0.3 字 ① — 同じ骨に点だけが違う 5 字 — Epoché
この 課 か でできるようになること バーゥ・ターゥ・サーゥ・ヌーン・ヤーゥの 5 字 じ を、 独立形 どくりつけい と 語中形 ごちゅうけい の 両方 りょうほう で 読み分け よみわけ られる。 この 5 字 じ が 語 ご の 中 なか では 同じ おなじ 骨 ほね になり、 点の数 てんのかず と 位置 いち だけが 違う ちがう ことを 説明 せつめい できる。 骨 ほね を 先 さき に、 点 てん を 後 あと で 書く かく 順序 じゅんじょ で、5 字 じ を 書ける かける 。 前提 ぜんてい : 0.2( 母音記号 ぼいんきごう と 長母音 ちょうぼいん ) 5 字 じ でひとつの 骨 ほね この 課 か で 覚える おぼえる 5 字 じ には、ほかの 字 じ には 無い ない 特徴 とくちょう があります。 語 ご の 中 なか に 置く おく と、5 字 じ とも 同じ おなじ 形 かたち になる のです。 行 ぎょう の 下 した すれすれを 走る はしる 線 せん の 上 うえ に、 小さな ちいさな 山 やま がひとつ 乗る のる ——それだけの 形 かたち で、 山 やま の 上 うえ か 下 した に 打た うた れた 点の数 てんのかず だけが 違い ちがい ます。 つまり、この 5 字 じ を 区別 くべつ するために 覚える おぼえる ことは、 字 じ の 形 かたち ではなく 点の数 てんのかず と 位置 いち だけです。 下 した に 1 つならバーゥ、 上 うえ に 2 つならターゥ、 上 うえ に 3 つならサーゥ、 上 うえ に 1 つならヌーン、 下 した に 2 つならヤーゥ。 骨 ほね はひとつしか 覚え おぼえ ません。 この 事実 じじつ は 二 ふた つの 向き むき に 効き きき ます。 覚える おぼえる ほうは 楽 らく です。5 字 じ ぶんの 形 かたち を 覚える おぼえる かわりに、ひとつの 形 かたち と 5 通り とおり の 点 てん を 覚えれ おぼえれ ばよいからです。いっぽう 読む よむ ほうは 注意 ちゅうい が 要り いり ます 。 語 ご の 中 なか に 山 やま が 3 つ 並ん ならん でいたら、それが 何 なん と 何 なん と 何 なん なのかは、 点 てん を 見 み なければ 決まり きまり ません。 手書き てがき で 点 てん がかすれていたり、 飾り字 かざりじ で 点 てん の 位置 いち がずれていたりすると、 母語 ぼご 話者 わしゃ でも 前後 ぜんご の 文脈 ぶんみゃく で 判断 はんだん します。 5 字 じ はどれも 頻度 ひんど がとても 高い たかい 字 じ です。アラビア 語 ご の 基本 きほん 語彙 ごい のうち、この 5 字 じ のどれかを 含ま ふくま ない 語 ご のほうが 少ない すくない くらいで、 名詞 めいし にも 動詞 どうし にも 接頭 せっとう 辞 じ にも 現れ あらわれ ます。だから 最初 さいしょ に 覚え おぼえ ます。 この 課 か の 字 じ 名前 なまえ 形 かたち 日本語 にほんご で 近い ちかい 音 おと بَاء ب بـ ـبـ ـب バ行 ばぎょう の 子音 しいん تَاء ت تـ ـتـ ـت タ 行 いき の 子音 しいん ثَاء ث ثـ ـثـ ـث 舌先 したさき を 上 うえ の 歯 は に 軽く かるく あてて 出す だす 、 息 いき だけの 音 おと ( 日本語 にほんご に 無い ない ) نُون ن نـ ـنـ ـن ナ行 なぎょう の 子音 しいん يَاء ي يـ ـيـ ـي ヤ行 やぎょう の 子音 しいん 。 長い ながい 「イー」の 字 じ も 兼ねる かねる 「 形 かたち 」の 欄 らん は 右 みぎ から 順 じゅん に、 独立形 どくりつけい ・ 語頭形 ごとうけい ・ 語中形 ごちゅうけい ・ 語末形 ごまつけい です。 独立形 どくりつけい と 語末形 ごまつけい を 見る みる と、5 字 じ はそれぞれ 違う ちがう 姿 すがた をしています。バーゥ・ターゥ・サーゥは 浅い あさい 舟 ふね 、ヌーンとヤーゥは 深い ふかい 椀 わん です。ところが 「 形 かたち 」の 欄 らん の 語頭形 ごとうけい と 語中形 ごちゅうけい ( 右 みぎ から 2 つ 目 め と 3 つ 目 め )では、5 字 じ とも 同じ おなじ 小さな ちいさな 山 やま になっているのが 分かり わかり ます。ここがこの 課 か の 勘所 かんどころ です。 もうひとつ、ヤーゥだけは 特別 とくべつ な 役目 やくめ を 持っ もっ ています。 