5.23 銀行と郵便 — 一語で三つを兼ねる — Epoché
この 課 か でできるようになること 銀行 ぎんこう の 窓口 まどぐち で、 口座 こうざ と 入出金 にゅうしゅっきん の 用 よう を 足せる たせる 。 郵便 ゆうびん 局 きょく で、 手紙 てがみ と 小包 こづつみ を 出せる だせる 。 一 ひと つの 語 ご が 勘定 かんじょう ・ 口座 こうざ ・ 請求 せいきゅう 書 しょ を 兼ね かね ていることを 使い つかい こなせる。 前提 ぜんてい : 5.22( 病院 びょういん で、どこがどう 痛む いたむ かを 言う ゆう ) 前 まえ の 課 か で、 公立 こうりつ の 医療 いりょう には 番号 ばんごう が 要る いる と 書き かき ました。 銀行 ぎんこう はもっと 厳しく きびしく 、 番号 ばんごう が 無けれ なけれ ば 口座 こうざ そのものが 開け あけ ません。 この 課 か はその 手前 てまえ まで—— 窓口 まどぐち で 何 なん を 言う ゆう か——を 扱い あつかい ます。 番号 ばんごう の 取り とり 方 かた は 次 つぎ の 課 か です。 この 課 か には、 覚える おぼえる のが 楽 らく な 仕掛け しかけ が 一 ひと つあります。4.8 で 覚え おぼえ 話 はなし 編 へん 第 だい 2 期 き 9 課 か で 使っ つかっ た 勘定 かんじょう の 語 ご が、そのまま 口座 こうざ でもあり 請求 せいきゅう 書 しょ でもある。 一 いち 語 ご で 三 みっ つ です。 そして、 知ら しら ないと 困る こまる 事実 じじつ が 一 ひと つ。 ギリシアの 銀行 ぎんこう は 昼過ぎ ひるすぎ に 閉まり しまり ます。 これは 5.21 の 二 に 種類 しゅるい の 時間 じかん とは 別 べつ の 話 はなし で、 開い ひらい ている 時間 じかん そのものが 短い みじかい のです。 一 いち 語 ご で 三 みっ つ — 勘定 かんじょう ・ 口座 こうざ ・ 請求 せいきゅう 書 しょ 5.18 で、 食堂 しょくどう で お 勘定 かんじょう をお 願い ねがい します と 言い いい ました。あの 勘定 かんじょう の 語 ご が、この 課 か では 銀行 ぎんこう の 口座 こうざ になります。そして 電気 でんき や 水道 すいどう の 請求 せいきゅう 書 しょ にもなります。 表 ひょう は 三 さん 行 ぎょう です。 場面 ばめん 日本 にっぽん 語 ご では 何 なん と 呼ぶ よぶ か 食堂 しょくどう を 出る でる とき 勘定 かんじょう 、 会計 かいけい 。4.8 で 覚え おぼえ 、 話 はなし 編 へん 第 だい 2 期 き 9 課 か で 使っ つかっ たもの 銀行 ぎんこう で 作る つくる もの 口座 こうざ 。 開く ひらく ・ 閉じる とじる で 言う ゆう 月末 げつまつ に 届く とどく もの 請求 せいきゅう 書 しょ 。 電気 でんき 、 水道 すいどう 、 電話 でんわ なぜ 一 いち 語 ご なのか。 元 もと の 意味 いみ は 数え上げ かぞえあげ たもの です。 数え上げれ かぞえあげれ ば、 食事 しょくじ の 値段 ねだん にもなり、 金 かね の 出入り でいり の 記録 きろく にもなり、 使っ つかっ た 量 りょう の 勘定 かんじょう にもなる。 日本 にっぽん 語 ご が 三 みっ つに 分け わけ ているものを、ギリシア 語 ご は 一 ひと つの 考え かんがえ でまとめています。 しかも、この 語 ご は 今 いま も 増え ふえ ています。 ネットのサービスに 登録 とうろく することも、この 語 ご で 言い いい ます。 日本 にっぽん 語 ご の アカウント にあたるものです。 古い ふるい 語 ご が 新しい あたらしい 場面 ばめん に 伸び のび ていく ——ギリシア 語 ご ではよく 起きる おきる ことで、この 課程 かてい でも 何 なん 度 ど か 見 み てきました。 覚え おぼえ 方 かた としては、 数え上げ かぞえあげ たもの という 元 もと の 意味 いみ を 一 ひと つ 持っ もっ ておけば 足り たり ます。 場面 ばめん ごとに 訳語 やくご を 覚え おぼえ 直す なおす 必要 ひつよう はありません。 開い ひらい ている 時間 じかん が 短い みじかい ギリシアの 銀行 ぎんこう は、 朝 あさ 八 はち 時 じ に 開き ひらき 、 昼過ぎ ひるすぎ には 閉まり しまり ます。 