0.9 書き取りと、練習が要る五十の音節 — Epoché
この 課 か でできるようになること 新しく あたらしく 作っ つくっ た 五 いつ つの 子音 しいん と、 二 に 字 じ で 書く かく 五 いつ つの 子音 しいん を、 五 いつ つの 母音 ぼいん と 組ん くん で 一巡 いちじゅん できる。 聞い きい た 語 ご と 文 ぶん を 綴り つづり に 戻せる もどせる 。とくにイの 五 ご 通り とおり の 綴り つづり を、 音 おと ではなく 語 ご の 記憶 きおく から 呼び出せる よびだせる 。 強勢 きょうせい の 位置 いち だけが 違う ちがう 対 たい を 聞い きい て、どちらか 書き分け かきわけ られる。 前提 ぜんてい : 0.8( 抑揚 よくよう 、 数 すう と 時刻 じこく )。ここまでの 八 はち 課 か で 扱っ あつかっ た 音 おと を 全部 ぜんぶ 使い つかい ます。 0.1 から 0.8 までは、 綴り つづり を 見 み て 音 おと に 変える かえる 練習 れんしゅう でした。この 課 か はその 逆 ぎゃく —— 音 おと を 聞い きい て 綴り つづり に 戻し もどし ます。 読める よめる 人 ひと が 書ける かける とは 限り かぎり ません。とくにギリシア 語 ご はイの 綴り つづり が 五 ご 通り とおり あり、 音 おと だけでは 決め きめ られない。 書き取り かきとり で 初めて はじめて 、どの 語 ご の 綴り つづり を 覚え おぼえ ていないかが 分かり わかり ます。 字音 じおん 編 へん の 検算 けんざん の 課 か です。 音節 おんせつ を 一巡 いちじゅん する — 二十 にじゅう 五 ご だけ 中国 ちゅうごく 語 ご のように 音節 おんせつ の 一覧 いちらん が 閉じ とじ ている 言語 げんご では、 全部 ぜんぶ の 音節 おんせつ を 表 ひょう にする 意味 いみ があります。ギリシア 語 ご にはそういう 一覧 いちらん はありません。 子音 しいん と 母音 ぼいん の 組み合わせ くみあわせ は 自由 じゆう で、 数え かぞえ ても 学習 がくしゅう の 役 やく に 立た たた ない。 そこで 本当 ほんとう に 練習 れんしゅう が 要る いる 組み合わせ くみあわせ だけ を 並べ ならべ ます。 字音 じおん 編 へん 1 課 か で 分け わけ た 三 みっ つの 組 くみ のうち、 日本 にっぽん 語 ご の 音 おと でほぼ 間に合う まにあう 十 じゅう 二 に の 子音 しいん は、 母音 ぼいん と 組ん くん でも 新しい あたらしい ことは 起き おき ません。 練習 れんしゅう が 要る いる のは、 新しく あたらしく 作っ つくっ た 五 いつ つの 子音 しいん と、 二 に 字 じ で 書く かく 五 いつ つの 子音 しいん だけです。それぞれ 五 いつ つの 母音 ぼいん と 組ん くん で、 合わせ あわせ て 五十 ごじゅう 。 新しく あたらしく 作っ つくっ た 五 いつ つの 子音 しいん 次 つぎ の 表 ひょう は 五行 ごぎょう です。 左 ひだり の 欄 らん で 字母 じぼ の 名前 なまえ を 確かめ たしかめ 、 右 みぎ の 五 いつ つの 音節 おんせつ を 音声 おんせい のあとについて 読ん よん でください。エとイの 前 まえ で 音 おと が 変わる かわる 二 ふた つに 注意 ちゅうい すること。 子音 しいん 五 いつ つの 母音 ぼいん と 組ん くん だ 音 おと β ヴァ 行 ぎょう βα βε βι βο βου γ 喉 のど の 奥 おく の ガ行 がぎょう γα γε γι γο γου δ 舌 した を 歯 は に 当て あて た ザ行 ざぎょう δα δε δι δο δου θ 舌 した を 歯 は に 当て あて た サ行 さぎょう θα θε θι θο θου χ 喉 のど の 奥 おく の ハ行 はぎょう χα χε χι χο χου 二 に 行 ぎょう 目 め と 五 ご 行 ぎょう 目 め の、 二 ふた つ 目 め と 三 みっ つ 目 め の 音 おと に 注意 ちゅうい してください。エとイの 前 まえ だけ、 喉 のど の 奥 おく から 前 まえ へ 移っ うつっ て ヤ行 やぎょう とヒになります( 字音 じおん 編 へん 4 課 か )。ほかの 三 みっ つの 母音 ぼいん の 前 まえ とは 別 べつ の 音 おと だと 耳 みみ で 確かめる たしかめる こと。 