4.8 身のまわりを名ざす語 — 順位 351〜400 の 50 語 — Epoché
この課でできるようになること 順位 351〜400 の 50 語が、文の中でどの位置に立ち、どの語と組んで使われるかを言える。 1 つの語が持つ 2 つの意味を、実文の 2 本を並べて言い分けられる。 50 語のうち 22 語ある 1 音節の語を、息 1 つで音読できる。 強く読む山が語頭に来ない語を、2 つ目の音節だけを高く長くして読める。 カタカナと意味のずれる 9 語 bit ・ class ・ drive ・ free ・ note ・ period ・ reach ・ sale ・ type を、カタカナの側の意味に丸めずに読める。 前提 : 4.7 まで。 語編「語」の 8 課目です。 4.7 語編 の 50 語は、 allow ・ continue ・ walk のように 物事を動かす 語でした。動詞が 20 語を占め、名詞のほうも power ・ force ・ effect のようにはたらきの語が中心で、手でさわれるものはあまり出てきませんでした。この課の順位 351 位から 400 位までは、その裏返しです。 名詞が 25 語 —— class ・ subject ・ language ・ letter ・ history のように学校と言葉まわりの語、 food ・ town ・ music ・ game ・ color のように毎日の話題になる語が、まとまって戻ってきます。前の課で手に入れた動詞が動かす 相手 が、ここでいっぺんに増えます。 もう 1 つ、この帯には第 1 期でめずらしいものが入ります。 前置詞が 4 語 です。 across ・ along ・ among ・ per 。 4.1 語編 で to ・ in ・ on ・ at のような短い前置詞は出ていますが、位置を細かく言い分ける語と、数を割り当てる語がまとめて出るのはこの帯です。 across the street は通りを横切って、 along the road は道に沿って、 among children は子どもたちの間に、 per week は 1 週につき。日本語ではどれも「〜を」「〜に」で足りてしまうので、英語の側で覚え分けるほかありません。 この課で手を入れるところは 3 つあります。1 つ目は 1 語が持つ 2 つの意味 です。この帯には、カタカナで 1 つの意味だけを知っている語が多く、英語ではもう 1 つ別の意味を持ちます。 letter は手紙と 文字 、 period は期間・時限と 終止符 、 sound は音と「〜に聞こえる」、 class は授業と学級、 free は暇と無料。開きがとくに大きい 9 語—— bit ・ class ・ drive ・ free ・ note ・ period ・ reach ・ sale ・ type ——は、語表で ずれる語 として印がつき、「カタカナとの差」の列にずれの中身が 1 行ずつ出ます。実文の 2 本は、この 2 つが分かれるように選んであります。2 つ目は音の詰め方で、50 語のうち 22 語が 1 音節 、つまり息 1 つで終わります。3 つ目は山の位置で、強く読む山が語頭に来ない語が 13 語あります。 この帯の見取り図 束は 12 個です。品詞で数えると、名詞 25・動詞 13・形容詞 5・副詞 3・前置詞 4 で 50 語になります(同じ形のまま 2 つの品詞になる語は、この課で先に扱うほうで数えています)。 4.7 語編 が動詞 20・名詞 20 でしたから、名詞のほうにはっきり傾いた帯です。語表の束を前置詞と時の語から並べてあるのは、この 2 つが文の骨に近く、あとに来る名詞をどこへ置くかを決めるからです。 区分の内訳は、カタカナで意味を知っている語が 22、意味のずれる語が 9、新しい語が 19 です。カタカナの相棒を持つ語——知っている 22 語とずれる 9 語——で数えれば 31 語になり、50 語の 6 割を超えます。つまりこの帯で覚えることの大半は、意味ではなく 形と音と使いどころ です。ただし、その「知っている意味」が英語の半分にしか届かない語が 9 語まじり、これは語編のここまででいちばん多い数です。 ずれる 9 語のずれ方は、3 通りにまとまります。1 つ目は カタカナが英語の意味の 1 つだけを切り取った 組で、 class ・ period ・ sale ・ free 。学級・終止符・安売り・無料はどれも英語の意味の一部で、英語の側には授業と等級、期間と時代、販売一般、「暇な」が残っています。2 つ目は カタカナが英語の中心から外れた 組で、 bit ・ reach ・ type ・ drive 。