11.24 商編のまとめ — 場面から引く、語彙を測る — Epoché
この課でできるようになること ★ 場面から課を引ける 。 ★ 商編を通しての芯 が言える。 ★ 自分の商の語彙を測れる 。 ★ 検定が何を測る紙か が分かる。 前提 : 11.23 まで。読は 8.192 まで。 場面 ★ 二十四課を終えました。 ★ けれども、 覚えていることは半分もありません ——★ それでかまいません。 ★ 教材の値打ちは、 覚えた量ではなく、困ったときに引けるか で決まります。 ★ だから、 場面から引ける形 に並べ直しておきます。 ★ 使い方は一つだけ ——★ いま書こうとしている一通がどの行に当たるかを探し、 その課だけ読み直す 。 ★ 通して読み直す必要はありません。 語彙 ★書くとき、どこへ戻るか どんなときか 戻る課 ★ メールの書き出しと結びに迷う 11.7 商編 ★ 依頼に期限を入れ忘れる 11.2 商編 ★ 断る・苦情を書く 11.6 商編 ★ 悪い知らせを出す 11.3 商編 ★ 事が起きた日の一報と謝罪 11.21 商編 ★ 決まったことを残す 11.4 商編 ★ この六つに共通するものがあります ——★ だれが・何を・いつまでに 。 ★ 8.190 読編 の議事録の一行が、 その形の手本 です。 Confirm the two days of support in writing — Alice Reed — by 16 May [1] ★ 「二日ぶんの支援を書面で確かめる — アリス・リード — 五月十六日までに」。 ★ 三つが 一行に並んでいます 。 話すとき、どこへ戻るか どんなときか 戻る課 ★ 会議で発言に入れない 11.1 商編 ★ 意見・反対・決定の言葉 11.10 商編 ★ 話の組み立て 11.8 商編 ★ 図表と数を声で説明する 11.9 商編 ★ 決裁を通す 11.19 商編 ★ 相手が母語話者でない 11.18 商編 ★ 最後の行が、 ほかの五つより先に来る ことがあります。 ★ 相手も母語話者でないなら、 選ぶのは「英語圏の作法」ではなく「取り違えようのない言い方」 です。 決めるとき、どこへ戻るか どんなときか 戻る課 ★ 条件を交渉する 11.5 商編 ★ 相手の段取りを聞く 11.13 商編 ★ 値段を動かす 11.14 商編 ★ 売り込みと、断られたあと 11.15 商編 ★ 納期と物流のもめごと 11.17 商編 ★ 契約の語が読めない 11.12 商編 ★ この六つで効くのは、 ほとんど一つの手 です ——★ ぼかさずに、 日付と条件を紙に置く 。 ★ 8.192 読編 の一行が、 その極み です。 Risk in the Goods passes to the Buyer on delivery [2] ★ 「物の危険は、納品のときに買主へ移る」。 ★ だれの損になるかが、 一行で決まっています 。 人と数のとき、どこへ戻るか どんなときか 戻る課 ★ 人を採る・評する 11.16 商編 ★ 自分が応募する 11.20 商編 ★ 財務の数を読む 11.23 商編 ★ 分野で語の意味が変わる 11.11 商編 ★ 考えの出どころを知る 11.22 商編 ★ 戻り先が分からない ★ この課 ★ 二十四課を四つに割りました ——★ 書く・話す・決める・人と数 。 ★ どの行にも当たらない困りごとが出たら、 それはこの課程の穴 です ——★ 意見箱から知らせてください。 商編を通しての、六つの芯 ★ 二十四課を並べ直すと、 同じ手が何度も出てきます 。 ★ 六つに集まります。 どの芯か どこに出たか ★ 日付を書く 11.2 商編 ・ 11.13 商編 ・ 11.19 商編 ・ 11.21 商編 ★ 書面にして残す 11.4 商編 ・ 11.7 商編 ・ 11.18 商編 ★ 相手の利から言う 11.13 商編 ・ 11.14 商編 ・ 11.22 商編 ★ 名指す(何に・だれが) 11.6 商編 ・ 11.16 商編 ・ 11.21 商編 ★ 数は比べ先と幅で 11.9 商編 ・ 11.19 商編 ・ 11.23 商編 ★ 取り違えの起きる場所を先に知る 11.11 商編 ・ 11.12 商編 ・ 11.18 商編 ★ 一つめが、 いちばん多くの課に出ました 。 ★ 8.189 読編 のメールの束で、買った側が最後に書いている一行が その理由 です。 