3.2 辞書を引く — 語根の順に並んだ辞書の使い方 — Epoché
この 課 か でできるようになること 語根 ごこん の 順 じゅん に 並ん ならん だ 辞書 じしょ で、 知ら しら ない 語 ご を 引ける ひける 。 ひとつの 語根 ごこん の 項目 こうもく の 中 なか で、 語 ご がどう 並ん ならん でいるかを 説明 せつめい できる。 語根 ごこん が 取り出せ とりだせ ないときに、どう 手 て を 打つ うつ かを 言える いえる 。 前提 ぜんてい : 3.1( 三子音語根 さんしいんごこん の 発見 はっけん ) アルファベット 順 じゅん ではなく、 語根 ごこん の 順 じゅん 日本語 にほんご の 辞書 じしょ は 五十 ごじゅう 音 おん 順 じゅん 、 英語 えいご の 辞書 じしょ はアルファベット 順 じゅん に 並ん ならん でいます。どちらも 語 ご をそのままの 姿 すがた で 探せ さがせ ます。アラビア 語 ご の 伝統 でんとう 的 てき な 辞書 じしょ はそうではありません。 語根 ごこん の 順 じゅん に 並ん ならん でいます。 だから 図書 としょ 館 かん を 意味 いみ する 語 ご を 引く ひく とき、その 語 ご の 1 文字 もじ 目 め であるミームのところを 探し さがし ても 見つかり みつかり ません。 語根 ごこん のカーフ・ターゥ・バーゥを 取り出し とりだし 、 カーフの 部 ぶ で、ターゥ・バーゥの 並び ならび を 探す さがす ことになります。 面倒 めんどう に 見え みえ ますが、 理由 りゆう があります。 語根 ごこん の 順 じゅん に 並べる ならべる と、 意味 いみ の 家族 かぞく がひとつの 項目 こうもく に 集まる あつまる のです。 書く かく ・ 本 ほん ・ 机 つくえ ・ 図書 としょ 館 かん ・ 作家 さっか ・ 手紙 てがみ が 同じ おなじ ページに 並び ならび ます。 語 ご を 引く ひく たびに 家族 かぞく が 目 め に 入る はいる ので、 覚える おぼえる ほうにも 効き きき ます。 この 並べ ならべ 方 かた は 千 せん 年 ねん 以上 いじょう 続い つづい ていて、いまの 辞書 じしょ もほとんどがこの 形 かたち です。アプリやウェブの 辞書 じしょ には 語形 ごけい のまま 引ける ひける ものもありますが、 語根 ごこん で 引け ひけ ないと 使え つかえ ない 辞書 じしょ がまだ 多い おおい のが 実情 じつじょう です。だからここで 手順 てじゅん を 作り つくり ます。 そしてもうひとつ。 語根 ごこん で 引く ひく 技能 ぎのう は、 辞書 じしょ のためだけのものではありません。 読む よむ ときの 頭 あたま の 働き はたらき 方 かた そのもの です。 無母音 むぼいん の 語 ご を 見 み て 語根 ごこん を 取り出し とりだし 、 型 かた を 見当 けんとう づけ、 意味 いみ を 絞る しぼる ——3.11 課 か で 扱う あつかう この 手順 てじゅん の、 最初 さいしょ の 一段 いちだん が 語根 ごこん の 取り出し とりだし です。 型 かた の 表 ひょう 語根 ごこん を 取り出す とりだす 手順 てじゅん を、 表 ひょう にしました。 上 うえ から 順 じゅん に 当てはめ あてはめ ていくと、たいていの 語 ご で 語根 ごこん が 出 で ます。 段 だん 外す はずす もの 例 れい と 残る のこる もの 1 定冠詞 ていかんし ( 語頭 ごとう のアリフとラーム) الْمَكْتَبَة 、 残る のこる のは مَكْتَبَة 2 語頭 ごとう の 足さ たさ れた 字 じ (ミーム・ターゥ・ハムザつきアリフ・スィーン) مَكْتَبَة 、 残る のこる のは كْتَبَة 3 語末 ごまつ の 足さ たさ れた 字 じ ( 丸い まるい ターゥ・ 長母音 ちょうぼいん ・ 語尾 ごび ) كْتَبَة 、 残る のこる のは كْتَب 4 語中 ごちゅう の 長母音 ちょうぼいん (アリフ・ワーウ・ヤーゥ) مَكْتُوب 、 残る のこる のは مَكْتَب 5 残っ のこっ た 子音 しいん を 右 みぎ から 並べる ならべる كْتَب 、 残る のこる のは ك‑ت‑ب この 手順 てじゅん で 外す はずす 字 じ は 決まっ きまっ ています。 語根 ごこん の 子音 しいん になりうる 字 じ と 重なる かさなる ので、 迷う まよう ことがありますが、 3 つ 残る のこる まで 外す はずす と 考えれ かんがえれ ば、ほとんどの 場合 ばあい うまくいきます。 