5.6 好みと趣味 — 好かれるものが主語になる — Epoché
この 課 か でできるようになること 好き すき なものと 嫌い きらい なものを 言える いえる 。 好か すか れるものが 主語 しゅご になるという 作り つくり を、 日本 にっぽん 語 ご の「〜が 好き すき だ」とつなげられる。 音楽 おんがく ・ 映画 えいが ・ 読書 どくしょ などの 趣味 しゅみ を 尋ね たずね 、 答え こたえ られる。 前提 ぜんてい : 5.5( 時間 じかん と 曜日 ようび ) 好み このみ の 課 か です。そしてこの 課 か は、 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がいちばん 楽 らく に 入れる いれる ところの 一 ひと つです。ギリシア 語 ご の「 好き すき だ」の 作り つくり が、 日本 にっぽん 語 ご の 作り つくり とほとんど 同じ おなじ だからです。 英語 えいご を 経由 けいゆ すると、ここで 必ず かならず 遠回り とおまわり になります。 日本 にっぽん 語 ご からそのまま 移し うつし てください。 好か すか れるものが 主語 しゅご になる 日本 にっぽん 語 ご で「 私 わたくし はコーヒーが 好き すき だ」と 言う いう とき、 好か すか れる 側 がわ に が が 付き つき ます。 文法 ぶんぽう 的 てき な 主語 しゅご はコーヒーのほうです。 私 わたくし は、は 話題 わだい を 示し しめし ているだけで、 主語 しゅご ではありません。 ギリシア 語 ご もまったく 同じ おなじ 作り つくり です。 コーヒーが 私 わたくし に 気 き に 入る はいる —— 好か すか れるものが 主語 しゅご で、 好く すく 人 ひと は 型 かた 編 へん 7 課 か で 学ん まなん だ 持ち主 もちぬし の 形 かたち で 置き おき ます。 動詞 どうし の 語尾 ごび も、 好か すか れるものの 数 かず に 合わせ あわせ て 変わる かわる 。 一 ひと つなら 単数 たんすう 、たくさんなら 複数 ふくすう です。 英語 えいご はここで 正 せい 反対 はんたい です。 私 わたくし を 主語 しゅご にして、 好か すか れるものを 目的 もくてき 語 ご にする。 英語 えいご を 経由 けいゆ すると、 主語 しゅご と 目的 もくてき 語 ご を ひっくり返す ひっくりかえす 手間 てま が 毎回 まいかい かかります。 日本 にっぽん 語 ご から 移せ うつせ ば、その 手間 てま はありません。 そして 型 かた 編 へん 6 課 か の 規則 きそく がここでも 働き はたらき ます。 好く すく 人 ひと を 表す あらわす 弱形 じゃっけい の 代 だい 名詞 めいし は 動詞 どうし の 前 まえ に 立つ たつ 。 私 わたくし に・ 気 き に 入る はいる の 順 じゅん で、 日本 にっぽん 語 ご の「 私 わたくし は〜が 好き すき 」と 語順 ごじゅん まで 重なり かさなり ます。 人 ひと を 好き すき だと 言う いう とき 同じ おなじ 形 かたち は 人 ひと にも 使え つかえ ます。ただし 意味 いみ が 強く つよく なります 。 物 もの について 言え いえ ば「 好き すき だ」ですが、 人 ひと について 言う ゆう と「 気 き がある」に 近づく ちかづく 。 友だち ともだち に 向かっ むかっ て 軽く かるく 言う いう 言葉 ことば ではありません。 友だち ともだち が 好き すき だ、と 言い いい たいときは 形 かたち 編 へん 5 課 か で 学ん まなん だ 愛する あいする という 動詞 どうし のほうを 使い つかい ます。ギリシア 語 ご のこの 動詞 どうし は、 日本 にっぽん 語 ご の「 愛する あいする 」より 軽い かるい 。 家族 かぞく にも 友だち ともだち にも 食べ物 たべもの にも 使え つかえ ます。 語 ご 編 へん 4 課 か でチーズが 好き すき だと 言っ いっ たのも、この 動詞 どうし でした。 まとめると、 物 もの なら 気 き に 入る はいる のほうでも 愛する あいする のほうでもよく、 人 ひと には 愛する あいする のほうが 安全 あんぜん です。 取り違え とりちがえ ても 大事 だいじ にはなりませんが、 知っ しっ ておくと 落ち着い おちつい て 話せ はなせ ます。 対話 たいわ その 一 いち — 好き すき なものを 言い合う いいあう 話者 わしゃ : ユイと、 同じ おなじ 学校 がっこう の 学生 がくせい 。