ビットは情報の単位、リーチは手の長さ、タイプは好みの人、ドライブは車で走ること——英語の中心はそれぞれ「少し」「着く・届く」「種類」「追い立てる・原動力」で、カタカナのほうは端の意味を借りています。3 つ目は 日本語と英語で語そのものが入れ替わる 組で、 note 。日本語の「ノート」にあたる帳面は英語では notebook で、 note は覚え書き・注・音符です。語ごとの言い換えは語表の「カタカナとの差」の列に 1 行ずつ出るので、ここでは ずれ方の 3 通り だけ持ち帰ってください。 印のつかなかった語にも、 英語のほうが意味の幅が広い 語が並びます。 letter は手紙のほかに「文字」、 subject は話題のほかに「教科」と文の「主語」、 sound は音のほかに動詞で「〜に聞こえる」、 clear ははっきりしたのほかに「晴れた」と動詞の「片づける」、 half は半分のほかに時刻の「〜時半」、 share は分け合うのほかに名詞の「取り分」、 figure は数字のほかに「姿」と動詞の「考えて分かる」、 top はいちばん上のほかに「首位」。 先に頭に浮かぶほうの意味は、たいてい 2 つのうちの片方です 。実文の 2 本を並べて読めば、もう片方が見えます。 音の話をします。この 50 語のうち 22 語が 1 音節 で、 2 音節もちょうど 22 語 です。1 音節の 22 語は bit ・ break ・ class ・ clear ・ drive ・ eye ・ food ・ free ・ game ・ half ・ note ・ per ・ reach ・ real ・ sale ・ share ・ sit ・ sound ・ top ・ town ・ type ・ win 。長いほうは、3 音節が history ・ period ・ policy ・ remember の 4 語、4 音節が development ・ political の 2 語です。 4.7 語編 には 4 音節の語が 1 つもありませんでしたが、この帯には 2 語あります。長い語は数が少ないので、まずは 1 音節の 22 語を息 1 つで言えるようにするほうが割に合います。 カタカナの相棒を持つ語は 31 語です。その 31 語について日本語の拍の数と英語の音節の数を並べると、 14 語で拍が音節の 3 倍以上 になります—— bit ・ break ・ class ・ clear ・ drive ・ food ・ free ・ game ・ note ・ reach ・ sale ・ sound ・ top ・ type 。いちばん開くのは break ・ drive ・ sound の 3 語で、日本語で 4 拍あるものを 1 音節 に詰めます。4 倍です。ただしこの 14 語のうち 8 語( bit ・ class ・ drive ・ free ・ note ・ reach ・ sale ・ type )はずれる語なので、「カタカナとの差」の列にはずれの注意書きが出て、拍の数は出ません。その列で拍を確かめられるのは break ・ clear ・ food ・ game ・ sound ・ top の 6 語です。残る 8 語は、カタカナが 3 拍か 4 拍あるのを 1 音節に詰めると決めて、拍の数だけ長く言っていないかを耳で確かめてください。 山の位置に移ります。強く長く読む山が語頭に来ないのは 13 語 —— across ・ ago ・ along ・ among ・ create ・ decide ・ development ・ involve ・ political ・ receive ・ remain ・ remember ・ subject です。 4.6 語編 が 9 語、 4.7 語編 が 11 語でしたから、課が進むほど増えています。この 13 語も全部 2 つ目が山です。ただし subject は、名詞のときと動詞のときで山の位置が動く語です。語表の印は道具(CMUdict)が返す第 1 候補ひとつだけなので、この課では subject を山の練習から外し、残りの 12 語でやってください。 前置詞の 4 語は、この帯でいちばん骨の折れるところです。 across は「横切って」と「向こう側に」の 2 つで、 across from の形になると「真向かいに」。 along は「〜に沿って」で、こちらは道や川のように 長いもの の上を進みます。歩いた道が同じ通りでも、 across なら通りを渡り、 along なら通りを進む——実文の walked across the street と walked along the road を並べて読むと、この差だけが残ります。 