6.23 그믐달(有明けの月) — Epoché
前提 ぜんてい : 6.22 まで。 この 篇 へん でできるようになること 三 みっ つの 月 つき に 重ね かさね られた 人物 じんぶつ や 光 ひかり の 比喩 ひゆ を、 本文 ほんぶん の 語 ご と 結び付け むすびつけ て 読める よめる 。 二 ふた つを 対照 たいしょう する 文 ぶん を 追い おい 、 短い みじかい 現代 げんだい 語 ご で 比べる くらべる 文 ぶん を 作れる つくれる 。 한 の 文脈 ぶんみゃく 上 じょう の 意味 いみ と 最後 さいご の 願い ねがい を 説明 せつめい し、 月 つき の 名 な の 濃音 のうおん を 読める よめる 。 この 文章 ぶんしょう について 羅 ら 稻香が 月 つき への 思い おもい を 綴っ つづっ た 随筆 ずいひつ です。 초승달 は 月初め つきはじめ の 細い ほそい 月 つき 、 보름달 は 満月 まんげつ 、 그믐달 は 月末 げつまつ の 明け方 あけがた に 見える みえる 細い ほそい 月 つき 。 三 みっ つの 月 つき を 並べ ならべ ながら、 語り手 かたりて は 그믐달 への 思い おもい を 深め ふかめ ます。 月 つき に 重ね かさね られる 女性 じょせい の 姿 すがた は、 作者 さくしゃ が 選ん えらん だ 比喩 ひゆ です。 人物 じんぶつ の 境遇 きょうぐう 、 月 つき の 光 ひかり 、 見る みる 人 ひと の 気持ち きもち を 結び付け むすびつけ て 読み よみ ましょう。「すべての 女性 じょせい はこうだ」という 一般 いっぱん 論 ろん として 読む よむ のでなく、この 文章 ぶんしょう の 像 ぞう として 捉え とらえ ます。 語釈 ごしゃく — 月 つき の 姿 すがた と 気持ち きもち 語 ご 意味 いみ 요염 妖艶 ようえん 。 有 ゆう 明け あけ の 月 つき の、 手 て も 触れ ふれ られないほどの 美し うつくし さ( 그믐달은 너무 요염하여 )。 독부 毒婦 どくふ 。 人 ひと を 害する がいする 悪女 あくじょ 。 月 つき のたとえの 一 ひと つで、どの 月 つき かは 本文 ほんぶん で 確かめる たしかめる 。 원부 ・ 공주 ・ 청상 思い おもい を 抱い いだい て 嘆く なげく 女性 じょせい ・ 王女 おうじょ ・ 若く わかく して 夫 おっと を 失っ うしなっ た 女性 じょせい 。 失っ うしなっ たものや 孤独 こどく の 比喩 ひゆ 。 풍상 ・ 비절하다 ・ 애절하다 世 よ の 苦労 くろう ・ 悲痛 ひつう だ・ 切なく せつなく 哀しい かなしい 。 비수 ・ 쇳소리 匕首 ひしゅ 、 短剣 たんけん ・ 金属 きんぞく の 音 おと 。 光 ひかり を 形 かたち や 音 おと にたとえる。 객창 ・ 한등 旅先 たびさき の 窓 まど ・ 寒々 さむざむ とした 灯 あかり 。 眠れ ねむれ ない 人 ひと の 場面 ばめん 。 별로이 ・ 홀로이 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 별로 ・ 홀로 。あまり・ひとりで。 치어다보면 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 쳐다보면 。 見上げる みあげる と。 풀어띄고 底本 ていほん の 字 じ 。 髪 かみ をほどいて 乱し みだし 。 번듯하는 底本 ていほん の 字 じ 。ふつうは 번득이는 。きらりと 光る ひかる 。 한 は、 恨めし うらめし さ、 悔し くやし さ、 悲し かなし さが 重なっ かさなっ て 晴れ はれ ない 気持ち きもち を 表し あらわし ます。この 文章 ぶんしょう の 한있는 사람 は、 胸 むね の 痛み いたみ を 抱え かかえ 、 眠れ ねむれ ずに 月 つき を 見る みる 人 ひと です。 誰 だれ を 恨ん うらん でいるかという 相手 あいて だけでなく、 心 こころ の 重 おも さに 目 め を 向け むけ ます。 한있는 사람 をこの 場面 ばめん で 訳す やくす なら「 晴らし はらし ようのない 悲しみ かなしみ を 抱え かかえ た 人 ひと 」。 旅人 たびびと や 眠れ ねむれ ない 人 ひと の 描写 びょうしゃ と 結び付ける むすびつける と、 語り手 かたりて 自身 じしん がその 月 つき を 見 み たがる 理由 りゆう もつながります。 月 つき の 名 な は 그믐달 [ 그믐딸 ]、 보름달 [ 보름딸 ]、 초승달 [ 초승딸 ]。 後半 こうはん の 달 は 濃音 のうおん になります。 綴り つづり は 달 のまま 保ち たもち 、 音 おと は 喉 のど を 締め しめ て 息 いき を 出さ ださ ず、 硬く かたく 短く みじかく 出し だし ます。 