くだけた 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Ακούω μουσική. [1] 音楽 おんがく を 聴く きく んだ。 Μ' αρέσει. [2] いいね。 Τι μουσική σου αρέσει; どんな 音楽 おんがく が 好き すき なの。 Μ' αρέσει η ελληνική μουσική. ギリシアの 音楽 おんがく が 好き すき 。 Μ' αρέσουν. [3] 私 わたくし もそれが 好き すき 。 Βλέπουμε ταινία. [4] 映画 えいが を 見よう みよう よ。 Δε μ' αρέσει. [5] 映画 えいが は 好き すき じゃないな。 Διαβάζω βιβλία. 本 ほん を 読む よむ ほうがいい。 三 みっ つ 目 め 、 四 よん つ 目 め 、 八 よう つ 目 め は 本 ほん 課程 かてい が 足し たし た 台詞 せりふ です。 二 ふた つ 目 め と 五 いつ つ 目 め は 同じ おなじ 動詞 どうし の 単数 たんすう と 複数 ふくすう で、 好か すか れるものの 数 かず に 合わせ あわせ て 語尾 ごび が 変わる かわる ことが 見え みえ ます。 対話 たいわ その 二 に — 食べ物 たべもの の 好み このみ を 聞く きく 話者 わしゃ : ユイと、 隣 となり の 家 いえ のマリア。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Σας αρέσει το ψάρι; 魚 さかな はお 好き すき ですか。 Ναι, μ' αρέσει πολύ. ええ、 大好き だいすき です。 Αγαπώ το τυρί. [6] 私 わたくし はチーズが 大好き だいすき です。 Μου αρέσουν. [7] 私 わたくし もそれらが 好き すき です。 Είμαι χορτοφάγος. [8] 私 わたくし は 肉 にく を 食べ たべ ません。 Α, καταλαβαίνω. ああ、なるほど。 Σας αρέσουν τα λαχανικά; 野菜 やさい はお 好き すき ですか。 Ναι, πολύ. ええ、とても。 一 ひと つ 目 め 、 二 ふた つ 目 め 、 六 むい つ 目 め 、 七 なな つ 目 め 、 八 よう つ 目 め は 本 ほん 課程 かてい が 足し たし た 台詞 せりふ です。 一 ひと つ 目 め と 七 なな つ 目 め を 見くらべ みくらべ てください。 好か すか れるものが 一 ひと つか 複数 ふくすう かで、 動詞 どうし の 語尾 ごび が 変わっ かわっ ています。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 好か すか れるものが 主語 しゅご になる 型 かた 編 へん 7 課 か 私 わたくし に 気 き に 入る はいる 、の 形 かたち 。 好く すく 人 ひと は 持ち主 もちぬし の 形 かたち で 置く おく 弱形 じゃっけい の 代 だい 名詞 めいし は 動詞 どうし の 前 まえ 型 かた 編 へん 6 課 か 私 わたくし に・ 気 き に 入る はいる の 順 じゅん 。 日本 にっぽん 語 ご と 同じ おなじ 語順 ごじゅん 総称 そうしょう には 冠詞 かんし を 置く おく 型 かた 編 へん 1 課 か 魚 さかな が 好き すき 、と 種類 しゅるい 全体 ぜんたい を 言う いう ので 冠詞 かんし が 要る いる 形容 けいよう 詞 し は 名詞 めいし に 合わせる あわせる 形 かたち 編 へん 3 課 か ギリシアの 音楽 おんがく 、は 音楽 おんがく が 女性 じょせい なので 女性 じょせい の 形 かたち 否定 ひてい は 動詞 どうし の 前 まえ に 一 いち 語 ご 型 かた 編 へん 4 課 か 好き すき じゃない、と 言う いう ときの 語順 ごじゅん 語釈 ごしゃく この 課 か で 新しく あたらしく 出 で た 語 ご です。 左 ひだり が 語 ご 、 右 みぎ が 意味 いみ と 使い つかい どころです。 語 ご 意味 いみ 注 ちゅう αρέσω el 気 き に 入る はいる 。 好か すか れるものが 主語 しゅご になる。アオリスト άρεσα Μ' αρέσει. いいね。 Μ' αρέσει η ελληνική μουσική. ギリシアの 音楽 おんがく が 好き すき 。 