among は 3 つ以上のものの「間に・うちで」で、2 つのときは使いません。 per は「〜につき」で、値段や回数を単位で割るときの語です。 同じ形のまま名詞にも動詞にもなる語も、この帯には並んでいます。 answer ・ break ・ color ・ drive ・ figure ・ note ・ reach ・ share ・ sound ・ type の 10 語です。見分け方は 4.4 語編 や 4.6 語編 と同じで、冠詞や所有の語が前にあれば名詞、主語のすぐ後ろにあれば動詞です。この 10 語は、実文の 2 本が名詞と動詞に分かれるように選んであります。片方だけ読んで先へ行くと、もう片方の使い方は一生出てきません。 実文についてひとこと。この課の実文は、文の中の全部の語が第 1 期の範囲に収まる短いものから選びました。50 語のうち 46 語 は、機械が最初に選んだ 2 本を手で選び直しています。選び直した理由は 4 つあります。1 つめは、2 本が同じ形だったこと。 history が「彼は歴史が好き」と「私は歴史が好き」、 letter が「彼は手紙を書く」と「彼は手紙を書いた」でした。2 つめは、内容が教材に向かないこと。 figure が体つきの話、 period が体調の話でした。3 つめは、カタカナで知っている意味だけを 2 本とも繰り返していたこと。 type が 2 本とも「私のタイプ」、 sound が 2 本とも「よさそうだ」でした。4 つめは、ほかの語と同じ文を分け合っていたこと。 sit と among が 1 本の文を共有していました。実文は全部で 99 本 あり、 1 本も重なっていません 。 development だけは、上位 600 語に収まる文が池に 1 本しかなく、この語だけ 1 本です。 この課の帯 語の数 内訳 NGSL 順位 351〜400 50 語 カタカナで知っている語 22・意味のずれる語 9・新しい語 19 語表 位置と割り当ての前置詞 — 4 語 うしろに名詞を置いて、その名詞との関わり方を決める 4 語です。 across は横切る動きと、真向かいの位置。 along は道や川のような長いものに沿って進むこと。 among は 3 つ以上のものの間で、2 つなら between を使います。 per は「1 つあたり」で、値段や回数を単位で割ります。 across en 前置詞・副詞 ○● カタカナとの差 アクロス → ○● (4 拍を 2 音節に) 連語 across from He walked across the street. [1] 彼は通りを横切った。 His house is across from mine. [2] 彼の家は私の家と向き合っている。 along en 前置詞・副詞 ○● カタカナとの差 — 連語 come along We walked along the road. [3] 私達はその道をずっと歩いていきました。 Come along with me. [4] 私と一緒に来なさい。 among en 前置詞 ○● カタカナとの差 — 連語 among others She was standing among children. [5] 彼女は子供達の間に立っていた。 This is the best among his works. [6] 彼の作品の中でこれが最高だ。 per en 前置詞 ● カタカナとの差 — 連語 per week That class takes place once per week. [7] その授業は週一回あります。 What's the price per night including all charges? [8] 税、その他全て込みだと1泊いくらですか。 時の幅をはかる語 — 5 語 いつのことか、どれだけの長さかを言う 5 語です。 ago は今から数えてどれだけ前かで、必ず数や語のうしろに置きます。 minute と moment はどちらも「ちょっとの間」に使えますが、 minute には 60 分の 1 という測れる長さがあり、 moment には無いのが違いです。 period は測れる長さのほうで、授業の時限にも、歴史の時代にも、文の終わりに打つ点にも使います。 future は「これから先」です。 ago en 副詞 ○● カタカナとの差 — 連語 long ago He left ten minutes ago. [9] 彼は10分前に出発した。 How long ago was it? [10] それはど