神について何を理由に示せるか――アンセルムス — Epoché
解説 信仰から、理解へ向かう アンセルムスの「理解を求める信仰」は、信仰を捨てて知識に換える意味ではない。神への能動的な愛から、神をさらに理解しようとする姿勢だと説明される。 読者に信仰を要求する説明ではない。また、議論は既信者だけに向けられたとも断定しない。 Anselm of Canterbury 考え方から存在へ進めるか 『プロスロギオン』は、神を「それより大きなものを考えられないもの」と捉える。たとえば、存在しないことが可能なら、必ず存在するものより小さくなるのではないか、と議論を進める。 これは事典が示す再構成の一つ。定義を口にしただけで存在が証明された、とはしない。 Anselm of Canterbury 島にも同じ推論が使えるか ガウニロは、同様の推論で最も優れた島まで存在してしまうのでは、と反論した。アンセルムスは、現実に存在するものは何でも優れる、という一般化は自分の議論ではないと応じる。 議論の再構成や反論への評価には争いがあり、ここで最終勝敗を決めない。 Anselm of Canterbury 役割 この議論での働き 信仰 神への理解を求める動機 神の捉え方 推論の出発点 反論 推論を一般化できるか確かめる 参考文献 Williams, Thomas「Anselm of Canterbury」。 出典