Do We Need Honorific Speech? — Epoche C2
敬語は必要か議論 Speakers: 論者A · 論者B 論者A 敬語の複雑さは、日本語学習者を最も悩ませるものだね。 論者B そう。「させていただく」の氾濫など、母語話者でも混乱している。 論者A いっそ、簡略化すべきだという意見もある。 論者B 合理性だけ見ればね。だが、敬語は社会の潤滑油でもある。 論者A 上下や親疎を瞬時に表現できる装置か。 論者B まさに。言葉を選ぶこと自体が相手への配慮の表明だ。 論者A ただ、その配慮が過剰な儀礼に堕すこともある。 論者B そう。心のない敬語は、かえって慇懃無礼だ。 論者A 形式と敬意がずれる瞬間だね。 論者B まさに。言葉は変化する。敬語も簡略化へ向かうだろう。 論者A ただ、敬う心まで失われてはいけない、と。 論者B そう。形は変わっても、配慮の本質は残るべきなんだ。