二 に 字 じ で 書く かく 五 いつ つの 子音 しいん 次 つぎ の 表 ひょう も 五 ご 行 ぎょう です。 語頭 ごとう の 読み よみ で 並べ ならべ てあります。 語 ご 中 ちゅう ではンが 前 まえ に 付く つく こと( 字音 じおん 編 へん 6 課 か )を 思い出し おもいだし ながら 聞い きい てください。 二 に 字 じ 五 いつ つの 母音 ぼいん と 組ん くん だ 音 おと μπ 語頭 ごとう では バ行 ばぎょう μπα μπε μπι μπο μπου ντ 語頭 ごとう では ダ行 だぎょう ντα ντε ντι ντο ντου γκ 語頭 ごとう では ガ行 がぎょう γκα γκε γκι γκο γκου τσ ツの 行 こう τσα τσε τσι τσο τσου τζ ヅの 行 こう τζα τζε τζι τζο τζου この 五十 ごじゅう の 音節 おんせつ が 口 くち で 出せれ だせれ ば、ギリシア 語 ご の 子音 しいん は 閉じ とじ たことになります。 残る のこる 十 じゅう 二 に の 子音 しいん は 日本 にっぽん 語 ご の 音 おと で 足りる たりる ので、 母音 ぼいん と 組ん くん でも 練習 れんしゅう は 要り いり ません。 綴り つづり は、 音 おと を 閉じ とじ ても 閉じ とじ ない 音 おと は 五十 ごじゅう で 閉じ とじ ましたが、 綴り つづり は 閉じ とじ ません 。 上 うえ の 表 ひょう のイの 列 れつ は、 実際 じっさい の 語 ご では 五 ご 通り とおり の 綴り つづり で 書か かか れます。オの 列 れつ も 二 に 通り とおり 。 音節 おんせつ 表 ひょう は 音 おと を 閉じる とじる 道具 どうぐ であって、 綴り つづり を 閉じる とじる 道具 どうぐ ではないのです。 綴り つづり を 閉じる とじる 道具 どうぐ は 二 ふた つあります。 一 ひと つは 字音 じおん 編 へん 2 課 か で 見 み た 語末 ごまつ の 規則 きそく —— 語 ご の 最後 さいご のイは、 動詞 どうし の 三 さん 人称 にんしょう 単数 たんすう なら 一通り ひととおり 、 女性 じょせい の 単数 たんすう ならもう 一通り ひととおり と 決まっ きまっ ていました。もう 一 ひと つが、この 課 か の 書き取り かきとり です。 語 ご の 途中 とちゅう のイは 規則 きそく が 無い ない ので、 語 ご ごとに 覚える おぼえる しかない。 何 なん を 覚え おぼえ ていないかを 見つける みつける ために 書き かき ます。 書き取り かきとり の 仕方 しかた この 課 か の 書き取り かきとり は、 文字 もじ を 見 み ずに 音 おと だけを 聞く きく 形 かたち で 行い おこない ます。 聞く きく 語 ご と 文 ぶん は、この 課 か の「 答え こたえ 」の 節 ふし に 置い おい てあります。そこまで 送っ おくっ て、 番号 ばんごう の 付い つい た 項目 こうもく を 一 ひと つずつ 再生 さいせい し、 聞こえ きこえ たとおりを 紙 かみ かメモに 書い かい てください。 書き かき 終え おえ てから、 答え こたえ の 綴り つづり と 照らし てらし ます。 順序 じゅんじょ が 大事 だいじ です —— 先 さき に 綴り つづり を 見 み てしまうと、この 課 か の 意味 いみ が 無くなり なくなり ます。 照らす てらす ときに 見る みる 点 てん は 三 みっ つです。 イとエとオの 綴り つづり 。 音 おと では 決まら きまら ないので、 間違え まちがえ たらその 語 ご の 綴り つづり を 覚え おぼえ ていなかったということです。 語 ご ごとに 覚え おぼえ 直し なおし ます。 強勢 きょうせい の 印 しるし の 位置 いち 。 聞こえ きこえ た 強い つよい 母音 ぼいん に 印 しるし を 打て うて たか。 落とし おとし た 語 ご 、 位置 いち がずれた 語 ご は、0.3 の 規則 きそく で 確かめ たしかめ ます。 新しく あたらしく 作っ つくっ た 子音 しいん と 二 に 字 じ の 子音 しいん 。 舌 した を 歯 は に 当てる あてる 音 おと をタ 行 いき や サ行 さぎょう に、こする 音 おと を 破裂音 はれつおん に 書い かい ていないか。 聞き分け ききわけ ができていない 音 おと がここで 見え みえ ます。 