2.8 الرجل الكبير وأولاده(老人と息子たち) — Epoché
この 篇 へん でできるようになること 物語 ものがたり の 形 かたち をした 文章 ぶんしょう を、 辞書 じしょ を 引か ひか ずに 読める よめる 。 同じ おなじ 形 かたち を くり返し くりかえし て 見せる みせる 書き かき 方 かた を 読み取れる よみとれる 。 第 だい 1 期 き で 積ん つん だものが、 物語 ものがたり を 読む よむ ところまで 届い とどい たことを 確かめる たしかめる 。 前提 ぜんてい : 2.7(ウサギとカメ)。 第 だい 1 期 き の 読 よみ 編 へん の 最後 さいご の 篇 へん です。 この 文章 ぶんしょう について 束ね たばね た 棒 ぼう は 折れ おれ ないが、 一 いち 本 ぽん なら 折れる おれる 。 父 ちち が 息子 むすこ たちにそれを 見せる みせる 話 はなし です。イソップに 帰せ かえせ られ、 世界 せかい 中 ちゅう に 似 に た 話 はなし があります。 この 篇 へん の 書き かき 方 かた の 中心 ちゅうしん は くり返し くりかえし です。 長男 ちょうなん が 試し ためし 、 二 に 番 ばん 目 め が 試し ためし 、 三 さん 番 ばん 目 め が 試し ためし 、 四 よん 番 ばん 目 め が 試す ためす 。 同じ おなじ 文 ぶん が 四 よん 回 かい 並び ならび ます。 くり返す くりかえす ことで、 折れ おれ ないという 事実 じじつ が 重く おもく なります 。 そのあと、 父 ちち が 束 たば を 開き ひらき ます。こんどは 一 いち 本 ぽん ずつ 折れ おれ ます。 同じ おなじ 形 かたち の くり返し くりかえし が 二 に 度 ど 目 め に 出 で てきて、 一 いち 度 ど 目 め とは 逆 ぎゃく の 結果 けっか になります。この 対称 たいしょう が、 話 はなし の 骨組み ほねぐみ です。 第 だい 1 期 き の 読 よみ 編 へん はこの 篇 へん で 終わり おわり ます。2.1 で 一日 ついたち を 読み よみ 、 家族 かぞく を 読み よみ 、 町 まち を 読み よみ 、 手紙 てがみ を 読み よみ 、 季節 きせつ を 読み よみ 、 市場 しじょう を 読み よみ 、 物語 ものがたり を 二 ふた つ 読み よみ ました。 八 はち 篇 へん とも、 辞書 じしょ を 引か ひか ずに 読み よみ 通せる とおせる 文章 ぶんしょう でした。 第 だい 2 期 き からは、 母音記号 ぼいんきごう を 外し はずし た 本物 ほんもの の 文章 ぶんしょう に 入り はいり ます。 読み よみ 方 かた の 指示 しじ をひとつ。 四 よん 回 かい くり返さ くりかえさ れる 段落 だんらく を、 飛ばさ とばさ ずに 読ん よん でください 。 同じ おなじ 文 ぶん が 並ぶ ならぶ と、 目 め は 先 さき へ 行き いき たがります。しかしこの 物語 ものがたり では、その くり返し くりかえし こそが 仕掛け しかけ です。 四 よん 回 かい とも 同じ おなじ 結果 けっか になることを 読み手 よみて に 確かめ たしかめ させてから、 父 ちち は 束 たば を 開き ひらき ます。 退屈 たいくつ に 見える みえる ところに、 書き手 かきて の 意図 いと がある という 読み よみ 方 かた を、ここで 一 いち 度 ど 経験 けいけん しておいてください。 第 だい 2 期 き で 読む よむ 古典 こてん の 説話 せつわ にも、 同じ おなじ 作り つくり のものが 数多く かずおおく あります。 文法 ぶんぽう メモ この 文章 ぶんしょう の 型 かた は 全部 ぜんぶ 、4.1 課 か から 4.9 課 か までの 範囲 はんい です。 前置詞 ぜんちし で 所有 しょゆう を 言う いう ( 型 かた 編 へん 7 課 か )— 持つ もつ という 動詞 どうし が 無い ない ので、 彼 かれ のところに、という 前置詞 ぜんちし で 言い いい ます。 本文 ほんぶん では وَعِنْدَهُ أَرْبَعَةُ أَوْلَادٍ がその 形 かたち です。 数詞 すうし のうしろの 名詞 めいし ( 型 かた 編 へん 8 課 か )— 四 よん のうしろに 来る くる 名詞 めいし は 複数 ふくすう で、 属格 ぞっかく の 語尾 ごび が 付き つき ます。 本文 ほんぶん では أَرْبَعَةُ أَوْلَادٍ がその 形 かたち です。 