文法 ぶんぽう メモ — 二 ふた つを 並べ ならべ て 読む よむ 型 かた 編 へん 23 課 か の 한다 体 からだ で、 語り手 かたりて の 今 いま の 考え かんがえ を 述べ のべ ます。 現在 げんざい の 動詞 どうし 사랑한다 と、 名詞 めいし を 述語 じゅつご にする 달이다 を 区別 くべつ しましょう。 物語 ものがたり で 過去 かこ を 語る かたる ときとは、 文末 ぶんまつ の 時制 じせい が 違い ちがい ます。 - 지마는 は 型 かた 編 へん 12 課 か の- 지만 につながる 形 かたち です。 은 / 는 で 二 ふた つの 月 つき を 話題 わだい にし、 一方 いっぽう を 述べ のべ た 後 あと 、もう 一方 いっぽう へ 移り うつり ます。 対照 たいしょう する 二 ふた つの 名前 なまえ に 印 しるし を 付け つけ て 読む よむ と、 長い ながい 比喩 ひゆ の 中 なか でも 文 ぶん の 骨組み ほねぐみ を 追え おえ ます。 一 ひと つの 月 つき に 印象 いんしょう を 重ねる かさねる 形 かたち が 三 みっ つあります。 連体形 れんたいけい ( 型 かた 編 へん 13 課 か )+ 동시에 は「〜であると 同時 どうじ に」、 連体形 れんたいけい + 듯하다 は「〜ようだ」、- 도록 は「〜ほど」。 쫓겨남을 당한 は 쫓겨나다 ( 追い出さ おいださ れる)の 名詞 めいし 形 けい に 당하다 が 付い つい た 形 かたち で、「 追わ おわ れる 身 み となった」と 読み よみ ます。 対訳 たいやく 私 わたくし は 有 ゆう 明け あけ の 月 つき をこの 上 うえ なく 愛する あいする 。 有 ゆう 明け あけ の 月 つき は、あまりに 妖艶 ようえん で、 手 て を 触れる ふれる ことも 声 こえ をかけることもはばかられるほど 小憎らしい こにくらしい までに 美しい うつくしい 女 おんな のような 月 つき であると 同時 どうじ に、 胸 むね がうずき 痛む いたむ ほど 哀れ あわれ な 月 つき である。 西 にし の 山 やま の 上 うえ にほんのしばらく 現れ あらわれ てはすぐ 隠れ かくれ てしまう 三 みっ 日 か 月 つき は、 世の中 よのなか を 一気 いっき に 呑み込もう のみこもう とする 毒婦 どくふ でなければ、 世間 せけん 知ら しら ずの 娘 むすめ のような 月 つき だが、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき は、 世 よ のありとあらゆる 苦労 くろう をなめ 尽くし つくし 、しまいには 何 なん かの 恨み うらみ を 抱い いだい て 哀れ あわれ に 倒れ たおれ ていく 怨 おん 婦 ふ のように、 悲痛 ひつう で 哀切 あいせつ な 趣 おもむき がある。 十 じゅう 五 ご 夜 よる の 丸い まるい 月 つき は、あらゆる 栄華 えいが と 果てし はてし ない 崇拝 すうはい を 受ける うける 女王 じょおう のような 月 つき だが、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき は、 恋人 こいびと を 失い うしない 、 追わ おわ れる 身 み となった 王女 おうじょ のような 月 つき である。 三日月 みかつき や 満月 まんげつ は 見る みる 人 ひと が 多い おおい が、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき は 見る みる 人 ひと が 少なく すくなく 、それだけ 寂しい さびしい 月 つき である。 旅 たび の 宿 やど の 窓 まど の 寒々 さむざむ とした 灯 あかり のもとで、 慕わしい したわしい 人 ひと を 恋しく こいしく 思っ おもっ て 眠れ ねむれ ずにいる 人 ひと か、 耐え たえ がたく 痛む いたむ 胸 むね をかきむしる、 晴らし はらし ようのない 悲しみ かなしみ を 抱い いだい た 人 ひと でなければ、あの 月 つき を 見 み てやる 人 ひと はほとんどいないだろう。 それは、 静か しずか な 夢 ゆめ の 国 くに で 安らか やすらか に 眠っ ねむっ た 世の中 よのなか を 呪い のろい ながら、ひとり 髪 かみ をほどき 乱し みだし て 泣く なく 若 わか 後家 ごけ のような 月 つき である。 私 わたくし の 目 め には、 三日月 みかつき の 光 ひかり は 暖か あたたか な 黄金色 こがねいろ に 鋭い するどい 金属 きんぞく の 音 おと が 響く ひびく ようで、 満月 まんげつ を 見上げれ みあげれ ば 白い しろい 顔 かお がいつでも 笑っ わらっ ているようだが、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき は、 空中 くうちゅう できらりと 光る ひかる 鋭い するどい 匕首 あいくち のように、 青い あおい 光 ひかり を 帯び おび て 見える みえる 。 