We would rather hear about a problem in April than in May [3] ★ 「五月に聞くより四月に聞くほうがよい」。 ★ 日付を書くのは 自分を縛るため ではなく、 相手が手を打てるようにするため です。 語彙を、測る ★ この課程が使っている語の一覧を、 数で置いておきます 。 ★ どれも いま数え直した数 です。 どの一覧か 見出しの数 ★ NGSL — 一般の語 ★ 2,809 語 ★ NAWL — 学術の語 ★ 959 語 ★ BSL — 商の基本語 ★ 1,744 語 ★ 商にはもう一つ、 TSL — TOEIC によく出る語 があります。 ★ 見出しは 1,259 語、 語形にすると 3,690 あります 。 ★ この一覧が、 自己点検にちょうどよい大きさ です。 TSL の内わけ いくつか ★ 上の三つの一覧にも入っている ★ 636 語 ★ TSL だけにある ★ 623 語 ★ 読み方はこうです ——★ 半分ほどは すでにこの課程で出た語 です。 ★ 残りが、 この課程では手を付けていない分 ——★ そこが 次に伸ばせるところ です。 検定は、何を測る紙か ★ 商の英語には、 いくつか検定があります 。 ★ ここでは 何を測る紙か だけ置きます。 どの検定か 何を測る紙か ★ TOEIC ★ 聞く・読むと、話す・書くが別の試験になっている ★ BEC (ケンブリッジの商英語) ★ 段に分かれていて、受ける段を先に選ぶ ★ Linguaskill ★ 計算機で受け、結果が早く出る ★ ここから先は書きません 。 ★ 点数の換算・段の名・いま受けられるか は、★ 年によって変わります ——★ 申し込む前に 主催者の頁で確かめてください 。 ★ 古い換算表を信じるのが、 いちばんよくある失敗 です。 ★ もう一つ。 ★ 検定は 測る道具 であって、 仕事の英語そのものではありません 。 ★ この課程の中でも測れます。 何を測りたいか どう測るか ★ 商の語をどれだけ知っているか ★ TSL の一覧を上から当たる ★ 書けるか ★ この期の「やってみる」を通してやる ★ 読めるか ★ 8.189 読編 〜 8.192 読編 を辞書なしで読む ★ 三つめが、 いちばん正直な測り方 です。 ★ 止まった語だけを書き出せば、 自分に欠けている分野 がその場で出ます ——★ 契約か、財務か、物流か 。 日本の商慣習との差 ★ 二十四課すべてに この節がありました 。 ★ 通して見ると、 差は三つに集まります 。 どの型の差か どういう差か ★ いつ決めるか ★ 会議の前に決まっているか、その場で決まるか ★ どこまで書くか ★ 察してもらうか、書いて渡すか ★ だれを名指すか ★ ぼかすか、名前と日付を出すか ★ 三つとも、 優劣の話ではありません 。 ★ どちらの側にも それで回ってきた理由 があります。 ★ 困るのは 混ぜたとき だけ です。 ★ だから、 身につけるのは作法ではなく、いまどちらの場に居るかを見分ける目 です。 ★ 見分け方は簡単です ——★ 会議の前に話が付いているか 。 ★ 付いていれば前者、 付いていなければ後者 です。 ★ そして、 三つめの差だけはこちらから寄せてよい です。 ★ 名前と日付を書くのは どちらの場でも損になりません ——★ 11.18 商編 で置いたとおり、 相手も母語話者でないことが多い からです。 やってみる ★ 一覧から三つ選び、今週使う 。★ いま抱えている用件に当たる行を三つ選び、 その課だけ読み直す 。 ★ 読み直したら、 その日のうちに一通書く 。 ★ TSL を上から当たる 。★ 知らない語を 五十語 書き出し、 分野で束ねる 。 ★ 束がいちばん大きい分野が、 次に読む分野 です。 ★ 実務文書を辞書なしで読む 。★ 8.189 読編 〜 8.192 読編 の四本。 ★ 止まった語だけを あとで引く 。 ★ 止まった数を、 文書ごとに数える 。 ★ 六つの芯から一つ選ぶ 。★ 自分にいちばん欠けているものを一つ選び、 直近に出した一通 をその芯で書き直す。 ★ 書き直した分だけを見れば、 何が抜けていたか分かります 。 練習 この課に引いた四文(行動項目/危険の移り/遅れの一行/幅の理由)を 続けて音読 する。3 周する。3 周目は音声に重ねて シャドーイング する。 ★ Confirm the two days of support in writing — Alice Reed — by 16 May [1] を そらで言えるまで 音読する。 ★ 区切りが二つあります ——★ 何を/だれが/いつまでに 。★ 区切りで ひと呼吸ずつ置いて 読んでください。 ★ This range is wider than usual because of the price of materials [4] を ゆっくり 読む。 ★ because の前で ひと呼吸置く ——★ そこから先が 幅が広い理由 です。 この課のまとめ ★ 教材の値打ちは、覚えた量ではなく、困ったときに引けるか 。この課の一覧は、場面から引くために置いた。 ★ 二十四課は四つに割れる ——書く・話す・決める・人と数。 ★ 書くときの六つに共通するのは、だれが・何を・いつまでに ( 8.190 読編 の行動項目の形)。 ★ 決めるときに効くのは、ぼかさずに日付と条件を紙に置くこと ( 8.192 読編 )。 ★ 商編を通しての芯は六つ ——日付を書く/書面にして残す/相手の利から言う/名指す/数は比べ先と幅で/取り違えの起きる場所を先に知る。 ★ 日付を書くのは、自分を縛るためではなく相手が手を打てるようにするため ——五月に聞くより四月に聞くほうがよい( 8.189 読編 )。 ★ 語の一覧の大きさ ——NGSL 2,809 語/NAWL 959 語/BSL 1,744 語。 ★ TSL は 1,259 語 (語形 3,690)。うち 636 語は上の三つにも入っており、623 語は TSL だけにある。 ★ TSL だけにある分が、次に伸ばせるところ 。 ★ 検定は、何を測る紙かで選ぶ ——TOEIC は聞く・読むと話す・書くが別、 BEC は段を先に選ぶ、 Linguaskill は結果が早い。 ★ 点数の換算・段の名・いま受けられるかは、主催者の頁で確かめる 。古い換算表を信じるのがいちばんよくある失敗。 ★ いちばん正直な測り方は、実務文書を辞書なしで読むこと ( 8.189 読編 〜 8.192 読編 )。止まった語が、欠けている分野を名指す。 ★ 差は三つに集まる ——いつ決めるか/どこまで書くか/だれを名指すか。 ★ 差は優劣ではない。困るのは混ぜたときだけ 。見分け方は「会議の前に話が付いているか」。 ★ 名前と日付を書くのは、どちらの場でも損にならない ( 11.18 商編 )。 次の課へ 商編はここで終わりです。★ 第 8 期の学習順では、商の次は 知 です。 次の課は 12.22 、 第 12 編「知」の第 8 期のはじめ です。★ 商編で置いたのは、 仕事で使う英語 でした。 ★ 知編では、 その英語がどういう言語なのか を外から見ます ——★ 使う側から、 ながめる側へ 回ります。 答え 「やってみる」の四つの答えです。 ★ 三つ選ぶと、 同じ課を選び続ける ことに気づくはずです。 ★ それが いまの自分の仕事の形 です ——★ 二十四課を平らに覚える必要はありません。 ★ よく戻る三つか四つを そらで使えるようにする ほうが効きます。 ★ 五十語書き出すと、 束が二つか三つに寄ります 。 ★ 事務と日程の語が多い人、 金と契約の語が多い人 ——★ 分かれます。 ★ 寄ったほうを読むより、 寄らなかったほう を読むほうが伸びます ——★ 11.11 商編 で置いた 分かったつもりの語 は、そちらに溜まっている からです。 ★ 四本読むと、 止まる数が文書でまるで違う と分かります。 ★ たいてい 契約が最も多く、メールが最も少ない ——★ 11.12 商編 で置いたとおり、 知っている語ばかりで読めない のが契約 です。 ★ 数を残しておくと、 半年後に測り直せます 。 ★ 書き直すと、 足したのは一行か二行 だと分かります。 ★ 日付を一つ、 名前を一つ ——★ それだけ です。 ★ 商編二十四課で置いたものは、 結局そこに集まります ——★ うまい英語ではなく、 あとで争いにならない英語 です。 参考文献 原文の出所: Epoché, "会議の議事録と行動項目"。Epoché の作。CC BY 4.0。https://epoche.app/ 原文の出所: Epoché, "契約書の抜粋"。Epoché の作。CC BY 4.0。https://epoche.app/ 原文の出所: Epoché, "社外メール 12 通の束"。Epoché の作。CC BY 4.0。https://epoche.app/ 原文の出所: Epoché, "四半期報告書"。Epoché の作。CC BY 4.0。https://epoche.app/