自然を何から説明するか――タレスとアナクシマンドロス、主張と理由の入口 — Epoché
解説 水を出発点にする 原理とは、世界の成り立ちを説明する出発点。アリストテレスは、タレスが水を原理としたと伝える。 水が生育や栄養に重要だから選んだのではないか、という理由はアリストテレスの推測。タレス本人の言葉や確実な論証とはしない。 Presocratic Philosophy 一つの性質に限らない原理 アナクシマンドロスは、水など特定の要素ではなく、アペイロンを原理としたと伝えられる。ここでは、性質を水など一つに限定しない原理、と押さえる。 「無限」「無規定」と訳されるが、単に量が果てしなく多いという話に狭めない。 Presocratic Philosophy 誰が伝えた話かを分ける タレスの説は後代の証言で伝わる。アナクシマンドロスの文章も、後代のシンプリキオスが伝える中に残る。 本人の引用がどこまでか不確かな部分がある。本人の断片・後代の証言・研究者の解釈を区別する。 Presocratic Philosophy 世界を説明する出発点 人物 伝えられる原理 伝わり方 タレス 水 アリストテレスらの証言 アナクシマンドロス アペイロン シンプリキオスが伝える文章 二人の間に、科学へ進歩する一直線の矢印は引かない。 参考文献 Patricia Curd「Presocratic Philosophy」。 出典