3.10 弱い語根 ② — 語頭・重なる子音・ハムザ — Epoché
この 課 か でできるようになること 語頭 ごとう がワーウの 語根 ごこん の 変化 へんか を 追える おえる 。 同じ おなじ 子音 しいん が 重なる かさなる 語根 ごこん を、シャッダから 2 つの 子音 しいん に 開ける あける 。 ハムザを 含む ふくむ 語根 ごこん で、 台 だい の 字 じ が 変わっ かわっ ても 語根 ごこん を 取り出せる とりだせる 。 前提 ぜんてい : 3.9( 弱い よわい 語根 ごこん ① 真ん中 まんなか と 語末 ごまつ が 消える きえる ) 字面 じづら から 語根 ごこん が 消える きえる 3 つの 場合 ばあい 3.9 課 か では、 語根 ごこん の 真ん中 まんなか と 語末 ごまつ が 弱い よわい 場合 ばあい を 扱い あつかい ました。この 課 か では 残り のこり の 3 つ、 語頭 ごとう が 弱い よわい 場合 ばあい 、 同じ おなじ 子音 しいん が 重なる かさなる 場合 ばあい 、ハムザを 含む ふくむ 場合 ばあい を 扱い あつかい ます。 どれも 共通 きょうつう しているのは、 字面 じづら から 語根 ごこん の 子音 しいん が 見え みえ なくなる ことです。3 つの 子音 しいん のうちひとつが 消え きえ たり、2 つが 1 つに 縮ん ちぢん だり、 別 べつ の 字 じ に 化け ばけ たりします。だから 辞書 じしょ が 引け ひけ ません。 語頭 ごとう が 弱い よわい 語根 ごこん は、 現在 げんざい 形 かたち になると 語頭 ごとう の 字 じ が 消え きえ ます 。 見つける みつける という 動詞 どうし は 過去 かこ 形 けい ではワジャダですが、 現在 げんざい 形 かたち はヤジドゥ。 語頭 ごとう のワーウがどこにも 見え みえ ません。 同じ おなじ 子音 しいん が 重なる かさなる 語根 ごこん は、 2 つの 子音 しいん がシャッダひとつに 縮み ちぢみ ます 。 返す かえす という 動詞 どうし はラッダで、 字面 じづら は 2 字 じ ですが 語根 ごこん は 3 つ。ラーゥ・ダール・ダールです。シャッダを 2 つの 子音 しいん に 開く ひらく と、 語根 ごこん が 現れ あらわれ ます。 ハムザを 含む ふくむ 語根 ごこん は、 字 じ 編 へん 7 課 か で 扱っ あつかっ たとおり 台 だい の 字 じ が 前後 ぜんご の 母音 ぼいん で 変わり かわり ます 。 同じ おなじ 語根 ごこん なのに、アリフの 上 うえ に 乗っ のっ たり、ワーウの 上 うえ に 乗っ のっ たり、 台 だい を 持た もた なかったりします。 字 じ が 違っ ちがっ て 見え みえ ても、ハムザという 同じ おなじ 子音 しいん です。 この 3 つを 覚える おぼえる と、 この 課程 かてい で 出 で てくる 語 ご のほとんどについて 語根 ごこん が 取り出せる とりだせる ようになります。3.11 課 か で 無母音 むぼいん の 語 ご を 読む よむ 練習 れんしゅう に 進む すすむ 前 まえ に、ここを 固め かため ておきます。 型 かた の 表 ひょう まず 語頭 ごとう が 弱い よわい 語根 ごこん です。 語頭 ごとう がワーウの 語根 ごこん で、 現在 げんざい 形 かたち になるとその 字 じ が 消え きえ ます。 語根 ごこん 過去 かこ と 現在 げんざい 意味 いみ و‑ج‑د 過去 かこ وَجَدَ ワジャダ、 現在 げんざい يَجِدُ ヤジドゥ 見つける みつける و‑ص‑ل 過去 かこ وَصَلَ ワサラ、 現在 げんざい يَصِلُ ヤスィル 着く つく و‑ق‑ف 過去 かこ وَقَفَ ワカファ、 現在 げんざい يَقِفُ ヤキフ 立つ たつ 、 止まる とまる و‑ض‑ع 過去 かこ وَضَعَ ワダア、 現在 げんざい يَضَعُ ヤダウ 置く おく و‑ل‑د 過去 かこ وَلَدَ ワラダ、 現在 げんざい يَلِدُ ヤリドゥ 産む うむ 過去 かこ 形 かたち には 語頭 ごとう のワーウが 見え みえ ていますが、 現在 げんざい 形 けい では 消え きえ ます。 過去 かこ 形 かたち を 見れ みれ ば 語根 ごこん が 分かる わかる ので、3.9 課 か とは 逆 ぎゃく の 関係 かんけい です。 現在 げんざい 形 がた しか 手元 てもと に 無い ない ときは、 語頭 ごとう にワーウを 補っ おぎなっ て 辞書 じしょ を 引い ひい てみてください。 