子音 しいん の ヤ行 やぎょう を 表す あらわす ほかに、 長い ながい 「イー」の 母音 ぼいん も 表し あらわし ます。 字 じ 編 へん 2 課 か で 見 み たとおり、 長母音 ちょうぼいん は 独立 どくりつ した 記号 きごう ではなく、この 字 じ とワーウとアリフの 3 つが 兼ね かね ます。 書き かき 方 かた 5 字 じ とも、 骨 ほね は 1 画 が で 書き かき ます。 行 ぎょう の 下端 したば から 入っ はいっ て 小さな ちいさな 山 やま を 作り つくり 、 次 つぎ の 字 じ へ 渡す わたす 線 せん を 左 ひだり へ 伸ばす のばす ——これが 語頭形 ごとうけい と 語中形 ごちゅうけい です。 語末形 ごまつけい では、 山 やま のあとに 舟 ふね や 椀 わん の 底 そこ を 大きく おおきく 回し まわし て 止め とめ ます。 点 てん は 骨 ほね をすべて 書き かき 終え おえ てから 打ち うち ます。 字 じ 編 へん 1 課 か で 見 み た 規則 きそく です。 語 ご の 骨 ほね だけを 右 みぎ から 左 ひだり へ 一気 いっき に 書き かき 、 戻っ もどっ て 点 てん を 打つ うつ 。この 順 じゅん で 書く かく と、 点の数 てんのかず を 間違え まちがえ たときに 自分 じぶん で 気づけ きづけ ます。 名前 なまえ 骨 ほね の 形 かたち と 点 てん 書き順 かきじゅん بَاء 小さな ちいさな 歯 は 。 点 てん は 下 した に 1 つ 右 みぎ から 左 ひだり へ 浅い あさい 舟 ふね を 書き かき 、 下 した に 点 てん を 1 つ تَاء 小さな ちいさな 歯 は 。 点 てん は 上 うえ に 2 つ 舟 ふね を 書き かき 、 上 うえ に 点 てん を 2 つ 横 よこ に 並べる ならべる ثَاء 小さな ちいさな 歯 は 。 点 てん は 上 うえ に 3 つ 舟 ふね を 書き かき 、 上 うえ に 点 てん を 3 つ(2 つの 上 うえ に 1 つ) نُون 小さな ちいさな 歯 は 。 点 てん は 上 うえ に 1 つ 語末 ごまつ では 深い ふかい 椀 わん 。 上 うえ に 点 てん を 1 つ يَاء 小さな ちいさな 歯 は 。 点 てん は 下 した に 2 つ 語末 ごまつ では 深い ふかい 椀 わん 。 下 した に 点 てん を 2 つ 点 てん を 2 つ 打つ うつ ときは、 横 よこ に 並べ ならべ ます 。 縦 たて に 並べる ならべる と 別 べつ の 字 じ に 見え みえ ます。3 つのときは、 下 した に 2 つ・ 上 うえ に 1 つの 三角 さんかく に 置き おき ます。 手書き てがき では 2 つの 点 てん を 短い みじかい 横棒 よこぼう 、3 つの 点 てん を 小さな ちいさな 山形 やまがた に 崩す くずす こともあり、 慣れ なれ た 書き手 かきて ほどそう 書き かき ます。 語 ご で 読む よむ 5 字 じ と、 字 じ 編 へん 2 課 か で 覚え おぼえ た 母音記号 ぼいんきごう だけで 書ける かける 語 ご を 並べ ならべ ました。 母音記号 ぼいんきごう はすべて 付い つい ています。 右 みぎ から 左 ひだり へ、 骨 ほね を 追っ おっ てから 点 てん を 見る みる 、という 順 じゅん で 読ん よん でみてください。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう بَيْت ar バイト 家 いえ لا بد أنه مشتاق إلى بيته. [1] 彼 かれ は 家 いえ が 恋しい こいしい に 違い ちがい ない。 في هذا البيت إحدى عشرة غرفة. [2] この 家 いえ には11 部屋 へや あります。 بِنْت ar ビント 女の子 おんなのこ 、 娘 むすめ من تلك البنت؟ [3] あの 少女 しょうじょ は 誰 だれ ですか。 نظرت البنت حولها. [4] 少女 しょうじょ はあたりを 見回し みまわし た。 بَاب ar バーブ 扉 とびら وجدنا الباب الأمامي مغلق. [5] 我々 われわれ は 玄関 げんかん が 締まっ しまっ ているのが 分かっ わかっ た。 وجدنا الباب الرئيسي مقفل. [6] 我々 われわれ は 玄関 げんかん が 締まっ しまっ ているのが 分かっ わかっ た。 