見取り:デカルトからの継承と批判/マルブランシュを含む因果の論争/宗教的寛容と思想の発表の場 — Epoché
解説 継承は、そのまま同意することではない マルブランシュは、思惟と延長という心身の区別をデカルトから受け継ぐ。延長は空間的な広がり。しかし身体の本性の方が心よりよく知られるとし、心の本性の方がよく知られるというデカルトを批判した。 デカルト派の全員が同じ立場だったわけではない。 出典1 真の原因は、神だけなのか 機会原因論は、神だけを真の原因とし、被造物を神が働く機会とする。神は通常、一般的な意志によって法則的に働くので、毎回気まぐれな奇跡を起こす説明ではない。 心身問題だけの便宜的解決として生まれた説ではない。ライプニッツらからの批判もあった。 出典1 信仰の内面と、公の発表を分ける スピノザは思考と信念の自由を擁護したが、公的な宗教儀礼への国家の権限や扇動的発言の制限も認めた。『神学政治論』は匿名で発表され、『エチカ』などは死後に友人が刊行した。 現代的な政教分離や無制限の言論と同じではない。匿名なら安全だったとも断定しない。 出典2 論点 区別すること 心と身体 デカルトの継承と批判 原因 被造物の機会と神の働き 寛容と発表 内面の自由と公的実践の条件 参考文献 [1] Schmaltz, Tad「Nicolas Malebranche」。 出典 [2] Nadler, Steven「Baruch Spinoza」。 出典