働きが同じなら心も同じか――機能主義と思考実験 — Epoché
解説 材料より、因果的な役割に注目する 機能主義は、心の状態を、刺激・他の心の状態・行動との関係から捉える。痛みなら、傷から生じ、避けたい欲求などにつながる役割が例となる。 外から同じ返答をするだけとは違う。痛みの例も、仕組みを示す単純化である。 出典1 違う材料でも、同じ役割を果たせるか 同じ役割を違う材料の仕組みが果たすなら、心の状態も複数の材料で実現できると考える。人間と同じ材料でなければ心がないとは、初めから決めない。 仮想の生物や機械の可能性の議論。現実の全機械に心があると確認したわけではなく、機能主義と物理主義も定義上同じではない。 出典1 働きが同じでも、感じは違いうるか 同じ機能を持っても、色の感じが入れ替わったり、感じが全くなかったりするのでは、という反論がある。役割の説明で、経験の感じまで説明できるかが争点となる。 思考実験を観測結果にしない。機能の記述が粗い、想像できても可能とは限らない、という応答もあり未決である。 出典1 痛みを、役割のつながりから考える 関係 単純化した例 生じるきっかけ 身体の傷 他の心の状態 避けたい欲求や不安 行動への関係 他の強い欲求がなければ、うめく等 出典の機能的説明の例。全ての痛みの必要十分条件や、診断表にはしない。 参考文献 [1] Janet Levin「Functionalism」。 出典