金曜 きんよう はもう 少し すこし 早く はやく 閉まり しまり ます。 土日 どにち は 開き ひらき ません。 日本 にっぽん の 感覚 かんかく で 午後 ごご に 行く いく と、 閉まっ しまっ ています。 これは 怠け なまけ ているのではなく、 南 みなみ の 国 くに に 共通 きょうつう する 働き はたらき 方 かた です。 暑い あつい 時間 じかん を 避け さけ 、 朝 あさ 早く はやく から 働い はたらい て 早く はやく 終わる おわる 。5.15 で、 食事 しょくじ の 時刻 じこく が 日本 にっぽん より 遅い おそい と 書き かき ました。 一 いち 日 にち の 組み立て くみたて そのものが 違う ちがう ので、 銀行 ぎんこう だけを 覚える おぼえる のではなく、この 形 かたち として 覚え おぼえ てください。 郵便 ゆうびん 局 きょく も 似 に た 時間 じかん です。ただし、 機械 きかい のほうは 違い ちがい ます。 現金 げんきん を 出す だす 機械 きかい は 一 いち 日 にち 中 ちゅう 使え つかえ ます。 だから、 単に たんに 金 かね を 下ろす おろす だけなら 窓口 まどぐち に 行く いく 必要 ひつよう はありません。 窓口 まどぐち が 要る いる のは、 口座 こうざ を 開く ひらく ときと、 書類 しょるい が 要る いる とき です。 そして 郵便 ゆうびん そのものについて、 正直 しょうじき に 書い かい ておきます。 ギリシアの 郵便 ゆうびん は 速く はやく ありません。 島 しま へ 送る おくる ものは、 天気 てんき で 遅れる おくれる こともあります。 急ぐ いそぐ ものは、 書留 かきとめ か 民間 みんかん の 宅配 たくはい を 使う つかう のがふつうです。 入金 にゅうきん と 出金 しゅっきん — 上 うえ と 下 した の 対 たい 窓口 まどぐち で 使う つかう 二 に 語 ご を、ここで 拾っ ひろっ ておきます。 入金 にゅうきん と 出金 しゅっきん です。この 二 に 語 ご は、 橋 はし 編 へん 2 課 か と 橋 はし 編 へん 3 課 か で 学ん まなん だ 接頭 せっとう 辞 じ がそのまま 効く きく ところです。 表 ひょう は 二 に 行 ぎょう です。 語 ご 部品 ぶひん と、その 組み立て くみたて κατάθεση 下 した へ + 置く おく こと。 入金 にゅうきん 。 窓口 まどぐち に 置き おき 下ろす おろす 、という 見 み 方 かた ανάληψη 上 うえ へ + 取る とる こと。 出金 しゅっきん 。 手元 てもと へ 取り上げる とりあげる 、という 見 み 方 かた 日本 にっぽん 語 ご は 入る はいる ・ 出る でる の 対 たい で 言い いい ます。ギリシア 語 ご は 下 した ・ 上 うえ の 対 たい です。 同じ おなじ 二 ふた つの 動き うごき を、 別 べつ の 軸 じく で 切り分け きりわけ ている。 どちらが 正しい ただしい という 話 はなし ではなく、どこに 軸 じく を 置い おい たかの 違い ちがい です。 この 二 に 語 ご は、 銀行 ぎんこう の 外 そと でも 出 で ます。 入金 にゅうきん のほうは 裁判 さいばん での 証言 しょうげん にもなります—— 言葉 ことば を 置き おき 下ろす おろす 、という 見 み 方 かた です。 出金 しゅっきん のほうは 仕事 しごと を 引き受ける ひきうける にもなります。 接頭 せっとう 辞 じ と 語根 ごこん が 見え みえ ていれば、 初めて はじめて 見 み た 場面 ばめん でも 意味 いみ の 見当 けんとう が 付く つく —— 橋 はし 編 へん 2 課 か と 橋 はし 編 へん 3 課 か で 接頭 せっとう 辞 じ を 先 さき に 学ん まなん でおいた 払い はらい が、ここで 効き きき ます。 対話 たいわ その 一 いち — 銀行 ぎんこう の 窓口 まどぐち で 話者 わしゃ : ユイと、 銀行 ぎんこう の 職員 しょくいん 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Είναι ανοιχτή η τράπεζα; [1] 銀行 ぎんこう は 開い ひらい ていますか。 Θέλω να ανοίξω λογαριασμό. 口座 こうざ を 開き ひらき たいのですが。 Έχετε ΑΦΜ και διαβατήριο; 納税 のうぜい 番号 ばんごう と 旅券 りょけん はお 持ち もち ですか。 