私 わたくし が 晴らし はらし ようのない 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 人間 にんげん になったからそうなのかはわからないが、 私 わたくし はあの 月 つき をよく 見る みる し、また 見 み たいと 願う ねがう 。けれども、あの 月 つき は 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 人 ひと だけが 見 み てやるのではなく、 遅く おそく 帰る かえる 酔っぱらい よっぱらい も、 博打 ばくち の 途中 とちゅう で 小便 しょうべん をしに 出 で てきた 人 ひと も 見る みる し、あるときには 泥棒 どろぼう も 見る みる のである。 ともかく 有 あり 明け あけ の 月 つき は、いちばん 情 じょう のある 人 ひと が 見る みる なかで、またいちばん 晴れ はれ ない 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 人 ひと が 見 み てやり、そしていちばん 無情 むじょう な 人 ひと が 見る みる と 同時 どうじ に、いちばん 恐ろしい おそろしい 人 ひと たちがたくさん 見 み てやるのである。 私 わたくし がもし 女 おんな に 生まれる うまれる ことができるとしたら、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき のような 女 おんな に 生まれ うまれ たい。 読み よみ どころ — 見る みる 人 ひと が 増え ふえ ていく 三 みっ 日 か 月 つき には 若 わか さや 強 つよ さ、 満月 まんげつ には 栄華 えいが 、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき には 喪失 そうしつ と 寂し さびし さが 重ね かさね られます。 光 ひかり の 描写 びょうしゃ も、 黄金色 こがねいろ 、 白い しろい 顔 かお 、 青い あおい 短剣 たんけん へと 変わり かわり ます。 気 き に 入っ はいっ た 比喩 ひゆ を 一 ひと つ 選び えらび 、 色 いろ ・ 形 かたち ・ 気持ち きもち のどれを 結び付け むすびつけ たのか 考え かんがえ ましょう。 初め はじめ 、 有 ゆう 明け あけ の 月 つき を 見る みる のは、 旅人 たびびと や 胸 むね に 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 人 ひと として 語ら かたら れます。 後 あと では、 酔っ よっ て 帰る かえる 人 ひと 、 賭け事 かけごと の 途中 とちゅう の 人 ひと 、 泥棒 どろぼう まで 並び ならび ます。 最後 さいご に 가장 が 四 よん 度 ど 繰り返さ くりかえさ れ、 異なる ことなる 人々 ひとびと が 同じ おなじ 月 つき を 見る みる 姿 すがた へ 広がり ひろがり ます。 語り手 かたりて は、 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 自分 じぶん と 月 つき を 重ね かさね 、 最後 さいご にその 月 つき のような 女性 じょせい に 生まれ うまれ たいと 願い ねがい ます。 寂しい さびしい だけの 月 つき で 終わら おわら ず、 異なる ことなる 人 ひと から 見 み られる 月 つき にひかれていると 読め よめ ます。 練習 れんしゅう ①この 文脈 ぶんみゃく の 한있는 사람 は「 特定 とくてい の 相手 あいて への 怒り いかり だけを 抱く いだく 人 ひと / 晴れ はれ ない 悲しみ かなしみ を 抱く いだく 人 ひと 」のどちらに 近い ちかい ですか。② 그믐달 の 読み よみ は[ 그믐달 ]/[ 그믐딸 ]のどちらですか。③ 보름달 は[ 보름딸 ]/[ 보름달 ]のどちらですか。 本文 ほんぶん の 対 たい の 文 ぶん を 完成 かんせい させます。① 철모르는 처녀 같은 달이 ___ 그믐달은 …(〜だが、 書き言葉 かきことば )② 가장 무정한 사람이 보는 ___ 가장 무서운 사람들이 …(〜と 同時 どうじ に)③ 하얀 얼굴이 언제든지 웃는 ___ 그믐달은 …(〜ようだが)④ 여왕과 같은 달이 ___ 그믐달은 …(〜だが、 書き言葉 かきことば )。 対照 たいしょう を 短い みじかい 한다 体 からだ で 三 さん 文 ぶん 作り つくり ます。① 夜 よる は 暗い くらい が 朝