بَيْن ar バイン 〜のあいだ هل يمكنك التمييز بين التوأمين؟ [7] その 双子 ふたご が 見分け みわけ られますか。 حدثت الجريمة بين الساعة الثالثة و الساعة الخامسة صباحا. [8] 殺人 さつじん は 午前 ごぜん 3 時 じ から5 時 じ までの 間 あいだ に 起こっ おこっ た。 تِين ar ティーン いちじく بَنَات ar バナート 女の子 おんなのこ たち نَبَات ar ナバート 植物 しょくぶつ أنا نباتي. [9] 私 わたくし は 菜食 さいしょく 主義 しゅぎ 者 しゃ です。 ثَابِت ar サービト 動か うごか ない、 一定 いってい の ثَانِي ar サーニー 二 に 番 ばん 目 め の هناك ستون ثانية في الدقيقة. [10] 1 分 ふん は60 秒 びょう です。 في الدقيقة ستون ثانية. [11] 1 分 ふん は60 秒 びょう です。 نَبِيّ ar ナビイ 預言 よげん 者 しゃ 最後 さいご のナビイには、 字 じ 編 へん 2 課 か で 覚え おぼえ たシャッダが 付い つい ています。ヤーゥの 上 うえ の 小さな ちいさな 印 しるし がそれで、この 字 じ を 2 回 かい 続け つづけ て 発音 はつおん する 印 しるし でした。 日本語 にほんご の 促音 そくおん 「っ」と 同じ おなじ 長 なが さの 感覚 かんかく です。 日本語話者 にほんごわしゃ がつまずくところ 点 てん を 数える かぞえる 前 まえ に 形 かたち で 判断 はんだん してしまう。 日本語 にほんご の 漢字 かんじ は 形 かたち が 違え ちがえ ば 別 べつ の 字 じ なので、 私 わたくし たちは 形 かたち を 先 さき に 見る みる 癖 くせ があります。アラビア 語 ご の 語中形 ごちゅうけい ではその 癖 くせ が 働か はたらか ず、 山 やま はどれも 同じ おなじ です。 読め よめ ないと 感じ かんじ たときは、たいてい 点 てん を 見 み ていません。 ヤーゥの 点 てん を 見落とす みおとす 。 語末形 ごまつけい のヤーゥは 椀 わん の 下 した に 点 てん が 2 つ 付き つき ますが、エジプトなど 一部 いちぶ の 地域 ちいき では この 点 てん を 書か かか ない 習慣 しゅうかん があります。 点 てん の 無い ない 椀 わん を 見 み たら、アリフ・マクスーラという 別 べつ の 字 じ (0.7 課 か )か、 点 てん を 省い はぶい たヤーゥかのどちらかです。 新聞 しんぶん の 見出し みだし でよく 出会い であい ます。 長い ながい 「イー」と 子音 しいん の ヤ行 やぎょう を 混同 こんどう する。 ヤーゥが 子音 しいん なのか 長母音 ちょうぼいん なのかは、 位置 いち で 決まり きまり ます。 語 ご の 頭 あたま にあれば 子音 しいん 、 母音記号 ぼいんきごう のあとに 来 き て 自分 じぶん は 母音記号 ぼいんきごう を 持た もた なければ 長母音 ちょうぼいん です。ティーンのヤーゥは 長母音 ちょうぼいん 、バイトのヤーゥは 子音 しいん です。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 点 てん で 見分ける みわける 次 つぎ の 語中形 ごちゅうけい は、どの 字 じ ですか。 名前 なまえ で 答え こたえ てください。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 ـبـ ـتـ ـنـ ـيـ ـثـ 練習 れんしゅう 2 — 書き取り かきとり 「 語 ご で 読む よむ 」の 表 ひょう から、バイト・ビント・バーブの 3 語 ご を 書き写し かきうつし てください。 骨 ほね を 右 みぎ から 左 ひだり へ 全部 ぜんぶ 書い かい てから、 戻っ もどっ て 点 てん を 打ち うち 、 最後 さいご に 母音記号 ぼいんきごう を 乗せ のせ ます。 書き かき 終わっ おわっ たら、 点の数 てんのかず を 表 ひょう と 照らし合わせ てらしあわせ てください。 練習 れんしゅう 3 — 音読 おんどく 次 つぎ の 5 語 ご を 声 こえ に 出し だし て 読ん よん でください。 長い ながい 母音 ぼいん は 日本語 にほんご の 長音 ちょうおん とほぼ 同じ おなじ 長 なが さで 伸ばし のばし ます。 音読 おん