イの 綴り つづり が 取れ とれ ないのは、 耳 みみ が 悪い わるい のではなく 語 ご を 覚え おぼえ ていない だけです。そして 語 ご を 覚える おぼえる 近道 ちかみち は、 字音 じおん 編 へん 2 課 か で 述べ のべ たとおり、 英語 えいご の 綴り つづり を 手がかり てがかり にすることです。カタカナ 語 ご として 知っ しっ ている 語 ご から 順 じゅん に、 綴り つづり が 固まっ かたまっ ていきます。 強勢 きょうせい の 対 たい を 聞き分ける ききわける 書き取り かきとり の 三 みっ つ 目 め は、 字音 じおん 編 へん 3 課 か で 出し だし た 対 たい です。 飲む のむ という 語 ご と 空腹 くうふく だという 語 ご は、 音 おと はどちらもピノで 同じ おなじ 、 強勢 きょうせい の 位置 いち だけが 違う ちがう 。 聞い きい てどちらか 決める きめる には、 どの 母音 ぼいん が 長く ながく 強かっ つよかっ たか だけを 聞き きき ます。 日本 にっぽん 語 ご 話者 わしゃ は 高 たか さの 動き うごき に 耳 みみ が 行き いき がちですが、ギリシア 語 ご の 強勢 きょうせい は 長 なが さと 強 つよ さです。 長かっ ながかっ た 母音 ぼいん に 印 しるし を 打つ うつ ——この 一 いち 動作 どうさ で 対 たい は 書き分け かきわけ られます。 練習 れんしゅう 書き取り かきとり 1 — 語 ご 答え こたえ の 節 ふし の 書き取り かきとり 1 にある 十 じゅう 語 ご を、 一 いち 語 ご ずつ 再生 さいせい して 書い かい てください。すべて 0.1 から 字音 じおん 編 へん 8 課 か で 出 で た 語 ご です。イの 綴り つづり が 五 ご 通り とおり 全部 ぜんぶ 入っ はいっ ています。 書き取り かきとり 2 — 文 ぶん 答え こたえ の 節 ふし の 書き取り かきとり 2 にある 八 はち 文 ぶん を 書い かい てください。 二 に 語 ご から 四 よん 語 ご の 短い みじかい 文 ぶん で、 語 ご のあいだの 空白 くうはく と、 文末 ぶんまつ の 記号 きごう まで 書く かく こと。 書き取り かきとり 3 — 強勢 きょうせい の 対 たい 答え こたえ の 節 ふし の 書き取り かきとり 3 にある 四 よん 語 ご は、 字音 じおん 編 へん 3 課 か の 対 たい のどちらかです。 聞い きい て、 長く ながく 強かっ つよかっ た 母音 ぼいん に 印 しるし を 打っ うっ てください。 練習 れんしゅう 4 — 音読 おんどく 上 うえ の 二 ふた つの 音節 おんせつ 表 ひょう を、 行 こう ごとに 音声 おんせい のあとについて 声 こえ に 出し だし てください。 新しく あたらしく 作っ つくっ た 五 いつ つの 行 ぎょう で 舌 した が 破裂 はれつ に 戻っ もどっ ていないか、 二 に 字 じ の 五 いつ つの 行 ぎょう で 語頭 ごとう にンを 付け つけ ていないか、 確かめる たしかめる こと。 この 課 か のまとめ 練習 れんしゅう が 要る いる 音節 おんせつ は 五十 ごじゅう だけ 。 新しく あたらしく 作っ つくっ た 五 いつ つの 子音 しいん と、 二 に 字 じ で 書く かく 五 いつ つの 子音 しいん を、 五 いつ つの 母音 ぼいん と 組む くむ 。 音 おと は 閉じ とじ ても 綴り つづり は 閉じ とじ ない 。 語末 ごまつ は 規則 きそく で、 語 ご 中 ちゅう は 語 ご ごとに 覚える おぼえる 。 書き取り かきとり は 文字 もじ を 見 み ずに 。 間違い まちがい は 三 さん 種類 しゅるい —— 綴り つづり 、 強勢 きょうせい の 位置 いち 、 子音 しいん の 聞き分け ききわけ 。 強勢 きょうせい の 対 たい は、 長く ながく 強かっ つよかっ た 母音 ぼいん に 印 しるし を 打つ うつ 。 高 たか さで 聞か きか ない。 次 つぎ の 課 か へ 第 だい 0.10 課 か は 字音 じおん 編 へん の 最後 さいご で、 古い ふるい 書き かき 方 かた を 読める よめる ようにします。 印 しるし が 三 さん 種類 しゅるい あり、 気息記号 きそくきごう が 付き つき 、 小さな ちいさな 字 じ が 母音 ぼいん の 下 した に 書か かか れる。1982 年 ねん より 前 まえ