外し はずし すぎて 2 つになったら、 外し はずし すぎです。ひとつ 戻し もどし てください。 逆 ぎゃく に 4 つ 残っ のこっ たら、まだ 足さ たさ れた 字 じ が 混ざっ まざっ ているか、4 子音 しいん の 語根 ごこん です。4 子音 しいん の 語根 ごこん は 数 すう が 少なく すくなく 、ホテルを 意味 いみ する 語 ご がその 例 れい です。 読み よみ 方 かた 辞書 じしょ の 中 なか で、ひとつの 語根 ごこん の 項目 こうもく はどう 並ん ならん でいるでしょうか。ここにも 決まり きまり があります。 まず 第 だい I 形 がた の 動詞 どうし が 来 き ます。いちばん 素朴 そぼく な 形 かたち で、この 課程 かてい では 3.3 課 か で 扱い あつかい ます。 次 つぎ に 派生形 はせいけい の 動詞 どうし が、II・III・IV・V・VI・VII・VIII・X の 順 じゅん に 並び ならび ます。3.6 課 か と 3.7 課 か の 内容 ないよう です。 動詞 どうし のあとに 名詞 めいし と 形容詞 けいようし が 来 き て、 最後 さいご に その 語根 ごこん から 作ら つくら れた 固有 こゆう 名詞 めいし や 慣用 かんよう 句 く が 並び ならび ます。 この 並び ならび を 知っ しっ ていると、 探し さがし ている 語 ご がページのどのあたりにあるか 見当 けんとう がつきます。 語頭 ごとう にミームがあれば 名詞 めいし の 可能 かのう 性 せい が 高い たかい ので 後ろ うしろ のほう、 語頭 ごとう にターゥとシャッダがあれば 派生形 はせいけい V なので 前 まえ のほう、という 具合 ぐあい です。 実際 じっさい に 引い ひい てみると、ひとつの 項目 こうもく が 数 すう ページに 及ぶ およぶ ことがあります。 書く かく ことの 語根 ごこん や、 行う おこなう ことの 語根 ごこん のような、よく 使う つかう 語根 ごこん がそうです。そのときは 型 かた で 絞り しぼり ます 。 自分 じぶん が 探し さがし ている 語 ご の 型 かた を 先 さき に 見当 けんとう づけ、 項目 こうもく の 中 なか でその 型 かた を 探す さがす のです。 読書 どくしょ ページには 辞書 じしょ の 機能 きのう があります。 語 ご をなぞると、その 語 ご の 意味 いみ が 出 で ます。 この 課程 かてい の 新出 しんしゅつ 語 ご はすべて 登録 とうろく してある ので、 読ん よん でいて 分から わから ない 語 ご が 出 で たらまずそこを 見 み てください。 登録 とうろく されていない 語 ご は、 語根 ごこん を 取り出し とりだし て 外部 がいぶ の 辞書 じしょ を 引く ひく ことになります。 並び ならび 何 なん が 来る くる か 見分け みわけ 方 かた 1 第 だい I 形 がた の 動詞 どうし 。 例 れい كَتَبَ 3 子音 しいん だけ、 足さ たさ れた 字 じ が 無い ない 2 派生形 はせいけい の 動詞 どうし 。 例 れい كَاتَبَ 頭 あたま にハムザ・ターゥ・スィーン、または 重ね かさね た 子音 しいん 3 動作 どうさ の 名前 なまえ (マスダル)。 例 れい كِتَابَة 型 かた はいろいろ。 動詞 どうし のすぐ 後ろ うしろ 4 する 人 ひと ・されたもの。 例 れい كَاتِب 頭 あたま にミーム、または 語中 ごちゅう の 長い ながい アー 5 場所 ばしょ ・ 道具 どうぐ 。 例 れい مَكْتَب 頭 あたま にミーム 6 その 他 た の 名詞 めいし ・ 慣用 かんよう 句 く 。 例 れい كِتَاب 項目 こうもく の 終わり おわり のほう この 並び ならび は 辞書 じしょ によって 少し すこし ずつ 違い ちがい ますが、 動詞 どうし が 先 さき 、 名詞 めいし が 後 あと という 大枠 おおわく はどの 辞書 じしょ も 同じ おなじ です。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす 語根 ごこん が 取り出せ とりだせ ない 場合 ばあい もあります。よくある 4 つの 場合 ばあい と、その 手当て てあて を 並べ ならべ ました。 困る こまる 場合 ばあい 例 れい 手当て てあて 語根 ごこん の 子音 しいん が 消え きえ ている قُلْ クル 弱い よわい 語根 ごこん 。