0.7 子音連続と音節 — Epoché
この 課 か でできるようになること 子音 しいん が 二 ふた つ 続く つづく 語 ご を、 間 ま にウを 挟ま はさま ずに 読める よめる 。 語 ご の 音節 おんせつ 数 すう を 母音 ぼいん の 数 かず で 数え かぞえ 、 強勢 きょうせい の 位置 いち を 音節 おんせつ で 言える いえる 。 子音 しいん のあとのイが 次 つぎ の 母音 ぼいん にくっつく 形 かたち を、 日本 にっぽん 語 ご の 拗音 ようおん で 出せる だせる 。 同じ おなじ 子音 しいん が 二 ふた つ 並ん ならん でも 一 ひと つに 読み よみ 、 語末 ごまつ のンが 次 つぎ の 語 ご の 頭 あたま を 濁ら にごら せる 規則 きそく を 知る しる 。 前提 ぜんてい : 0.6( 二 に 字 じ で 一 いち 音 おん になる 子音 しいん )。 音 おと は 全部 ぜんぶ そろいました。この 課 か で 扱う あつかう のは、 音 おと の 並べ ならべ 方 かた です。 日本 にっぽん 語 ご の 音節 おんせつ は「 子音 しいん + 母音 ぼいん 」を 基本 きほん にしていて、 子音 しいん だけで 終わる おわる 音節 おんせつ は「ん」と 促音 そくおん しかありません。ギリシア 語 ご は 子音 しいん を 二 ふた つ 三 みっ つ 続け つづけ て 置き おき ます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ はここに 必ず かならず 母音 ぼいん を 補い おぎない ます。 補っ おぎなっ た 母音 ぼいん は、ギリシア 語 ご の 耳 みみ には 余計 よけい な 音節 おんせつ として 聞こえ きこえ 、 強勢 きょうせい の 位置 いち まで 狂わ くるわ せます。この 課 か はその 母音 ぼいん を 抜く ぬく 課 か です。 子音 しいん の 連なり つらなり よく 出る でる 連なり つらなり を、 種類 しゅるい ごとにまとめます。 左 ひだり の 子音 しいん を、 母音 ぼいん を 付け つけ ずに 破裂 はれつ または 摩擦 まさつ だけ で 出し だし 、すぐ 次 つぎ の 子音 しいん へ 移り うつり ます。 表 ひょう は 四 よん 行 ぎょう です。 種類 しゅるい 例 れい の 語 ご サ行 さぎょう の 音 おと のあとに 破裂音 はれつおん σπίτι は 家 いえ 、 στάση は 停留 ていりゅう 所 しょ 、 σκύλος は 犬 いぬ こする 音 おと のあとにタ 行 いき εφτά は 七 なな 、 οχτώ は 八 はち 、 χτες は 昨日 きのう 、 φτηνό は 安い やすい 子音 しいん のあとにはじく ラ行 らぎょう πρωί は 朝 あさ 、 τρένο は 列車 れっしゃ 、 κρασί は ワイン、 βράδυ は 夜 よる 三 みっ つ 続く つづく 形 かたち στρώμα は マットレス、 σκληρός は 硬い かたい カタカナで 書く かく とスやフが 立ち たち ますが、この 音 おと は 母音 ぼいん を 持た もた ない 半分 はんぶん の 音 おと だと 思っ おもっ てください。 日本 にっぽん 語 ご でも「です」の 最後 さいご 、「〜ました」の 三 みっ つ 目 め は、 母音 ぼいん がほとんど 消え きえ ています。あの 消え きえ 方 かた を、 語頭 ごとう でやる。 家 いえ という 語 ご の 頭 あたま は「です」の 最後 さいご と 同じ おなじ 長 なが さで、 次 つぎ の 音 おと に 一瞬 いっしゅん で 移り うつり ます。 こする 音 おと のあとにタ 行 いき が 来る くる 形 かたち は、 古典 こてん 語 ご では 二 ふた つのこする 音 おと が 続く つづく 形 かたち でした。 話し言葉 はなしことば で 変わっ かわっ たもので、 七 なな と 八 はち と 昨日 きのう は 書き言葉 かきことば では 別 べつ の 綴り つづり も 通用 つうよう します。 型 がた 編 へん で 書き言葉 かきことば の 姿 すがた を 扱う あつかう とき、この 対応 たいおう にまた 出会い であい ます。 音節 おんせつ は 母音 ぼいん の 数 かず で 数える かぞえる 子音 しいん がいくつ 続い つづい ても、 音節 おんせつ の 数 かず は 母音 ぼいん の 音 おと の 数 かず です。 二 に 字 じ で 一 いち 音 おん の 組 くみ は 一 ひと つに 数え かぞえ ます。 家 いえ という 語 ご は 母音 ぼいん が 二 ふた つなので 二 に 音節 おんせつ 。