産む うむ という 動詞 どうし の 語根 ごこん から、 男の子 おとこのこ を 意味 いみ する 語 ご と、 生まれる うまれる ことを 意味 いみ する 語 ご が 作ら つくら れます。 誕生 たんじょう 日 ひ を 表す あらわす 語 ご もこの 語根 ごこん です。 読み よみ 方 かた 次 つぎ に、 同じ おなじ 子音 しいん が 2 番 ばん 目 め と 3 番 ばん 目 め に 重なる かさなる 語根 ごこん です。 この 語根 ごこん では、 2 つの 子音 しいん がシャッダひとつに 縮み ちぢみ ます 。 返す かえす という 動詞 どうし は 字面 じづら ではラーゥとダールの 2 字 じ にシャッダが 乗っ のっ た 形 かたち で、3 字 じ に 見え みえ ません。しかし 語根 ごこん は 3 つで、ラーゥ・ダール・ダールです。 縮む ちぢむ のは、2 つの 子音 しいん が 続い つづい て 同じ おなじ 音 おと になるからです。 音 おん 編 へん 1 課 か で 扱っ あつかっ た 重子音 じゅうしいん そのもので、 書く かく ときはシャッダで 示し しめし ます。 無母音 むぼいん ではシャッダも 書か かか れないので、 字面 じづら は 2 字 じ のままです。 辞書 じしょ を 引く ひく ときは、 シャッダの 付い つい た 子音 しいん を 2 回 かい 書く かく と 語根 ごこん になります。 返す かえす という 動詞 どうし ならラーゥ・ダール・ダール。 愛する あいする という 動詞 どうし ならハーゥ・バーゥ・バーゥ。 最後 さいご にハムザを 含む ふくむ 語根 ごこん です。ハムザは 字 じ 編 へん 7 課 か で 扱っ あつかっ たとおり、 台 だい の 字 じ が 前後 ぜんご の 母音 ぼいん で 決まり きまり ます。だから 同じ おなじ 語根 ごこん なのに、 活用 かつよう によって 台 だい が 変わり かわり ます 。 食べる たべる という 動詞 どうし は、 過去 かこ 形 けい ではアリフの 上 うえ 、 現在 げんざい 形 けい では 長い ながい アーに 化け ばけ ます。 見分け みわけ 方 かた は 単純 たんじゅん で、 台 だい の 字 じ は 無視 むし してハムザだけを 語根 ごこん に 数え かぞえ ます 。アリフの 上 うえ でもワーウの 上 うえ でも、ハムザはハムザです。 台 だい は 音 おと を 持た もた ないので、 語根 ごこん には 入り はいり ません。 種類 しゅるい 語根 ごこん と 字面 じづら 語根 ごこん の 取り出し とりだし 方 かた 重なる かさなる 子音 しいん 語根 ごこん ر‑د‑د 、 字面 じづら رَدّ ラッダ シャッダの 付い つい たダールを 2 回 かい 書く かく 重なる かさなる 子音 しいん 語根 ごこん ح‑ب‑ب 、 字面 じづら حَبّ ハッバ シャッダの 付い つい たバーゥを 2 回 かい 書く かく 重なる かさなる 子音 しいん 語根 ごこん م‑ر‑ر 、 字面 じづら مَرّ マッラ シャッダの 付い つい たラーゥを 2 回 かい 書く かく ハムザ 語根 ごこん أ‑ك‑ل 、 字面 じづら أَكَلَ アカラ アリフの 上 うえ のハムザを 語根 ごこん の 1 番 ばん 目 め に 数える かぞえる ハムザ 語根 ごこん س‑أ‑ل 、 字面 じづら سَأَلَ サアラ アリフの 上 うえ のハムザを 語根 ごこん の 2 番 ばん 目 め に 数える かぞえる ハムザ 語根 ごこん ق‑ر‑أ 、 字面 じづら قَرَأَ カラア 語末 ごまつ のハムザを 語根 ごこん の 3 番 ばん 目 め に 数える かぞえる 読む よむ という 動詞 どうし の 語根 ごこん は、カーフ・ラーゥ・ハムザです。ここから 作ら つくら れた 動作 どうさ の 名前 なまえ がキラーア、そして クルアーンという 語 ご もこの 語根 ごこん から 作ら つくら れています。「 読ま よま れるもの」「 朗誦 ろうしょう されるもの」という 意味 いみ です。 尋ねる たずねる という 動詞 どうし の 語根 ごこん からは、 質問 しつもん を 意味 いみ する 語 ご が 作ら つくら れます。 字 じ 編 へん 7 課 か でハムザの 例 れい として 出 で てきた 語 ご です。 頻出 ひんしゅつ 語 ご で 通す とおす この 課 か で 扱っ あつかっ た 3 種類 しゅるい の 語根 ごこん の、よく 使う つかう 動詞 どうし です。 