3.9 課 か と 3.10 課 か で 扱う あつかう 。カーフ・ワーウ・ラームで 引く ひく 子音 しいん が 2 つに 縮ん ちぢん でいる رَدّ ラッダ 重子音 じゅうしいん の 語根 ごこん 。シャッダを 2 つの 子音 しいん に 開く ひらく 。ラーゥ・ダール・ダール 外来 がいらい 語 ご で 語根 ごこん が 無い ない تِلِفِزْيُون ティリフィズユーン 語根 ごこん を 持た もた ない。そのままの 綴り つづり で 引く ひく 4 つの 子音 しいん でできている فُنْدُق フンドゥク 4 子音 しいん の 語根 ごこん 。そのまま 4 つで 引く ひく 最初 さいしょ の 2 つが、この 課程 かてい でこれから 何 なん 度 ど も 出 で てくる 場合 ばあい です。 弱い よわい 語根 ごこん と 重子音 じゅうしいん の 語根 ごこん は、 語根 ごこん の 子音 しいん が 表 ひょう に 出 で てこない ので、 慣れる なれる まで 引け ひけ ません。3.9 課 か と 3.10 課 か で 2 課 か を 使っ つかっ て 扱い あつかい ます。 外来 がいらい 語 ご は 語根 ごこん を 持ち もち ません。テレビ・ラジオ・コンピューターのような 近代 きんだい の 語 ご がそうで、 辞書 じしょ では 別扱い べつあつかい になっています。3.12 課 か で、こうした 語 ご がどのくらいあるかを 見 み ます。 日本語話者 にほんごわしゃ がつまずくところ 語 ご の 1 文字 もじ 目 め で 探す さがす 。 日本語 にほんご や 英語 えいご の 辞書 じしょ の 癖 くせ です。アラビア 語 ご では、 語頭 ごとう のミームやアリフはたいてい 型 かた が 足し たし た 字 じ なので、そこで 探し さがし ても 見つかり みつかり ません。まず 語根 ごこん を 取り出し とりだし てください。 外し はずし すぎる。 3 つ 残れ のこれ ばよいので、それ 以上 いじょう 外す はずす 必要 ひつよう はありません。2 つになったら 戻し もどし ます。 慣れる なれる までは、 外し はずし た 字 じ を 書き留め かきとめ ておくと 戻し もどし やすくなります。 引か ひか ずに 推測 すいそく で 済ま すま せる。 語根 ごこん から 意味 いみ の 方向 ほうこう は 分かり わかり ますが、 実際 じっさい の 語義 ごぎ はずれていることがあります。3.1 課 か で 書い かい たとおり、 語根 ごこん は 手がかり てがかり であって 保証 ほしょう ではありません。 引く ひく 習慣 しゅうかん をここで 作っ つくっ てください。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 語根 ごこん を 取り出し とりだし て 引く ひく 次 つぎ の 語 ご の 語根 ごこん を 取り出し とりだし 、 字 じ の 名前 なまえ で 答え こたえ てください。どれもこの 課程 かてい でまだ 扱っ あつかっ ていない 語 ご です。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 المدرسة مطعم استقبال مشروب تعليم 練習 れんしゅう 2 — 音読 おんどく 次 つぎ の 5 語 ご を 声 こえ に 出し だし て 読ん よん でください。どれも 語頭 ごとう に 足さ たさ れた 字 じ を 持つ もつ 語 ご で、 語根 ごこん を 取り出す とりだす 練習 れんしゅう になります。 読み よみ ながら、 外す はずす 字 じ を 頭 あたま の 中 なか で 落とし おとし てみてください。 مَكْتَبَة / مَدْرَسَة / مَطْعَم / مَشْرُوب / تَعْلِيم この 課 か のまとめ アラビア 語 ご の 辞書 じしょ は 語根 ごこん の 順 じゅん に 並ん ならん でいる。 語根 ごこん を 取り出せ とりだせ ないと 引け ひけ ない。 手順 てじゅん は、 定冠詞 ていかんし ・ 語頭 ごとう の 足さ たさ れた 字 じ ・ 語末 ごまつ の 足さ たさ れた 字 じ ・ 語中 ごちゅう の 長母音 ちょうぼいん を 外し はずし て、 残る のこる 子音 しいん を 並べる ならべる 。 3 つ 残る のこる まで 外す はずす 。 外し はずし すぎて 2 つになったら 戻す もどす 。 項目 こうもく の 中 なか は、 動詞 どうし が 先 さき 、 名詞 めいし が 後 あ