形容詞 けいようし で 人 ひと を 指す さす ( 型 かた 編 へん 6 課 か )— 定冠詞 ていかんし の 付い つい た 形容詞 けいようし は、それだけで 人 ひと を 指せ させ ます。 本文 ほんぶん では الْوَلَدُ الْكَبِيرُ がその 形 かたち です。 名詞文 めいしぶん で 言い切る いいきる ( 型 かた 編 へん 1 課 か )— 主語 しゅご と 述語 じゅつご を 並べる ならべる だけで、たとえを 言い切れ いいきれ ます。 本文 ほんぶん では أَنْتُمْ الْعِصِيُّ がその 形 かたち です。 対訳 たいやく 年老い としおい た 男 おとこ に 四 よん 人 にん の 息子 むすこ がいました。 息子 むすこ たちは 友人 ゆうじん ではありません。 彼 かれ らのあいだには 毎日 まいにち 言い争い いいあらそい があります。 父 ちち は 病気 びょうき で、その 心 こころ は 疲れ つかれ ています。 ある 日 ひ 、 父 ちち は 言い いい ます。おいで、 息子 むすこ たちよ。あなたたちにあげるものがある。 彼 かれ の 手 て には 多く おおく の 棒 ぼう が 一緒 いっしょ にあります。 彼 かれ は 長男 ちょうなん に 言い いい ます。これを 折り おり なさい。 長男 ちょうなん は 強い つよい 男 おとこ です。 棒 ぼう は 折れ おれ ません。 二 に 番 ばん 目 め の 息子 むすこ も 同じ おなじ です。 三 さん 番 ばん 目 め も 同じ おなじ です。 四 よん 番 ばん 目 め も 同じ おなじ です。 父 ちち は 手 て を 開き ひらき ます。 彼 かれ の 手 て には 一 いち 本 ぽん の 棒 ぼう があります。 彼 かれ は 末 すえ の 息子 むすこ に 言い いい ます。これを 折り おり なさい。 棒 ぼう は 一 いち 本 ぽん で、それは 折れ おれ ます。 二 に 本 ぽん 目 め も 折れ おれ ます。 三 さん 本 ぽん 目 め も 折れ おれ ます。 父 ちち は 言い いい ます。あなたたちはこの 棒 ぼう です。 一緒 いっしょ なら、あなたたちは 強い つよい 。 一 いち 本 ぽん ずつなら、 強く つよく ありません。これがあなたたちの 家族 かぞく です。 読み よみ どころ この 物語 ものがたり の 読み よみ どころは、 同じ おなじ 文 ぶん を 四 よん 回 かい 並べる ならべる ところです。 二 に 番 ばん 目 め も 同じ おなじ 、 三 さん 番 ばん 目 め も 同じ おなじ 、 四 よん 番 ばん 目 め も 同じ おなじ 。 日本語 にほんご なら、 誰 だれ も 折れ おれ なかった、と 一 いち 文 ぶん でまとめたくなります。アラビア 語 ご のこの 書き かき 方 かた は、 折れ おれ ないという 事実 じじつ を 四 よん 度 ど たしかめさせます。 そのあとの 対称 たいしょう に 注目 ちゅうもく してください。 束 たば は 折れ おれ ず、 一 いち 本 ぽん は 折れる おれる 。 二 に 本 ぽん 目 め も 折れ おれ 、 三 さん 本 ぽん 目 め も 折れる おれる 。 同じ おなじ 形 かたち の くり返し くりかえし が、 逆 ぎゃく の 結果 けっか で 二 に 度 ど 出 で てきます 。たとえを 言葉 ことば で 説明 せつめい する 前 まえ に、 形 かたち で 見せ みせ ているのです。 最後 さいご の 一 いち 文 ぶん は、 名詞文 めいしぶん です。あなたたちはこの 棒 ぼう だ。「です」に 当たる あたる 単語 たんご はどこにもありません。4.1 課 か のいちばん 最初 さいしょ に 習っ ならっ た 形 かたち が、 物語 ものがたり の 結び むすび を 引き受け ひきうけ ています 。 第 だい 1 期 き の 読 よみ 編 へん を、この 一 いち 文 ぶん で 終わり おわり ます。 最後 さいご に、 第 だい 1 期 き の 読 よみ 編 へん を 振り返り ふりかえり ます。 八 はち 篇 へん で、 一日 ついたち 、 家族 かぞく 、 町 まち 、 手紙 てがみ 、 季節 きせつ 、 市場 しじょう 、 物語 ものがたり 二 ふた つを 読み よみ ました。どれも 辞書 じしょ を 引か ひか ずに 読み よみ 通せる とおせる 文章 ぶんしょう でした。 第 だい 2 期 き からは、 母音記号 ぼいんきごう の 無い ない 本物 ほんもの の 文章 ぶんしょう に 入り はいり ます。