5.9 誘いと予定 — 来て、は来ることではない — Epoché
この 課 か でできるようになること 人 ひと を 誘い さそい 、 誘い さそい を 受け うけ 、 断る ことわる ことができる。 来 き て という 一 いち 語 ご が、 日本 にっぽん 語 ご の「ほら」「さあ」にあたる 働き はたらき をすることを 知る しる 。 第 だい 1 期 き で 学ん まなん だ 会話 かいわ の 形 かたち を、 一 ひと つのやりとりにまとめられる。 前提 ぜんてい : 5.8( 天気 てんき と 季節 きせつ ) 第 だい 1 段 だん の 最後 さいご の 課 か です。 誘い さそい と 予定 よてい を 扱い あつかい 、これまでの 八 はち 課 か で 覚え おぼえ た 形 かたち を 一 ひと つのやりとりにまとめます。 そして、ギリシア 語 ご でいちばんよく 耳 みみ にする 一 いち 語 ご を 覚え おぼえ ます。 来 き て にあたる 語 ご です。 字義 じぎ は 来 き なさいですが、 実際 じっさい には 来る くる こととほとんど 関係 かんけい なく 使わ つかわ れます。 来 き て、は 来る くる ことではない ギリシア 語 ご の 会話 かいわ を 聞い きい ていると、ある 一 いち 語 ご が 何 なん 度 ど も 出 で てきます。 字義 じぎ は 来 き て ですが、 実際 じっさい には 日本 にっぽん 語 ご の「ほら」「さあ」「まあまあ」に 近い ちかい 働き はたらき をします。 使い つかい 方 かた は 三 さん 通り とおり あります。 一 ひと つ、 本当 ほんとう に 来 き てほしいとき。 二 ふた つ、 相手 あいて をうながすとき——さあ 行こう いこう 、ほら 食べ たべ て。 三 みっ つ、 相手 あいて をなだめるとき——まあまあ、そう 言わ いわ ずに。 電話 でんわ に 出る でる ときの 第一声 だいいっせい にも 使い つかい ます。 この 語 ご は 3.15 で 扱う あつかう 命令 めいれい の 形 かたち ですが、 あまりによく 使う つかう ので、 形 かたち を 学ぶ まなぶ 前 まえ に 丸 まる ごと 覚え おぼえ てしまうほうが 早い はやい 。ギリシアの 街 まち で 一日 ついたち 過ごせ すごせ ば、 必ず かならず 何 なん 度 ど も 耳 みみ にします。 相手 あいて が 一人 ひとり ならこの 形 かたち 、 複数 ふくすう か 丁寧 ていねい ならもう 一 ひと つの 形 かたち になります。 ここでもう 一 いち 度 ど 言っ いっ ておきます。 決まり きまり 文句 もんく は 分解 ぶんかい しない。 話 はなし 編 へん 第 だい 1 期 き 7 課 か の またね と 同じ おなじ で、 字義 じぎ を 追う おう と 迷い まよい ます。 場面 ばめん ごと 覚える おぼえる のが 正解 せいかい です。 断り ことわり 方 かた 誘い さそい を 断る ことわる のは、どの 言語 げんご でも 難しい むずかしい ところです。ギリシア 語 ご では、 断る ことわる 前 まえ に 理由 りゆう を 言う ゆう のがふつうです。 行け いけ ない、とだけ 言う ゆう と 素っ気なく そっけなく 響き ひびき ます。 使える つかえる 理由 りゆう は、この 課程 かてい で 覚え おぼえ た 語 ご で 足り たり ます。 仕事 しごと がある、 疲れ つかれ ている、 具合 ぐあい が 悪い わるい 。 語 ご 編 へん 1 課 か と 語 ご 編 へん 3 課 か の 語 ご がそのまま 使え つかえ ます。 そして、 別 べつ の 日 ひ を 提案 ていあん する と 角 かど が 立ち たち ません。 明日 あす なら、という 一言 ひとこと を 足す たす だけです。 話 はなし 編 へん 第 だい 1 期 き 5 課 か で 覚え おぼえ た 曜日 ようび と 時刻 じこく が、ここで 効き きき ます。 逆 ぎゃく に、 日本 にっぽん 語 ご の「 考え かんがえ ておきます」にあたる 断り ことわり 方 かた は ギリシアでは 通じ つうじ ません 。 本当 ほんとう に 考える かんがえる と 受け取ら うけとら れ、あとで 返事 へんじ を 聞か きか れます。 行け いけ ないなら、はっきり 行け いけ ないと 言う いう ほうが 親切 しんせつ です。 対話 たいわ その 一 いち — 誘っ さそっ て、 受ける うける 話者 わしゃ : ユイと、 同じ おなじ 学校 がっこう の 学生 がくせい 。