過去 かこ と 現在 げんざい を 組 くみ で 覚え おぼえ てください。 過去 かこ と 現在 げんざい 意味 いみ 弱い よわい 場所 ばしょ 過去 かこ وَجَدَ 、 現在 げんざい يَجِدُ ヤジドゥ 見つける みつける 語頭 ごとう がワーウ 過去 かこ وَصَلَ 、 現在 げんざい يَصِلُ ヤスィル 着く つく 語頭 ごとう がワーウ 過去 かこ وَقَفَ 、 現在 げんざい يَقِفُ ヤキフ 立つ たつ 、 止まる とまる 語頭 ごとう がワーウ 過去 かこ وَضَعَ 、 現在 げんざい يَضَعُ ヤダウ 置く おく 語頭 ごとう がワーウ 過去 かこ رَدّ 、 現在 げんざい يَرُدّ ヤルッドゥ 返す かえす 、 答える こたえる 2 番 ばん 目 め と 3 番 ばん 目 め が 同じ おなじ 過去 かこ أَحَبّ 、 現在 げんざい يُحِبّ ユヒッブ 愛する あいする 、 好む このむ 同じ おなじ 子音 しいん が 重なる かさなる 、 第 だい IV 形 がた 過去 かこ مَرّ 、 現在 げんざい يَمُرّ ヤムッル 通り過ぎる とおりすぎる 2 番 ばん 目 め と 3 番 ばん 目 め が 同じ おなじ 過去 かこ أَكَلَ 、 現在 げんざい يَأْكُلُ ヤァクル 食べる たべる 語頭 ごとう がハムザ 過去 かこ سَأَلَ 、 現在 げんざい يَسْأَلُ ヤスアル 尋ねる たずねる 真ん中 まんなか がハムザ 過去 かこ قَرَأَ 、 現在 げんざい يَقْرَأُ ヤクラゥ 読む よむ 語末 ごまつ がハムザ 愛する あいする という 動詞 どうし は、 第 だい IV 形 がた で 同じ おなじ 子音 しいん が 重なる かさなる という 二 に 重 じゅう の 変化 へんか をします。 日常 にちじょう でいちばん 使う つかう 動詞 どうし のひとつ なのに 形 かたち が 崩れ くずれ ているので、 丸 まる ごと 覚え おぼえ てしまうほうが 早い はやい 語 ご です。1.6 課 か の 30 文 ぶん にも 何 なん 度 ど も 出 で てきました。 読む よむ という 動詞 どうし の 現在 げんざい 形 かたち は 語末 ごまつ がハムザで、 母音記号 ぼいんきごう が 付く つく と 少し すこし 複雑 ふくざつ な 形 かたち になります。この 課程 かてい では 単純 たんじゅん な 形 かたち だけ 扱い あつかい 、 活用 かつよう の 全体 ぜんたい は 4.11 課 か で 示し しめし ます。 日本語話者 にほんごわしゃ がつまずくところ シャッダを 1 つの 子音 しいん だと 数える かぞえる 。 シャッダは 同じ おなじ 子音 しいん が 2 つ 続い つづい ている 印 しるし です。 語根 ごこん を 数える かぞえる ときは 2 つに 開い ひらい てください。 字面 じづら が 2 字 じ でも、 語根 ごこん は 3 つあります。 ハムザの 台 だい を 語根 ごこん の 子音 しいん だと 思う おもう 。 台 だい のアリフ・ワーウ・ヤーゥは 音 おと を 持ち もち ません。 語根 ごこん に 数える かぞえる のはハムザだけです。0.7 課 か の 内容 ないよう がここで 効き きき ます。 語頭 ごとう のワーウを 忘れる わすれる 。 現在 げんざい 形 かたち だけを 見 み て 辞書 じしょ を 引く ひく と 見つかり みつかり ません。 語頭 ごとう にワーウを 補っ おぎなっ てみる のが、 見つから みつから ないときの 定石 じょうせき です。 着く つく ・ 立つ たつ ・ 置く おく ・ 見つける みつける といった 基本 きほん 動詞 どうし が、みなこの 語根 ごこん です。 練習 れんしゅう 練習 れんしゅう 1 — 語根 ごこん を 復元 ふくげん する 次 つぎ の 動詞 どうし の 語根 ごこん を 復元 ふくげん し、 字 じ の 名前 なまえ で 答え こたえ てください。 母音 ぼいん を 補っ おぎなっ て 読ん よん でください。 答え こたえ はこの 課 か の 最後 さいご にあります。 يجد رد أكل يصل قرأ 練習 れんしゅう 2 — 音読 おんどく 次 つぎ の 5 つの 動詞 どうし を 声 こえ に 出し だし て 読ん よん でください。 重なっ かさなっ た 子音 しいん は 1 拍 はく ぶん 保ち たもち 、ハムザは 喉 のど をいった