μουσική (η) el 音楽 おんがく 。 女性名詞 じょせいめいし 。 形容 けいよう 詞 し も 女性 じょせい の 形 かたち になる Ακούω μουσική. 音楽 おんがく を 聴く きく んだ。 ταινία (η) el 映画 えいが 、フィルム。 細長い ほそながい 帯 おび 、が 元 もと の 意味 いみ Βλέπουμε ταινία. 映画 えいが を 見よう みよう よ。 χορεύω el 踊る おどる 。アオリスト χόρεψα 。 名詞 めいし は χορός χορτοφάγος el 菜食 さいしょく の 人 ひと 。 草 くさ と 食べる たべる からできた 語 ご Είμαι χορτοφάγος. 私 わたくし は 肉 にく を 食べ たべ ません。 ελληνικός el ギリシアの。 形容 けいよう 詞 し なので 名詞 めいし の 性 せい に 合わせる あわせる τραγούδι (το) el 歌 うた 。 動詞 どうし は τραγουδώ διάβασμα (το) el 読書 どくしょ 、 勉強 べんきょう 。2.3 のマの 型 かた なので 中性 ちゅうせい 使える つかえる 言い回し いいまわし この 課 か で 覚える おぼえる と、そのまま 口 くち から 出せる だせる 形 かたち が 四 よん つあります。 一 ひと つ、 好き すき だ 。 二 に 語 ご です。 私 わたくし に・ 気 き に 入る はいる の 順 じゅん で、 日本 にっぽん 語 ご と 同じ おなじ 並び ならび です。 物 もの を 指し さし ながら 言え いえ ば、それだけで 通じ つうじ ます。 二 ふた つ、 好き すき じゃない 。 否定 ひてい の 語 ご を 頭 あたま に 足す たす だけです。 三 さん 語 ご になります。 三 みっ つ、 お 好き すき ですか 。 丁寧 ていねい に 聞く きく ときは、 代 だい 名詞 めいし を あなたに に 替え かえ ます。 好か すか れるものが 複数 ふくすう なら、 動詞 どうし の 語尾 ごび も 複数 ふくすう にします。 四 よん つ、 私 わたくし もそれが 好き すき 。 相手 あいて に 合わせる あわせる ときの 形 かたち です。 会話 かいわ を 続ける つづける のにいちばん 役 やく に 立つ たつ 一言 ひとこと かもしれません。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ がやりがちな 言い いい 方 かた やりがちな 言い いい 方 かた なぜ 通じ つうじ にくいか 正しい ただしい 形 かたち 私 わたくし を 主語 しゅご にして 言う ゆう 英語 えいご の 作り つくり を 移す うつす と、 動詞 どうし の 形 かたち が 合わ あわ なくなる 好か すか れるものを 主語 しゅご にする 好か すか れるものが 複数 ふくすう なのに 動詞 どうし を 単数 たんすう にする 語尾 ごび は 好か すか れるものの 数 かず に 合わせる あわせる 複数 ふくすう なら 動詞 どうし も 複数 ふくすう の 語尾 ごび 人 ひと に 向かっ むかっ て 気 き に 入る はいる のほうを 使う つかう 気 き がある、という 意味 いみ に 近づく ちかづく 友だち ともだち には 愛する あいする のほうを 使う つかう 一 ひと つ 目 め は、 英語 えいご を 学ん まなん だ 人 ひと ほどやります。 日本 にっぽん 語 ご の「〜が 好き すき だ」をそのまま 移す うつす のが 正解 せいかい です。 日本 にっぽん 語 ご のほうがギリシア 語 ご に 近い ちかい 、という 場面 ばめん はこの 課程 かてい で 何 なん 度 ど も 出 で てきますが、ここはその 代表 だいひょう です。 三 みっ つ 目 め は、 間違え まちがえ ても 笑い話 わらいばなし ですみます。ただし 相手 あいて が 誤解 ごかい したまま 話 はなし が 進む すすむ こともあるので、 人 ひと には 愛する あいする のほう と 覚え おぼえ ておいてください。ギリシア 語 ご のその 動詞 どうし は、 日本 にっぽん 語 ご の「 愛する あいする 」よりずっと 軽く かるく 使え つかえ ます。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 主語 しゅご はどちらか 次 つぎ の 日本 にっぽん 語 ご をギリシア 語 ご にするとき、 文法 ぶんぽう 上 じょう の 主語 しゅご はどちらになります