。 日本 にっぽん の 感覚 かんかく で 早く はやく 行く いく と、 店 みせ が 開い ひらい ていないこともあります。 知 ち 編 へん で 扱う あつかう 日常 にちじょう の 時間 じかん の 流れ ながれ と、ここはつながっています。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 注文 ちゅうもん で 言う いう こと 食堂 しょくどう に 入っ はいっ てから、どの 順 じゅん に 何 なん を 言い いい ますか。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 席 せき に 着い つい てまず お 品書き しながき を 見 み たあと 何 なん を 頼む たのむ か 迷っ まよっ たとき 食べ たべ ているうちに 足り たり ないと 感じ かんじ たと