そこでは 知ら しら ない 単語 たんご が 出 で てきます。 しかし、 読み よみ 通し とおし た 経験 けいけん がここにあります 。 知ら しら ない 単語 たんご があっても 最後 さいご まで 行く いく 、という 読み よみ 方 かた は、 知ら しら ない 単語 たんご が 無い ない 文章 ぶんしょう で 一 いち 度 ど 身 み につけておかないと 作れ つくれ ません。この 八 はち 篇 へん は、そのためのものでした。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 読み取る よみとる 原文 げんぶん を 読ん よん で、 次 つぎ に 答え こたえ てください。 息子 むすこ たちのあいだには 何 なん がありましたか。 父 ちち は 最初 さいしょ に 何 なん を 渡し わたし 、 何 なん と 言い いい ましたか。 束 たば と 一 いち 本 ぽん では、 結果 けっか がどう 違い ちがい ましたか。 父 ちち の 最後 さいご の 言葉 ことば を、 自分 じぶん の 言葉 ことば で 言い直し いいなおし てください。 練習 れんしゅう 2 — 音読 おんどく 原文 げんぶん を、 父 ちち の 声 こえ と 単語 たんご り手の 声 こえ を 分け わけ て 読ん よん でください。 四 よん 回 かい くり返さ くりかえさ れる 文 ぶん は、 同じ おなじ 速 はや さで、 同じ おなじ 調子 ちょうし で 読み よみ ます。 変化 へんか を 付ける つける と、 くり返し くりかえし の 効き目 ききめ が 消え きえ ます。 この 篇 へん のまとめ 同じ おなじ 文 ぶん を くり返す くりかえす と、 事実 じじつ が 重く おもく なる。 同じ おなじ 形 かたち の くり返し くりかえし を 逆 ぎゃく の 結果 けっか で 二 に 度 ど 置く おく と、たとえが 形 かたち で 見える みえる 。 物語 ものがたり の 結び むすび も、 名詞文 めいしぶん だけで 言い切れる いいきれる 。 第 だい 1 期 き の 読 よみ 編 へん 八 はち 篇 へん は、どれも 辞書 じしょ を 引か ひか ずに 読み よみ 通せる とおせる 。 次 つぎ の 篇 へん へ これで 読 よみ 編 へん の 第 だい 1 段 だん 、 八 はち 篇 へん が 終わり おわり ました。 本 ほん 課程 かてい の 順路 じゅんろ では、 次 つぎ は 背景 はいけい 知識 ちしき の 編 へん に 移り うつり 、11.1 課 か からアラビア 語 ご 圏 けん の 広がり ひろがり と、 文字 もじ と 信仰 しんこう の 関わり かかわり を 日本語 にほんご で 読み よみ ます。 読 よみ 編 へん の 続き つづき である 2.9 篇 へん からの 説明 せつめい 文 ぶん は、 第 だい 2 期 き で 扱い あつかい ます。 答え こたえ 練習 れんしゅう 1 の 答え こたえ 1. 毎日 まいにち の 言い争い いいあらそい です。 彼 かれ らは 友人 ゆうじん ではありませんでした。 2. 多く おおく の 棒 ぼう を 束 たば にして 渡し わたし 、これを 折り おり なさい、と 言い いい ました。 原文 げんぶん では اِكْسِرْهَا です。 3. 束 たば は 誰 だれ にも 折れ おれ ませんでしたが、 一 いち 本 ぽん ずつなら 末 すえ の 息子 むすこ にも 折れ おれ ました。 4. 一緒 いっしょ にいれば 強く つよく 、ばらばらなら 弱い よわい 。それが 家族 かぞく だ、という 意味 いみ です。 参考 さんこう 文献 ぶんけん Epoché アラビア 語 ご 入門 にゅうもん ( 統制 とうせい 作文 さくぶん )『 الرَّجُلُ الْكَبِيرُ وَأَوْلَادُهُ 』。 本 ほん 課程 かてい の 自作 じさく 。CC BY-SA 4.0。 字 じ 編 へん から 話 はなし 編 へん 7.8 までの 既習 きしゅう 語 ご と、そこに 出 で た 語形 ごけい だけで 書い かい た 統制 とうせい 作文 さくぶん 。 範囲 はんい 外 がい 0%(courses/ar/tools/check_reading_scope.py で 検査 けんさ )。 本文 ほんぶん は 母音記号 ぼいんきごう つき。イソップに 帰せ かえせ られる 話 はなし を、 既習 きしゅう 語 ご だけで 書き直し かきなおし たもの。この 篇 へん だけの 単語 たんご 12 を 宣言 せ