マットレスも 二 に 音節 おんせつ です。カタカナのストローマは 五 ご 拍 はく ですが、ギリシア 語 ご では 二 に 拍 はく です。 この 数え かぞえ 方 かた は、0.3 の「 強勢 きょうせい は 語末 ごまつ から 三 みっ つ 目 め まで」に 直接 ちょくせつ つながります。 人 ひと という 語 ご をアンスロポスと 六 ろく 拍 はく で 数える かぞえる と 強勢 きょうせい が 六 むい つ 目 め に 見え みえ ますが、 母音 ぼいん で 数えれ かぞえれ ば 三 さん 音節 おんせつ で、 強勢 きょうせい は 語末 ごまつ から 三 みっ つ 目 め —— 規則 きそく どおりです。 音節 おんせつ を 母音 ぼいん で 数える かぞえる 癖 くせ が 付く つく と、 強勢 きょうせい の 規則 きそく がそのまま 読める よめる ようになります。 子音 しいん のあとのイは、 次 つぎ の 母音 ぼいん にくっつく 0.2 で 予告 よこく した 現象 げんしょう です。 子音 しいん のあとにイの 音 おと が 来 き て、そのあとにさらに 母音 ぼいん が 続く つづく とき、そのイに 強勢 きょうせい が 無けれ なけれ ば、イは 独立 どくりつ した 音節 おんせつ にならず、 次 つぎ の 母音 ぼいん と 一 ひと つの 音節 おんせつ になります。 表 ひょう は 四 よん 行 ぎょう です。 語 ご 何 なん 音節 おんせつ で、どう 読む よむ か παιδιά は 子ども こども たち 二 に 音節 おんせつ 。 日本 にっぽん 語 ご の「ぢゃ」の 拗音 ようおん でペヂャ μάτια は 目 め の 複数 ふくすう 二 に 音節 おんせつ 。「ちゃ」の 拗音 ようおん でマチャ χωριό は 村 むら 二 に 音節 おんせつ 。「りょ」の 拗音 ようおん でホリョ πιάνω は つかむ 二 に 音節 おんせつ 。「ぴゃ」の 拗音 ようおん でピャノ 日本 にっぽん 語 ご には 拗音 ようおん があるので、この 形 かたち は 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ の 得意 とくい 分野 ぶんや です。ペディアと 三 さん 拍 はく で 読ま よま ず、ペヂャと 二 に 拍 はく で 読む よむ 。 逆 ぎゃく に、そのイに 強勢 きょうせい があれば 独立 どくりつ した 音節 おんせつ です。 子ども こども の 単数 たんすう はペジで 二 に 音節 おんせつ 、 複数 ふくすう もペヂャで 二 に 音節 おんせつ ですが、 後半 こうはん の 形 かたち が 変わり かわり ます。この 差 さ は 形 かたち 編 へん の 曲用 きょくよう 表 ひょう で 毎 まい 行 ぎょう 出 で てきます。 二 ふた つ 並ん ならん だ 子音 しいん は 一 ひと つ 同じ おなじ 子音 しいん が 二 ふた つ 並ん ならん でも、 一 ひと つの 音 おと として 読み よみ ます。ほかのという 語 ご はアロスであってアッロスではない。 海 うみ はサラサ、ギリシアはエラザ。 日本 にっぽん 語 ご の 促音 そくおん を 入れる いれる 癖 くせ が、ここでいちばん 出 で ます。 綴り つづり に 二 ふた つ 書い かい てあるのは 古典 こてん 語 ご の 名残 なごり で、 音 おと には 反映 はんえい しません。0.1 の 実 じつ 文 ぶん でギリシアという 語 ご に 出 で てきたのがその 例 れい でした。 語末 ごまつ のンが 次 つぎ の 語 ご を 濁ら にごら せる 最後 さいご に、 語 ご と 語 ご の 境目 さかいめ の 規則 きそく を 一 ひと つ。ンで 終わる おわる 短い みじかい 語 ご のあとに カ行 かぎょう ・タ 行 ぎょう ・パ 行 ぎょう で 始まる はじまる 語 ご が 来る くる と、その 頭 あたま が 濁っ にごっ て ガ・ダ・バになり、ンは 薄く うすく 残り のこり ます。 父 ちち をという 句 く はトン・バテラ、 日曜 にちよう 日 ひ にという 句 く はティン・ギリアキ。0.6 で 否定 ひてい の 語 ご とできるという 語 ご が 続く つづく とデン・ボロになると 書い かい たのも 同じ おなじ 現象 げんしょう です。 書く かく ときは 濁ら にごら せません。 読む よむ ときだけ 濁る にごる 。 自分 じぶん で 出す だす ときは 無理 むり に 濁ら にごら せなくても 通じ つうじ ますが、 聞く きく ときにこの 規則 きそく を 知ら しら ないと、 知っ しっ ている 語 ご が 別 べつ の 語 ご に 聞こえ きこえ ます 。 