ポリスと対話――ソクラテスは誰と何を話していたのか — Epoché
解説 言葉が働く、都市の公的生活 ポリスは、古代ギリシアの都市を中心とする政治共同体。アテナイの市民男性は民会や法廷に参加し、公の場で言葉を使うことが重視された。 住民全員に同じ参政権があったという意味ではない。 Socrates 市場で、生き方を問い直す ソクラテスは市場など公共の場で、多様な人々と勇気や節度などについて対話したと紹介される。知っているつもりのことの不確かさに気づく経験が、知的な関心につながる場合があった。 対話は、答えを一方的に教えることや、相手を論破する競技と同じではない。どの対話も必ず知識に到達したとはしない。 Socrates 本人と、書かれた人物像を分ける ソクラテス本人は著作を残さず、他の著者の記述を通じて知られる。その人物像や方法には議論がある。 プラトンの作品での発言を、歴史上の本人の録音のように扱わない。 Socrates 場・対話・資料を分ける 観点 押さえる区別 ポリスの公的生活 民会・法廷で言葉を使う ソクラテスの対話 生き方や知っていることを問い直す 伝わるソクラテス像 他の著者の記述を通して知る 多様な人と対話したことと、全住民に参政権があったことは別。 参考文献 Nails, Debra; Monoson, S. Sara「Socrates」。 出典