くだけた 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Άντε! Πάμε! [1] ほら、 行こう いこう よ。 Πού πάμε; どこへ 行く いく の。 Πάμε παραλία. [2] 浜辺 はまべ へ 行こう いこう 。 Τι ώρα; 何 なん 時 じ に。 Στις τρεις. 三 さん 時 じ に。 Έλα μαζί μας. [3] 一緒 いっしょ においでよ。 Εντάξει, έρχομαι. 分かっ わかっ た、 行く いく よ。 Τα λέμε στις τρεις. 三 さん 時 じ にね。 二 ふた つ 目 め 、 四 よん つ 目 め 、 五 いつ つ 目 め 、 七 なな つ 目 め 、 八 よう つ 目 め は 本 ほん 課程 かてい が 足し たし た 台詞 せりふ です。 一 ひと つ 目 め の 来 き て は、この 課 か の 中心 ちゅうしん の 語 ご です。 対話 たいわ その 二 に — 誘わ さそわ れて、 断る ことわる 話者 わしゃ : ユイと、 隣 となり の 家 いえ のマリア。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Πάμε θέατρο; [4] 劇場 げきじょう へ 行き いき ませんか。 Πότε; いつですか。 Την Κυριακή το βράδυ. 日曜 にちよう の 夜 よる です。 Δεν μπορώ. Δουλεύω. 行け いけ ません。 仕事 しごと があります。 Α, κρίμα. ああ、 残念 ざんねん 。 Τη Δευτέρα μπορώ. 月曜 げつよう なら 行け いけ ます。 Εντάξει, τη Δευτέρα. 分かり わかり ました、 月曜 げつよう に。 Ευχαριστώ πολύ! ありがとうございます。 一 ひと つ 目 め を 除い のぞい て、 全部 ぜんぶ が 本 ほん 課程 かてい の 足し たし た 台詞 せりふ です。 四 よん つ 目 め と 六 むい つ 目 め の 並び ならび に 注目 ちゅうもく してください。 断っ ことわっ てから、すぐ 別 べつ の 日 ひ を 出し だし ています。これが 角 かど の 立た たた ない 断り ことわり 方 かた です。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 決まっ きまっ た 行き先 いきさき に 前置 ぜんち 詞 し が 要ら いら ない 型 かた 編 へん 5 課 か 浜辺 はまべ へ 行こう いこう 、 劇場 げきじょう へ 行き いき ませんか されるほうで 時 とき を 言う ゆう 型 かた 編 へん 5 課 か 日曜 にちよう の 夜 よる に、 月曜 げつよう に。 前置 ぜんち 詞 し は 要ら いら ない 否定 ひてい は 動詞 どうし の 前 まえ に 一 いち 語 ご 型 かた 編 へん 4 課 か 行け いけ ません、と 断る ことわる ときの 語順 ごじゅん 現在 げんざい で 予定 よてい を 言う ゆう 型 かた 編 へん 3 課 か 三 さん 時 じ に 行く いく 、 月曜 げつよう に 行ける いける 。 動詞 どうし は 現在 げんざい のまま 二 に 人称 にんしょう の 複数 ふくすう は 丁寧 ていねい な 形 かたち も 兼ねる かねる 形 かたち 編 へん 4 課 か 学生 がくせい どうしは 単数 たんすう 、 隣人 りんじん には 複数 ふくすう 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう Έλα el 来 き て、ほら、さあ。 相手 あいて が 一人 ひとり のとき Έλα μαζί μας. 一緒 いっしょ においでよ。 Ελάτε el 同じ おなじ 語 ご の、 相手 あいて が 複数 ふくすう か 丁寧 ていねい なときの 形 かたち μπορώ el できる。アオリスト μπόρεσα 。 断る ことわる ときに 使う つかう Δεν μπορώ. Δουλεύω. 行け いけ ません。 仕事 しごと があります。 Τη Δευτέρα μπορώ. 月曜 げつよう なら 行け いけ ます。 κρίμα el 残念 ざんねん 。 一 いち 語 ご で 気持ち きもち を 言える いえる Α, κρίμα. ああ、 残念 ざんねん 。 