Ναι, τα έχω μαζί μου. はい、 持っ もっ ております。 Υπογράψτε εδώ, παρακαλώ. こちらにご 署名 しょめい をお 願い ねがい します。 Πόσα πρέπει να βάλω; いくら 入れる いれる 必要 ひつよう がありますか。 Ό,τι θέλετε. Δεν υπάρχει όριο. いくらでも。 下限 かげん はございません。 Έχω μετρητά. [2] 現金 げんきん があります。 一 ひと つ 目 め と 八 よう つ 目 め が 池 いけ から 取っ とっ た 実際 じっさい の 文 ぶん です。 三 みっ つ 目 め に 出 で てくる 納税 のうぜい 番号 ばんごう が、この 課 か のいちばん 実際 じっさい 的 てき なところです。ギリシアで 口座 こうざ を 開く ひらく には、これと 身分 みぶん 証 しょう が 要り いり ます。 取り とり 方 かた は 5.24 で 扱い あつかい ます。 六 むい つ 目 め は 3.14 の しなければならない で、 いくら 入れる いれる 必要 ひつよう があるか と 訊い きい ています。 七 なな つ 目 め の いくらでも は、3.19 の 関係 かんけい 節 せつ から 出 で た 決まっ きまっ た 形 かたち です。 対話 たいわ その 二 に — 郵便 ゆうびん 局 きょく で 話者 わしゃ : ユイと、 郵便 ゆうびん 局 きょく の 職員 しょくいん 。 丁寧 ていねい な 形 かたち です。 台詞 せりふ 訳 わけ Θέλω να στείλω αυτό στην Ιαπωνία. これを 日本 にっぽん へ 送り おくり たいのですが。 Γράμμα ή δέμα; 手紙 てがみ ですか、 小包 こづつみ ですか。 Δέμα. Πόσο κάνει; 小包 こづつみ です。いくらになりますか。 Δεκαοκτώ ευρώ. Θέλετε συστημένο; 十 じゅう 八 はち ユーロです。 書留 かきとめ になさいますか。 Ναι, γιατί βιάζομαι. はい、 急い いそい でいますので。 Τότε θα φτάσει σε μία βδομάδα. でしたら 一 いち 週間 しゅうかん で 着き つき ます。 Έστειλα τα έγγραφα ταχυδρομικώς. [3] 書類 しょるい は 郵便 ゆうびん で 送り おくり ました。 Έλαβες το γράμμα μου; [4] 私 わたくし の 手紙 てがみ は 届き とどき ましたか。 七 なな つ 目 め と 八 よう つ 目 め が 池 いけ から 取っ とっ た 文 ぶん です。 七 なな つ 目 め の 郵便 ゆうびん で は、 古い ふるい 形 かたち の 副詞 ふくし です。 形 かたち 編 へん 12 課 か で 扱っ あつかっ た、 現代 げんだい 語 ご の 型 かた に 収まら おさまら ない 語 ご の 仲間 なかま で、 書き言葉 かきことば と 役所 やくしょ の 言葉 ことば に 残っ のこっ ています。 五 いつ つ 目 め の 急い いそい でいます は 3.16 の 中動態 ちゅうどうたい で、 自分 じぶん を 急が いそが せる という 形 かたち です。 六 むい つ 目 め に 3.24 の 結果 けっか の 言い いい 方 かた が 出 で ています。 書留 かきとめ にしたから、 一 いち 週間 しゅうかん で 着く つく —— 前 まえ の 台詞 せりふ を 受け うけ て 理由 りゆう と 結果 けっか をつないでいます。 この 課 か で 使う つかう 型 かた — 既習 きしゅう の 復習 ふくしゅう 表 ひょう は 六 ろく 行 ぎょう です。この 課 か の 台詞 せりふ に 出 で ている 型 かた を 並べ ならべ ました。 型 かた どこで 学ん まなん だか この 課 か での 出 で 方 かた 法 ほう 助 じょ 動詞 どうし と 節 ふし 型 かた 編 へん 14 課 か いくら 入れる いれる 必要 ひつよう がありますか。しなければならない + 節 ふし 関係 かんけい 節 せつ 型 かた 編 へん 19 課 か いくらでも。〜するもの 何 なん でも、の 形 かたち から 出 で ている 中動態 ちゅうどうたい の 使い つかい 方 かた 型 かた 編 へん 16 課 か 急い いそい でいます。 自分 じぶん を 急が いそが せる 形 かたち 理由 りゆう ・ 目的 もくてき ・ 結果 けっか 型 かた 編 へん 24