3.52 予定と約束 — いつ決めたかで、形が変わる — Epoché
この課でできるようになること ★ 五つの形 を、重さで並べられる。 ★ いつ決めたか で形を選べる。 ★ 現在形と現在進行形の未来 が分かる。 ★ will を安易に使わない 癖がつく。 前提 : 3.51 まで。 例文で見る 10 文を並べます。行を押すと音が鳴ります。 右の列は、どの形か です。 英文 日本語訳 未来の言い方 She is about to leave. [1] 彼女は出発しようとしている。 ★ be about to 。 いまにも始まる Class is about to begin. [2] 授業が始まるぞ。 be about to 。★ 時間の幅がいちばん短い My son is going to be a teacher. [3] 私の息子は先生になるつもりなの。 ★ be going to 。 もう決めてある He is going to be a doctor when he grows up. [4] 彼は大きくなったら医者になるつもりだ。 be going to 。★ 条件つきの予定 We are to meet at seven. [5] 私達は7時に会うことになっている。 ★ be to 。 取り決め You are to do as I tell you. [6] 君は私の言うとおりにしなくてはいけない。 be to 。★ 指示になることもある She is due to speak for the class. [7] 彼女はクラスを代表して演説することになっている。 be due to 。★ 役として決まっている The train is due to arrive here in 5 minutes. [8] 電車はあと五分で到着の予定です。 ★ be due to 。 予定表に載っている The meeting starts at 2:30. [9] 会議は2時半に始まります。 ★ 現在形 。 時刻表の未来 She is going to be six next year. [10] 彼女は来年六歳になる。 be going to 。★ 自然にそうなる 骨組み ★いつ決めたかで、形が変わる ★ これが、この課でいちばん大事な一つ です。 どの形 いつ決めたか どこで使うか will ★ その場で決めた 申し出・約束 be going to ★ もう決めてある 自分の計画 be to 取り決め ★ 公の予定・指示 be due to 予定表に載っている 日時が決まっている be about to ★ いまにも いちばん近い未来 ★ will は いま決めた です。★ だから、 申し出 に使えます ——★ I'll send it today. (いま決めて言っている)。 ★ be going to は 前から決めてある です。★ I'm going to send it today は もう予定に入っていた と言っています。 ★ この差は、 仕事で意味を持ちます 。 どう言うか 相手が受け取ること ★ I'll look into it ★ いま引き受けた ★ I'm going to look into it ★ もともとやるつもりだった ★ 下のほうは、 「言われたからやるのではない」 と聞こえます ——★ 場合によっては 失礼 になります。 ★ be to と be due to ★ どちらも 硬い です。★ 仕事の文書でよく出ます。 どの形 何を言うか 池の文 ★ be to ★ 取り決めでそうなっている We are to meet at seven. [5] ★ be due to ★ 日時が決まっている The train is due to arrive here in 5 minutes. [8] ★ be to は 指示にもなります ——例文の六つめ( You are to do as I tell you. [6] )。★ 「〜することになっている」 が、★ 相手に向けると 「〜しなさい」 に近づきます。 ★ 契約では この形が義務を作ります ( 8.192 読編 )——★ the new tax is to be a graduated one のように、★ 「そう定める」の意味 です。 ★ be due to は 予定表の言い方 です。★ The report is due on Friday は 「金曜が締め切り」 ——★ due だけで 「期限が来ている」 を表します。 ★現在形と現在進行形も、未来を指す ★ 忘れられがちですが、 いちばんよく使います 。 どの形 何の未来か 書き方 ★ 現在形 ★ 時刻表・決まった日程 The meeting starts at 2:30. [9] ★ 現在進行形 ★ 個人の予定 I'm meeting the client at three be about to いまにも She is about to leave. [1] ★ 現在形の未来は、 自分では動かせないこと に使います ——★ 電車・会議の開始時刻・締め切り 。 ★ 現在進行形の未来は、 自分で決めて予定を入れたこと です。★ be going to と近い ですが、★ 進行形のほうが 手配が済んでいる 感じ です。 ★ 迷ったときの目安 ——★ 予定表に書いてあるなら 進行形か現在形 、★ まだ書いていないなら be going to です。 日本語ならどう言うか 日本語との差を三つ挙げます。 何が 日本語では 英語では 未来の言い方 ★ ほぼ一つ(〜する) ★ 五つ以上を使い分ける 決めた時点 言い分けない ★ will と be going to で分ける 予定表 「〜の予定です」 ★ be due to ・現在形 ★ いちばん上が、 この課の全部 です。★ 日本語では 「明日送ります」 の一言で、★ いま決めたのか、前から決めていたのかは 言い分けません 。 ★ 英語では 分かれてしまいます 。★ 選ばないわけにいかない ので、★ 選んだ形が 言うつもりのなかったこと まで伝えます。 ★ だから、 迷ったら will ではなく be going to が無難 です——★ 「前から考えていました」は ほとんどの場面で失礼になりません 。 丁寧さの段 ★ 約束の重さ に段があります。 どの段 どう書くか どれだけ縛られるか ★ 軽い ★ We hope to ship next week 縛られない ふつう We plan to ship next week 予定として ★ 重い ★ We will ship next week ★ 約束になる ★ いちばん下を、 軽く書かない でください。 ★ will は 英語でいちばん強い約束の形 です。 ★ 8.189 読編 のメールの束でも、 確かでないことには will を使っていません ——★ Our present estimate is (今のところの見積もりは) と書いています( 3.36 型編 )。 ★ 日本語の「〜します」は もっと軽い ので、★ そのまま will にすると 約束しすぎます 。 よくある誤り 三つ挙げます。下の誤文は Epoché の作例です。 時の副詞節に will 。 I will call you when I will arrive. → I will call you when I arrive. の形に。★ 3.50 型編 の条件と同じ で、★ 時の節も 現在形 です。 be due to と due to の取り違え。 The delay was due to the supplier. は★ 「原因は〜だった」 で、★ 予定の話ではありません 。 ★ be があっても、 うしろが名詞なら原因 、 to + 動詞なら予定 です。 約束のつもりで進行形。 I am sending it tomorrow. は★ 「もう手配した」 という意味です。★ まだ手配していないなら I will send it tomorrow. か I am going to send it tomorrow. 。 ★ 二つめが、 読むときに効く誤り です。★ due to は 原因 、 be due to + 動詞は 予定 ——★ 同じ二語なのに、 うしろで意味が決まります 。 実文で通す ★ この期の読 G で読む 社外メールの束 ( 8.189 読編 )から三つ引きます。 どんな予定か 原文 形は ★ 会社として決めた日 The planned delivery date is 28 April [11] ★ 現在形 ★ これからする約束 I will write again when the unit leaves our factory ★ will ★ 確かでない見込み Our present estimate is the second week of May ★ 名詞で ★ 二つめ を見てください。★ when the unit leaves が 現在形 です——★ 「よくある誤り」の一つめ がここで生きています。 ★ 三つめが、 いちばん学ぶところ です。★ 遅れの知らせなのに、 新しい日付を will で書いていません 。 ★ 一度約束を破ったあとで、 また will と書くと 、★ 信用がもう一段落ちます 。 ★ 確かになってから will を使う ——★ 実務の作法 です。 動画で見る この課の内容に近い解説動画です。押すと再生されます(再生は YouTube に接続します)。「画面に固定して見る」を押すと、本文を読みながら見られます。 Be going to vs Present continuous - English In A Minute BBC Learning English (1:03, 2018) be going to と現在進行形の違いを 1 分で How to talk about the future - 6 Minute Grammar BBC Learning English (6:12, 2015) 未来の言い方の全体 練習 「例文で見る」の 10 文を 続けて音読 する。3 周する。3 周目は音声に重ねて シャドーイング する。 ★ 同じ予定を三つの形で書く 。「来週の火曜に報告書を出す」を will ・ be going to ・ be due to で書く。★ 重さの差を一行で書く。 ★ will を数える 。自分の書いた英語のメールから will を探し、 本当に約束してよかったか を確かめる。 この課のまとめ ★ 五つとも未来だが、約束の重さが違う。 ★ will はその場で決めた、 be going to はもう決めてある。 ★ be to は取り決め(指示にもなる)、 be due to は予定表に載っている。 ★ 契約では be to が義務を作る ( 8.192 読編 )。 ★ 現在形は自分で動かせない未来、現在進行形は手配の済んだ予定。 ★ 時の副詞節にも will を入れない ( 3.50 型編 )。 ★ due to は原因、 be due to + 動詞は予定 ——うしろで意味が決まる。 ★ will は英語でいちばん強い約束の形 ——日本語の「〜します」より重い。 ★ 確かになってから will を使う ——一度遅れたあとはとくに( 3.36 型編 )。 次の課へ 次の課は 3.53 、 報告 です。★ 3.19 型編 で 間接話法 を置きました。 ★ こんどは 議事録で使う形 ——★ 時制をどこまで下げるか です。 答え ★ 続けて音読したとき。 ★ be about to がいちばん速く、 be due to がいちばんゆっくり になったはずです。★ 近い未来ほど急ぎ、 決まった予定ほど落ち着いて 言う ——★ 意味が音に出ます。 ★ 三つの形で書いたとき。 ★ We will submit the report next Tuesday. は 約束 、★ We are going to submit the report next Tuesday. は 予定 、★ The report is due next Tuesday. は 締め切り です。★ 三つめだけ だれが出すのかを言っていません ——★ 3.35 型編 の 行為者を消す 働き です。 ★ will を数えたとき。 ★ 多くの人は 使いすぎて います ——★ 日本語の「〜します」をそのまま写すから です。★ 半分は be going to か plan to に替えられます 。★ 替えても失礼になりません が、★ will を守れなかったときの損は大きい です。 参考文献 Tatoeba 文 #314958(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/314958 Tatoeba 文 #10911464(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/10911464 Tatoeba 文 #251385(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/251385 Tatoeba 文 #301196(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/301196 Tatoeba 文 #262681(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/262681 Tatoeba 文 #16084(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/16084 Tatoeba 文 #310762(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/310762 Tatoeba 文 #279203(CC BY 2.0 FR)。https://tatoeba.org/en/sentences/show/27