頻出 ひんしゅつ 文 ぶん で 通す とおす 子音 しいん の 連なり つらなり にウを 挟ん はさん でいないか、 音節 おんせつ の 数 かず を 母音 ぼいん で 数え かぞえ ながら 読ん よん でください。 訳 わけ は 本 ほん 課程 かてい で 起こし おこし た 日本 にっぽん 語 ご です。 文 ぶん 訳 わけ 見る みる ところ Έχει σκύλο; [1] 彼 かれ は 犬 いぬ を 飼っ かっ てる。 犬 いぬ という 語 ご の 頭 あたま 。スに 母音 ぼいん を 付け つけ ない Έχω κρασί. [2] ワインがある。 ワインという 語 ご は 二 に 音節 おんせつ 。クラスィと 読む よむ Ήταν βράδυ. [3] 夜 よる だった。 夜 よる という 語 ご も 二 に 音節 おんせつ 。ヴラディと 読む よむ Σκέψου πρώτα! [4] まず 考えろ かんがえろ 。 考える かんがえる という 語 ご に、 子音 しいん の 連なり つらなり が 二 に か所 かしょ Έχασε το τρένο. [5] 彼女 かのじょ は 列車 れっしゃ に 乗り のり 遅れ おくれ た。 列車 れっしゃ という 語 ご の 頭 あたま 。 冠詞 かんし と 続け つづけ て 読む よむ Έχει γαλάζια μάτια. [6] 彼女 かのじょ は 青い あおい 目 め をしている。 目 め の 複数 ふくすう は 二 に 音節 おんせつ でマチャ。 青い あおい という 語 ご の 語末 ごまつ も 拗音 ようおん に 寄る よる Έχει εφτά γιους. [7] 彼女 かのじょ には 息子 むすこ が 七 なな 人 にん いる。 七 しち という 語 ご の 連なり つらなり 。 息子 むすこ の 複数 ふくすう は 一 いち 音節 おんせつ でユス Είναι οχτώ χρονών. [8] 彼女 かのじょ は 八 はち 歳 さい だ。 八 はち という 語 ご と、 年 とし という 語 ご の 連なり つらなり が 並ぶ ならぶ Δεν είναι φτηνό. [9] 安く やすく ない。 安い やすい という 語 ご の 頭 あたま 。フに 母音 ぼいん を 付け つけ ない Δεν τρώω πρωινό. [10] 朝食 ちょうしょく は 食べ たべ ない。 食べる たべる という 語 ご は 二 に 音節 おんせつ 。トロオと 続ける つづける 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ の 近道 ちかみち ウを 挟む はさむ 癖 くせ は、 日本 にっぽん 語 ご のカタカナ 表記 ひょうき が 原因 げんいん の 半分 はんぶん です。スピティと 書い かい てしまうから 、 四 よん 拍 はく で 読む よむ 。だから 練習 れんしゅう では、カタカナを 書か かか ずに 綴り つづり だけを 見 み て 読ん よん でください。この 課程 かてい の 答え こたえ の 欄 らん でカタカナを 使う つかう のは、 強勢 きょうせい の 位置 いち を 示す しめす ための 便法 べんぽう で、 拍 はく の 数 かず はカタカナのとおりではありません。 もう 一 ひと つの 近道 ちかみち は、 「です」「ます」の 消え きえ た 母音 ぼいん です。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ は 語末 ごまつ で 母音 ぼいん を 落とす おとす ことに 慣れ なれ ています。その 口 くち の 動き うごき を 語頭 ごとう に 持っ もっ てくれば、 サ行 さぎょう のあとの 破裂音 はれつおん はすぐ 出 で ます。こする 音 おと のあとのタ 行 ぎょう は、 息 いき だけを 残し のこし て 次 つぎ へ 移る うつる 。 子音 しいん のあとのはじく ラ行 らぎょう は、0.5 の 息 いき を 添え そえ ない 破裂 はれつ のあとに 置く おく 。どれも 0.4 から 0.6 で 作っ つくっ た 音 おと の 組み合わせ くみあわせ で、 新しい あたらしい 音 おと はありません。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 音節 おんせつ を 数える かぞえる 次 つぎ の 語 ご の 音節 おんせつ 数 すう を 答え こたえ てください。 母音 ぼいん の 音 おと の 数 かず で 数え かぞえ 、 二 に 字 じ 一 いち 音 おん の 組 くみ は 一 ひと つ、 子音