Πού; el どこへ。 行き先 いきさき を 尋ねる たずねる 一 いち 語 ご Άντε el さあ、いいから。うながす 語 ご 。 Έλα より 強い つよい Άντε! Πάμε! ほら、 行こう いこう よ。 παραλία (η) el 浜辺 はまべ 。1.3 の そばに という 接辞 せつじ と 海 うみ Πάμε παραλία. 浜辺 はまべ へ 行こう いこう 。 μαζί μου el 私 わたくし と 一緒 いっしょ に。 持ち主 もちぬし の 形 かたち を 後ろ うしろ に 置く おく 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 来 き て 。 一 いち 語 ご です。うながすとき、なだめるとき、 電話 でんわ に 出る でる とき。ギリシアで 一日 ついたち 過ごせ すごせ ば 必ず かならず 耳 みみ にします。 二 ふた つ、 行こう いこう 。 一 いち 語 ご です。 話 はなし 編 へん 第 だい 1 期 き 7 課 か で 覚え おぼえ ました。 上げ あげ 調子 ちょうし で 言え いえ ば 誘い さそい になります。 三 みっ つ、 行け いけ ません 。 二 に 語 ご です。 断る ことわる ときは、これに 理由 りゆう を 一言 ひとこと 添え そえ てください。 四 よん つ、 月曜 げつよう なら 行け いけ ます 。 断っ ことわっ たあとに 足す たす 一言 ひとこと です。 曜日 ようび を 入れ替えれ いれかえれ ば、いつでも 使え つかえ ます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 来 き て を 字義 じぎ どおりに 受け取る うけとる 来る きたる こととほとんど 関係 かんけい なく 使わ つかわ れる 場面 ばめん ごと 覚える おぼえる 。 分解 ぶんかい しない 理由 りゆう を 言わ いわ ずに 断る ことわる 素っ気なく そっけなく 響き ひびき 、 関係 かんけい が 冷える ひえる 断る ことわる 前 まえ か 後 あと に 理由 りゆう を 一 いち 言添える いいそえる 考え かんがえ ておきます、と 言っ いっ て 断る ことわる 本当 ほんとう に 考える かんがえる と 受け取ら うけとら れ、あとで 返事 へんじ を 聞か きか れる 行け いけ ないなら、はっきり 行け いけ ないと 言う ゆう 三 みっ つ 目 め は、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がいちばん 戸惑う とまどう ところです。 日本 にっぽん 語 ご の 断り ことわり 方 かた は、 相手 あいて に 断ら ことわら れたと 感じ かんじ させないように 作ら つくら れています。ギリシア 語 ご ではそれが あいまいさとして 残っ のこっ てしまう 。 ただし、はっきり 断る ことわる ことは 冷たい つめたい ことではありません。ギリシアでは 断っ ことわっ てすぐ 別 べつ の 日 ひ を 出す だす のが 親切 しんせつ とされます。 断る ことわる ことと、 関係 かんけい を 続け つづけ たいことは、 別々 べつべつ に 伝えれ つたえれ ばよい。ここは 考え かんがえ 方 かた を 切り替える きりかえる ところです。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 誘う さそう 次 つぎ のことをギリシア 語 ご で 言う ゆう と、どんな 形 かたち になりますか。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 行こう いこう よ。 浜辺 はまべ へ 行こう いこう 。 一緒 いっしょ においでよ。 何 なん 時 じ に。 練習 れんしゅう 2 — 断る ことわる 次 つぎ の 順 じゅん で、 断り ことわり の 言葉 ことば を 組み立て くみたて てください。 行け いけ ません、と 言う ゆう 。 理由 りゆう を 一 いち 言添える いいそえる 。( 仕事 しごと があります) 別 べつ の 日 ひ を 出す だす 。( 月曜 げつよう なら 行け いけ ます) 練習 れんしゅう 3 — 音読 おんどく 二 ふた つの 対話 たいわ を、 音声 おんせい のあとについて 声 こえ に 出し だし てください。 来 き て の 一 いち 語 ご を、 三 さん 通り とおり の 調子 ちょうし で 読ん